大日本帝国海軍】2航空母艦編0124伊吹 [II](←重巡洋艦、未成) | エコノミライ研究所のブログ

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2015年2月16日に設立した任意団体です。
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を探求して行きます。

令和6(2024)年、辰年

 

辰といえば「龍」

 

「龍」驤にはじまり、飛「龍」、蒼「龍」、「龍」鳳など、帝国海軍の航空母艦には

 

「龍」の字が付されたフネが少なくありません。

 

飛行物体を取り扱う艦種でありながら、自身も千年万年の齢(よわい)を重ねて欲しい

 

という、艦政本部の思惑が見え隠れします。

 

そのような艦種にクローズアップしている最中に年越しを迎えたのも、何かの「縁(えん)」かもしれません。

 

ウィキペディアはじめ、様々な文献や記録に残っている、近代国家として歩み始めた「日の本(ひのもと)」が、地球上の人類社会でトップグループを維持するために必要とされた「投資」物件である、戦艦をはじめとする、海上艦艇の歴史を紐解くシリーズを始めさせて戴いています。

 

1945年8月14日をもって無力化された

 

とはいえ、21世紀に入っても、「イージスアショア」計画が頓挫(とんざ)し、再び、イージス艦計画の延長線上に組み込まれることになりそうな現代「日本国」にとっても、参考となる「歴史の勉強」である、と確信いたします。

 

「ミライ」

 

への投資が、<いま>を生きる<ひと>にとって、どのような意味があるのかについて、考える切欠ともなる

 

思索の旅

 

幕末戊辰戦争前後から脈々と受け継がれてきた、「日の本」の海軍戦力に欠かせない、水上艦船についての紹介シリーズであります。

 

紹介する順番としましては、戦艦(巡洋戦艦)を筆頭に、巡洋艦、空母、駆逐艦、等々となります。

 

今回から紹介する艦型は、登場当初、国家を代表する艦船ではありませんでしたが、

 

海上戦闘の歴史的変化と共に、最重要艦艇の一種として定着した

 

航空母艦

 

です。

 

今回は、ミッドウェー海戦にて弱体化した空母兵力補充のため

 

帝国海軍が改鈴谷型重巡洋艦として建造中にも関わらず、航空母艦として設計変更の上、建造しつつあるも

 

戦況悪化により矢矧や酒匂の建造が優先されたり、資材調達に難儀するなどして、結局、終戦時進捗80%の段階で未成であった

 

伊吹 [II](←重巡洋艦、未成)

 

について紹介致します。

 

 

 
(出典:ウィキペディア伊吹 (空母) - Wikipedia
 
伊吹(いぶき)は、大日本帝国海軍の航空母艦である。改鈴谷型重巡洋艦の1番艦として起工され、建造中に航空母艦へ変更されたが、未完成のまま終戦を迎え、1946年(昭和21年)に解体処分された。

艦名は「伊吹山」による。日本海軍では同名の艦艇に、巡洋戦艦「伊吹」(1923年9月20日に退役)があった。海軍施設本部補給部書記生だった遠藤昭によれば、候補艦名としては他に『鞍馬』があったという。

艦型
空母への改装による重心の上昇に対応し復原力をあたえるため、船体にバルジが増設された。また艦載機の大型化に対応するために、船体長よりも長い飛行甲板(長さ205m、幅23m)を設置する。このため、従来の日本軍小型空母のように船体前方の飛行甲板下に艦橋を設けることが出来ず、日本の小型空母としては異例のアイランド(島型艦橋)を採用している。重巡洋艦からの改装のため、格納庫は1段のみ、魚雷調整場も有しない。このため搭載航空機数はそれほど多くなく、エレベーターも2基のみで小さかった。改装案では、銃砲座のブルワークは丸みを帯びていたが、戦時改装に伴い直線状の簡易なものとなった。

