少し遅くなりましたが
国道2号線高梁川大橋拡幅工事
の続編をお届けします。
この記事を記している2018年7月の段階で
かなり橋梁も伸びていますが
5月の段階では、その工程の前提となる、橋脚から橋脚へと渡すためのガイド桁なる構造物の組み立てが終わり、実際に掛ける梁部分の組み立てが始まっていることを確認できます。
この写真右上の緑色の部分を、楊田的に「ガイド桁」と呼んでいます。
桁部分は、橋脚の上部に設置された
スライド機構付きのジャッキで手前(西側)から向こう側(東側)へと徐々に延びていきます。
桁部分が東側に延びていくのは、この写真の少し右上部分に茶色く見える
実際の桁部分を数メートル毎に組み立てて行き、作業スペース一杯になると東へ伸ばす、という段取りのようです。
上述の説明を思い出しながら、これらの写真を
もう一度見てみましょう。
とても蒸し暑い季節なので、現場は過酷な環境なのではなかろうかと推察します。
現場で働く方々、
いつもありがとうございます!
この撮影日も、用事の合間に立ち寄ったためあまり時間がなかったのですが
橋の南側にある歩道専用路
を進み、車道から工事部分を見てみました。
桁部分が、車道よりも高い場所で東側へとスライドして行っていることが分かります。
目下最大の疑問は、桁部分が東の端まで届く長さまで完成したならば、
どうやってジャッキを外して橋脚と接続するのか、ということです。
恐らくは
大なり小なり
危険が付きまとう
かもしれませんけれど
以上、2018年5月段階での
国道2号線
高梁川大橋拡幅工事
の模様をお伝えしました。
エコノミライ研究所
所長 楊田芳樹
(編集後記:この記事はシリーズ化しています。
橋の仕上がり具合の記録として、地元の思い出の一つとして、残れば幸いです。)