地元の環境局主催の
小学生対象の
水素エネルギー実験教室に
家の者が参加するため、
付き添いで筆者も行ってきました。
倉敷市水島にある環境学習センター
環境学習センター駐車場には、
公用車のホンダクラリティFuelCellと
水素ステーションがあります。
一市民としては、有効活用してもらうよう、願うばかりです。
以前にもお伝えしましたが、
この車を動かすために必要なのは水素です。
その水素を作るために必要なのは
水道管から引いた水と
施設の屋根に設置されてある太陽光パネルで発電された電気
です。
実質ゼロ円で済みます!!
だからこそ、いろいろ使ってみて
ユーザーとしての情報を
一つでも多くホンダさんに
フィードバックしてあげて欲しい
と願うのです。
クラリティのことはさておき、
水素エネルギー実験教室の話についてですが
最初は、撮影を遠慮してしまい、講義部分は撮っていませんでした。
しかし、この写真にある、工作車を組み立て始める辺りから、他の親御さんが写真を取り始めたので、筆者も便乗しました。
同じように組み立てたのに、速度が速いクルマと遅いクルマ、という違いを目撃しました。
充填した水素は、両車同じ、にも関わらずです。
なぜ、走る速さが違うのでしょうか?
因みに、遅いクルマの方も、結局は速いクルマと大体同じような距離を走っていました。
答えは、この写真を見たら、分かるヒトには分かります。
並べてあるクルマ同士、よく見比べてみて下さい。
分かりましたか?
答えは、
赤と黒のプラグで繋がれている
部品の大きさです。
大きさのちがいは、
赤と緑の板の重なりの枚数の違いです。
この部分が、いわゆる
燃料電池スタック
と呼ばれる部分で、
この部品に水素を送り込むと
化学反応が生じて電気と水が精製されます。
水のほうは、ドレンから排出され、
発生した電気は、プラグを通じてモーターに電力として送られる
という仕組みです。
燃料電池車が動く仕組みを学んだ小学生は、
実際に屋外に出て
燃料電池車の実物を見て確かめました。
ボンネットを開いて直ぐに見える大きなユニットに、青い長袖の上着を着た人の手が触れていますが、
それこそが、クラリティの発電部分である燃料電池スタックです。
従来型よりもかなりコンパクトになった、
と、大山EVラリーにて開発者の方がコメントしていました。
燃料電池車から発生する電気以外に、唯一出てくるのが
水
です。
これはもう、宇宙船か何かだ、としか言いようがないくらい、素晴らしいです。
アメリカの
ジェミニ計画
アポロ計画
で使われた技術は、このような形で、我々庶民にも、当たり前の存在として受け止められたのだ、
と思えば、感慨深いものがあります。
ホンダさん、ありがとう!
このような、環境啓蒙活動
お願いすれば
手弁当で開催して頂けるそうです。
本当に、貴重な体験を我々倉敷市民に
お与えくださったこと、
改めて御礼申し上げます!