戦後に撮影された写真では、艦体は迷彩を施さずに軍艦色一色で塗装されているほか、なぜか赤い水線塗装が喫水線ではなくバルジに沿って塗装されていた。

空母への改装にあたり、ボイラーとタービンを巡洋艦計画時より半減した。空いたボイラー室は重油タンク等に、後部のタービン室は航空機用のガソリンタンク(軽質油庫)となり、プロペラ軸数も、最上型重巡洋艦の4軸から2軸に減少している。これによって出力は15万2,000馬力から7万2,000馬力に減少し、最高速力は35.0ノットから29.0ノットへ減速、航続距離は18ノットで8,000海里を予定していた。最高速度が30ノットに満たなかったのは、6,300海里であった重巡洋艦時の航続距離の延長と、大鷹型航空母艦などの商船改装空母がほぼ同じ速力で運用されても支障なかったためだと予想されている。機関室舷側に30 - 100mm、(機関室上部)甲板35mmの防御を施した。余剰となった本艦と第301号艦の機関は雲龍型航空母艦2番艦「天城」と同型4番艦「笠置」に転用された。

兵装
搭載機
搭載機として、零戦の後継機として開発中だった艦上戦闘機「烈風」と、艦上爆撃機・艦上攻撃機を一機種に統合した艦上攻撃機「流星」が予定されていた。軍令部からの要望性能では十七試艦戦(烈風)・十六試艦攻(流星)各15機の計30機であったが、のちに流星を12機に減らし、合計27機で全機常用とした。格納庫が小さかったため、15機の烈風は4機のみ格納庫に収納し、11機(10機とも)は露天繋止とした。このほか、搭載が予定されていた新鋭機の「彩雲」は艦内収容が困難となり、露天繋止されることになっていた。

搭載する航空魚雷は12本(もしくは18本)で商船改装空母と同じであったが、格納庫の小型化で航空爆弾の量は大幅に制限され、80番爆弾(800㎏爆弾)は12発、25番爆弾(250㎏爆弾)は24発のみ。6番爆弾(60㎏爆弾)以下の小型爆弾は搭載しないとされた。

対空兵装
初期の改装案では、対空火器として九六式 25mm(61口径)三連装機銃のみ搭載するという計画であった。だが、これだけでは不十分と判断され、阿賀野型軽巡洋艦の高角砲にも使用された「長8センチ高角砲」連装2基を搭載する予定であった。長8センチ高角砲の採用は、艦体が小さいことによる復原性の確保にあったと推定されている。高角砲は当初後部に配置する予定だったが、最終的に艦体前部への配置となった。これらの対空火器は、千歳型航空母艦改装時の教訓から、反対舷への射撃もできるよう飛行甲板とほぼ同じ高い位置に配置された。この高角砲2基分に加え、25mm三連装機銃片舷8基ずつ計16基分(計17基とも)、12cm28連装噴進砲片舷2基ずつ計4基分の架台も設置された。

電子兵装
戦時中に建造された艦に共通する特徴として、当初から電探(レーダー)の搭載が考慮されていた。改装案では、21号電探を艦橋上と飛行甲板前部中央(隠顕式)に各1基搭載する予定になっていた。最終的には22号電探2基、13号電探2基の搭載が計画された。また21号1基、22号1基、13号2基の搭載とする文献もある。

艦歴
日本海軍は太平洋戦争直前の昭和16年度戦時建造計画(マル急計画)において、最上型(鈴谷型)重巡洋艦の準同型艦(改鈴谷型重巡洋艦)を2隻建造することを計画、仮称第300号艦と仮称第301号艦の建造を決定した。重巡として完成した場合の性能は、公試排水量13890トン、速力35ノットであったという。完成を急ぐために鈴谷型の設計を流用しつつ、若干の修正を施す。鈴谷型の魚雷発射管(3連装×4基)を、伊吹型では4連装×4基に強化。無線空中線延長と航空機運用のため、後部マストを四番砲塔直前に移動した点が外観上の相違点となった。 「第300号艦」は1942年(昭和17年)4月24日に呉工廠で、同型艦の「第301号艦」は同年6月1日に三菱重工業長崎造船所で起工された。

しかし、日本海軍は1942年(昭和17年)6月5日のミッドウェー海戦で大敗して主力空母4隻(赤城、加賀、蒼龍、飛龍)を喪失、急遽航空母艦の急速大量建造を行うことになった(昭和17年6月30日決裁、官房機密第8107号、航空母艦増勢実行ニ関スル件仰裁)。同日附の軍令部商議による「既定軍戦備計画の修正」において「第301号艦」は建造中止(同一船台で雲龍型空母「天城」建造)。「第300号艦」は『速やかに進水せしめ工事を一時中止』と決定した。

