「自転車、ペダル踏んでも進まん!」
と言われたので、(うそやろー)と思いながら
“一寸漕がせて下さい”
と謂うて試したところ、本当に、ペダルが空回りして漕げません。。
「いいわ、歩いていくわ」
ということで、自転車移動を諦めて貰うしかなかったという、気の毒な思いを、家の者にさせてしまいました。
故障している部品は分かっています。
後輪の軸に内蔵されている「ハブ」という部品の一部が、金属疲労により欠けています。
20年近く、使い続けてきた自転車ですから、此処が潮時。
買い替えの判断をしました。
用事が終わり、直ちに、近所の自転車屋さんへ行くべく、車にその自転車を載せる直前、もう一度、試しに、その自転車を漕いでみたところ、
何と!進むでは有りませんか。。。
何とも複雑な気持ちに成りましたが、
「もう、充分使ったから、直す手間より、買い替えの方が早いわ」
という後押しも有りましたので、思い立ったら吉日、予定どおり、自転車屋へと向かったのであります。
ここ数年、自転車の買い替えばかり続いている気がします。
気が付けば、楊田家の自転車は、総取っ替えとなりました。
“新しい自転車に成って良かったね、試しに家まで乗って帰ってみる?“
「そうするわ、良い運動になるし」
ということで、楊田はクルマ、家の者は新しい自転車で、それぞれ帰宅したのですが、
一寸した問題発生
「お尻が、痛いわー、なんでサドル、こんなに堅いん?」
“ならば、自転車屋に電話して、下取りしてもらった自転車のサドル、譲って貰えるか、相談してみて”
「えー、、今?」
“今しか対応出禁から、頼みます”
先方の自転車屋さんには無理をお願いすることなので
電話するには、確かに勇気の必要な状況でしたが、
下取りに出した◇リヂ◇トンのサドルは、最初の部品が経年劣化で傷んでいたため、数年前に、ネットで注文、購入した比較的新しい部品でした。
楊田は、クルマで一番大切なのは椅子の座り心地だ、と云うておりますが、
まさか、自転車の場合も、同様の問題が有ろうとは、「灯台下暗し」な気持ちでありました。
幸い、自転車屋さんから快い返答を下さいましたので、再び、お店を訪問し、取り外したサドルを頂くことに成功しました。
このハナシ、なげえなぁ
サドル交換の話題も、オチが付きました。
「サドル交換、難しいわ」
“どれどれ、手伝ってシンゼヨウ“
簡単な作業だと鷹を括って居りましたが、存外、力を入れなければ脱着の難しい部品でして、しかも、折角できたと思いきや、試乗しましたら
「サドルが前に傾き過ぎ、ずり落ちそう」
ということなので、その後の調整にも、難儀致しました。
「こんなもんかな、ありがとう」
というわけで、漸く、自転車の買い替えミッションをクリアする事が出来ました。
実は、ハナシはここで終わりません。
[余ったサドルがホシイ]
と、別の家の者からの要望が有りまして、
「なんで?必要なん?」
[クッションの部分が出っ張っていて堅くて、尻が痛いんよ]
家の者が堅いと言ったから交換の末余ったサドルの方が、素材が柔らかそうだ、と家の者は思ったのでしょう。
“やってみれば”
と、その者に任せましたところ
暫くした後
[できんわ、どーすればいいん?]
と謂われたものですから、
更なるサドル交換作業をする事に。
無事に出来ましたけれども、
今日日の若者はレンチの使い方も下手なのか、もっと、色々なものを壊したり分解したり、組み立てたりする経験をさせれば良かったかもしれない
という後悔の念を抱きました。
ただ、この者の先は、まだまだ長いですから、今回は、手本を見せてあげた、ということに留め、今後に期待する事と致しました。
閑話休題
マタツマラヌモノヲカ井テシマツタ
存外、一人思い出し笑いをしながら書いて居りましたので、なにやっとん?という冷たい目線を頂きましたので、
検閲を受けさせてもらい、オッケーを頂きましたので、この文書をアップロードします。
それでは、本日も素敵な日曜日で有りますことを。