「第300号艦(伊吹)」は水上偵察機搭載の中止、魚雷発射管を島風型駆逐艦「島風」の零式5連装魚雷発射管と共通にする等の設計変更を行いつつ、工事を続けた。1943年(昭和18年)4月5日の命名とともに一等巡洋艦として登録される。5月21日、高松宮宣仁親王(昭和天皇弟宮、海軍大佐)臨席のもとで進水した。同日附で舞鶴鎮守府籍。

しかし、進水後の工事中止はすでに決定されていたため、「伊吹」は呉工廠魚雷実験部沖(烏小島沖)に繋留放置された。艦政本部は「伊吹」の有効利用について、苦心しながら研究を続けていた。缶室や機械室区画を半分として残部分に補給用重油タンクを増設した艦隊随伴型高速給油艦の他、水上機母艦、高速輸送艦等への改造が検討される。

その頃、アメリカ海軍は重巡洋艦以上の艦体を持つクリーブランド級軽巡洋艦を軽空母へと改造、インディペンデンス級航空母艦として続々と建造していた。1番艦「インディペンデンス(旧アムステルダム)」は1942年(昭和17年)8月22日進水、1943年(昭和18年)1月14日竣工。米海軍の動向は日本海軍も察知していた。これに影響される形で、日本海軍は1943年(昭和18年)8月に巡洋艦「伊吹」の軽空母改造を決定した。

1943年(昭和18年)11月1日、第300号艦(伊吹)の佐世保海軍工廠での改造と、昭和20年3月末の完成予定が通知される。「伊吹」は潜水母艦「迅鯨」の曳航によって佐世保に回航されることになった。海防艦「壱岐」に護衛された2隻(迅鯨、伊吹)は、11月22日佐世保到着。ただちに佐世保海軍工廠にて空母改造工事が再開された。しかし、重巡洋艦としての工事がかなり進んでいた船体を無理に空母として転用したため、主砲塔などの撤去工事から行わなくてはならなかったことや、佐世保工廠が他の艦船の建造(伊吹の佐世保到着時、阿賀野型軽巡洋艦3番艦矢矧、同型4番艦酒匂《第135号艦》建造中)や修理のほうに力を入れなければならなかった為に工事はあまり進まず、予定の工期から大きく遅れ続けた。

1945年(昭和20年)になっても「伊吹」は建造中であった。更なる戦局の悪化に伴い物資の調達に苦労し、さらに制海権の喪失で作戦活動に従事する見込みもなくなっていた。日本海軍の空母機動部隊は前年のマリアナ沖海戦とレイテ沖海戦で壊滅し、残存した空母「隼鷹」や「龍鳳」、戦争中に竣工した雲龍型航空母艦3隻(雲龍、天城、葛城)や大和型戦艦改造空母「信濃」等は輸送任務に投入されるか、あるいは停泊中に空襲を受け、消耗していった。

1月20日附で松浦義大佐(当時、空母龍鳳艦長)が伊吹艤装員長に任命される。1月25日、佐世保海軍工廠に設置された伊吹艤装員事務所は、事務を開始する。 だが2月25日附で松浦艤装員長は軽巡洋艦「大淀」艦長へ転出。佐世保海軍港務部長の清水正心大佐が、港務部長と伊吹艤装員長を兼務することになった。

3月16日、空母「伊吹」の工事は進捗率80%で中止。4月2日には艤装員事務所も撤去。その後は終戦まで港内に放置された。

年表

解体処分中の伊吹(1947年3月14日)
1942年(昭和17年)4月24日 - 呉工廠にて起工(第300号艦)。
1943年(昭和18年)
4月5日 - 軍艦「伊吹」と命名。
5月21日 - 進水。以後工事中止(以降も工事が続行されていたという話もある)。
11月22日 - 潜水母艦迅鯨に曳航され呉発(20日)、佐世保に到着(22日)。佐世保工廠にて空母改装工事に着手。
1945年(昭和20年)3月16日 - 工程80%で工事中止。
1946年(昭和21年)11月22日 - 佐世保船舶工業(旧佐世保工廠)第7ドックで解体開始。
1947年(昭和22年)8月1日 - 解体完了。
艤装員長
松浦義 大佐:1945年1月20日 -
(兼)清水正心 大佐:1945年2月25日 - 1945年5月10日(本職:佐世保海軍港務部長)
工事中止のため5月10日以降は艤装員長を置かなくなる。

 

<基本情報>

建造所    進水まで:呉海軍工廠
空母改造:佐世保海軍工廠
運用者     大日本帝国海軍
艦歴
計画    1942年度(マル急計画)
発注    1942年1月16日訓令
起工    1942年4月24日
進水    1943年5月21日
その後    1943年11月から空母へ改造
1945年3月16日工事中止
1946年から翌年解体
要目(空母としての計画)
基準排水量    12,500英トン
公試排水量    14,800トン
満載排水量    16,071トン
全長    200.6m
205.0m(飛行甲板長)
水線長    198.37m
水線幅    20.76m または21.2m
深さ    上甲板まで 10.43m
飛行甲板まで 17.900m
飛行甲板    縦:205.0m × 幅:23.0m
エレベーター2基
吃水    6.31m (公試時)
ボイラー    ロ号艦本式缶(空気余熱器付)4基
主機    艦本式タービン2基
推進    2軸 x 328rpm、直径3.950m
出力    72,000hp
速力    29.0ノット
燃料    重油:3,060トン、もしくは重油3,600トン
航続距離    7,500カイリ/ 18ノット
乗員    計画乗員1,015名
兵装    九八式8cm連装高角砲2基4門
25mm機銃3連装16基48挺(もしくは17基51挺)
同単装機銃12挺
12cm噴進砲4基
爆雷30個
装甲    弾薬庫舷側140-30mm、甲板40mm
機械室舷側100-30mm、甲板35mm
搭載機    艦戦15、艦攻12(計27機。露天繋止10機または11機を含む)
レーダー    22号電探2基
13号電探2基
ソナー    四式水中聴音機1組
三式探信儀1組

 

このような感じで、次回も続けます。

 

 

番外編を含め、戦艦の紹介だけで100回以上ものスペースを要しましたが

 

漸(ようや)く、「航空母艦編」を紹介しています。


 

次回もお楽しみに。

 

エコノミライ研究所

所長 楊田芳樹

 

 

1    黎明期
1.1    軍艦
1.2    運輸船
1.3    その他
2    艦艇
2.1    軍艦
2.1.1    戦艦
2.1.1.1    一等戦艦
2.1.1.2    二等戦艦
2.1.1.3    等級廃止後
2.1.2    巡洋戦艦
☆今回☆2.1.3    航空母艦
2.1.4    巡洋艦
2.1.4.1    等級制定以前(スループ)
2.1.4.2    等級制定以前(コルベット)
2.1.4.3    等級制定以前(巡洋艦)
2.1.4.4    等級制定以前(戦利巡洋艦)
2.1.4.5    等級制定以前(装甲巡洋艦)
2.1.4.6    等級制定以前(防護巡洋艦)
2.1.4.7    一等巡洋艦(装甲巡洋艦)
2.1.4.8    一等巡洋艦(重巡洋艦)
2.1.4.9    二等巡洋艦(防護巡洋艦)
2.1.4.10    二等巡洋艦(軽巡洋艦)
2.1.4.11    三等巡洋艦(防護巡洋艦)
2.1.5    水上機母艦
2.1.6    水雷母艦
2.1.7    潜水母艦
2.1.8    水雷砲艦
2.1.9    通報艦
2.1.10    敷設艦
2.1.10.1    急設網艦
2.1.11    練習戦艦
2.1.12    練習巡洋艦
2.2    駆逐艦
2.2.1    等級制定以前
2.2.2    一等駆逐艦
2.2.3    二等駆逐艦
2.3    潜水艦
2.3.1    一等潜水艦
2.3.1.1    海大型潜水艦
2.3.1.2    巡潜型潜水艦
2.3.1.3    その他の一等潜水艦
2.3.2    二等潜水艦
2.3.3    三等潜水艦
2.3.4    第一次世界大戦戦利潜水艦
2.3.5    特殊潜航艇・特攻兵器
2.3.6    実験艦・計画艦
2.4    砲艦
2.4.1    河用砲艦
2.5    海防艦
2.5.1    旧定義艦
2.5.1.1    一等海防艦
2.5.1.2    二等海防艦
2.5.1.3    三等海防艦
2.5.1.4    等級廃止後
2.5.2    新定義艦
2.6    輸送艦
2.6.1    一等輸送艦
2.6.2    二等輸送艦
2.7    水雷艇
2.7.1    一等水雷艇
2.7.2    二等水雷艇
2.7.3    三等水雷艇
2.7.4    日清戦争戦利艇
2.7.5    昭和期の水雷艇
2.8    掃海艇
2.9    駆潜艇
2.10    敷設艇
2.10.1    二等敷設艇
2.10.2    三等敷設艇
2.11    哨戒艇
3    特務艦艇
3.1    特務艦
3.1.1    工作艦
3.1.2    運送艦
3.1.2.1    給油艦
3.1.2.2    給炭艦
3.1.2.3    給炭油艦
3.1.2.4    給兵艦
3.1.2.5    給糧艦
3.1.3    砕氷艦
3.1.4    測量艦
3.1.5    標的艦
3.1.6    練習特務艦
3.2    特務艇
3.2.1    掃海特務艇
3.2.2    駆潜特務艇
3.2.3    敷設特務艇
3.2.4    哨戒特務艇
3.2.5    海防艇
3.2.6    電纜敷設艇
3.2.7    潜水艦母艇
3.2.8    魚雷艇
3.2.8.1    試作魚雷艇
3.2.8.2    輸入魚雷艇
3.2.8.3    T-1型
3.2.8.4    甲型魚雷艇
3.2.8.5    乙型魚雷艇
3.2.8.6    隼艇
3.2.8.7    太平洋戦争戦利魚雷艇
4    特設艦艇
4.1    特設軍艦
4.1.1    特設航空母艦
4.1.2    特設水上機母艦
4.1.3    特設航空機運搬艦
4.1.4    特設巡洋艦
4.1.5    特設敷設艦
4.1.6    特設急設網艦
4.1.7    特設潜水母艦
4.1.8    特設水雷母艦
4.1.9    特設掃海母艦
4.1.10    特設砲艦
4.1.10.1    砲艦兼砕氷艦
4.1.10.2    砲艦大
4.1.10.3    砲艦小
4.1.10.4    砲艦兼敷設艦
4.2    特設特務艇
4.2.1    特設捕獲網艇
4.2.2    特設防潜網艇
4.2.3    特設敷設艇
4.2.4    特設駆潜艇
4.2.5    特設掃海艇
4.2.6    特設監視艇
4.2.7    特設工作艦
4.2.8    特設港務艦
4.2.9    特設測量艦
4.2.10    特設電纜敷設船
4.2.11    特設病院船
4.2.12    特設救難船
4.2.13    特設運送艦船
4.2.13.1    給兵船
4.2.13.2    給水船
4.2.13.3    給糧船
4.2.13.4    給炭船
4.2.13.5    給炭油船
4.2.13.6    給油船
4.2.13.7    雑用船
5    雑役船
5.1    工作船
5.2    海洋観測船
5.3    交通船
5.4    救難船兼曳船」

(出典:同上)

 

 

艦艇 (「〇」は紹介済み艦型)
軍艦
戦艦
一等戦艦
〇富士型:

 0053富士 [II](→戦艦→一等海防艦→運送艦→練習特務艦)

 0054 八島
〇敷島型:

 0055敷島(→戦艦→一等海防艦→練習特務艦) 

 0056朝日(→戦艦→一等海防艦→練習特務艦→工作艦) 

 0057初瀬

 0058三笠(→戦艦→一等海防艦→記念艦)
〇日露戦争戦利艦
 0059丹後(←ロシア海軍戦艦ポルタワ / →戦艦→一等海防艦→ロシアへ返還)
 0060相模(←ロシア海軍戦艦ペレスヴェート / →戦艦→一等海防艦→ロシアへ返還) 〇相模型

 0061周防(←ロシア海軍戦艦ポベーダ / →戦艦→一等海防艦→雑役船)〇相模型
 0062肥前(←ロシア海軍戦艦レトヴィザン / →戦艦→一等海防艦)
 0063石見(←ロシア海軍戦艦オリョール / →戦艦→一等海防艦→雑役船)
〇二等戦艦
 0064扶桑 [I](→一等海防艦)
 0065鎮遠(←清国海軍戦艦 鎮遠 / →一等海防艦)〇日清戦争戦利艦
〇日露戦争戦利艦
 0066壱岐 [I](←ロシア海軍戦艦インペラートル・ニコライ1世 / →一等海防艦)

等級廃止後
〇香取型

 0067香取 [I]

 0068鹿島 [I]

〇薩摩型

 0069薩摩

 0070安芸
〇河内型

 0071河内 [II]

 0072摂津 [II]

〇第一次世界大戦戦利艦
 0073トゥルグート・レイス(オスマン帝国海軍戦艦)(割り当てられるも取得せず)
 0074ナッサウ(ドイツ海軍戦艦)(→就役せず。売却・解体)
 0075オルデンブルク(ドイツ海軍戦艦)(→就役せず。売却・解体)

 

巡洋戦艦
※最終時の艦種類別には存在しない。

〇筑波型:

 0076筑波 [II]

 0077生駒 [I]
〇鞍馬型:

 0078鞍馬 [I]

 0079伊吹 [I]
〇金剛型(→全艦戦艦に類別変更)

 0080金剛 [II]

 0081比叡 [II]

 0082榛名

 0083霧島
〇天城型:

 0084天城 [II](→航空母艦→未成) 

 0085赤城 [II](→航空母艦) 

 愛宕 [II](未成) 

 高雄 [III](未成)
〇第8号型(13号型):第8号(13号艦) - 第9号(14号艦) - 第10号(15号艦) - 第11号(16号艦)(全艦計画のみ)

金剛型(←巡洋戦艦):金剛 [II] - 比叡 [II] - 榛名 - 霧島
 

〇扶桑型

 0086扶桑 [II]

 0087山城
〇伊勢型

 0088伊勢

 0089日向
〇長門型

 0090長門

 0091陸奥
〇加賀型

 0092加賀(→航空母艦)

 0093土佐(未成)
〇紀伊型

 紀伊(未起工)

 尾張(未起工)

 第13号(11号艦)(計画のみ)

 第14号(12号艦)(計画のみ)
〇金剛代艦型

 藤本案

 平賀案(計画のみ)
〇大和型

 0094大和 [II]

 0095武蔵 [III]

 0096 110号艦(→航空母艦信濃)

 0097 111号艦
〇改大和型:797号艦
〇超大和型:798号艦 - 799号艦

航空母艦
 0098若宮 [I](←二等海防艦←輸送船←英船レシントン)※類別上は最後まで水上機母艦とはされていない。
 0099鳳翔 [II]
 0100翔鶴 [II] - 第3艦(全艦計画のみ)
 0101赤城 [II](←巡洋戦艦) 

 0102天城 [II](←巡洋戦艦未成)
 0103加賀(←戦艦)
 0104龍驤 [II]
 0105G6(計画のみ)
 0106蒼龍 [II]
 0107飛龍 [II]
〇翔鶴型

 0108翔鶴 [III]

 0109瑞鶴
〇瑞鳳型(祥鳳型)(←潜水母艦)

 0110瑞鳳(←高崎 [II])

 0111祥鳳(←剣埼 [II])

 0112龍鳳(←潜水母艦 大鯨)

〇大鷹型(←特設航空母艦)

 0113大鷹(←春日丸)

 0114雲鷹(←八幡丸)

 0115冲鷹 [II](←新田丸)

〇千歳型(←水上機母艦)

 0116千歳 [II]

 0117千代田 [III]
〇隼鷹型(飛鷹型)(←特設航空母艦)

 0118飛鷹(←出雲丸)

 0119隼鷹(←橿原丸)

0120大鳳
0121海鷹(←あるぜんちな丸)
0122神鷹(←シャルンホルスト)

0123信濃(←戦艦)
0124伊吹 [II](←重巡洋艦、未成)
〇雲龍型

 0125雲龍

 0126天城 [III]

 5002号艦(建造中止)

 0127葛城 [II]

 0128笠置 [II](未成)

 5005号艦(建造中止)

 0129阿蘇 [II](未成)

 0130生駒 [II](未成)

 5008号艦( 鞍馬 [II](未着工))

 5009号艦(未着工)

 5010号艦(未着工)

 5011号艦(未着工)

 5012号艦(未着工)

 5013号艦(未着工)

 5014号艦(未着工)

 5015号艦(未着工)
G14型:801号艦 - 802号艦(全艦計画のみ)
改大鳳型:5021号艦 - 5022号艦 - 5023号艦 - 5024号艦 - 5025号艦(全艦未着工)
G18(計画のみ)

などなど