水素エネルギー実験教室にて | エコノミライ研究所のブログ

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2015年2月16日に設立した任意団体です。
ありとあらゆる「ミライ」について考える団体ですが、主に
「E」lectric「V」iecle(電気自動車)を通じて
1、生活の未来
2、文化の未来
3、社会の未来
を探求して行きます。

地元の環境局主催の
小学生対象の
水素エネルギー実験教室に
家の者が参加するため、
付き添いで筆者も行ってきました。

倉敷市水島にある環境学習センター


環境学習センター駐車場には、
公用車のホンダクラリティFuelCellと
水素ステーションがあります。

一市民としては、有効活用してもらうよう、願うばかりです。

以前にもお伝えしましたが、
この車を動かすために必要なのは水素です。
その水素を作るために必要なのは
水道管から引いた水と
施設の屋根に設置されてある太陽光パネルで発電された電気
です。

要するに、倉敷市としては、燃料代は、
実質ゼロ円で済みます!!

だからこそ、いろいろ使ってみて
ユーザーとしての情報を
一つでも多くホンダさんに
フィードバックしてあげて欲しい
と願うのです。

クラリティのことはさておき、
水素エネルギー実験教室の話についてですが

最初は、撮影を遠慮してしまい、講義部分は撮っていませんでした。
しかし、この写真にある、工作車を組み立て始める辺りから、他の親御さんが写真を取り始めたので、筆者も便乗しました。

同じように組み立てたのに、速度が速いクルマと遅いクルマ、という違いを目撃しました。

充填した水素は、両車同じ、にも関わらずです。

なぜ、走る速さが違うのでしょうか?

因みに、遅いクルマの方も、結局は速いクルマと大体同じような距離を走っていました。

答えは、この写真を見たら、分かるヒトには分かります。



並べてあるクルマ同士、よく見比べてみて下さい。



分かりましたか?



答えは、
赤と黒のプラグで繋がれている
部品の大きさです。

大きさのちがいは、
赤と緑の板の重なりの枚数の違いです。

この部分が、いわゆる

燃料電池スタック

と呼ばれる部分で、
この部品に水素を送り込むと
化学反応が生じて電気と水が精製されます。
水のほうは、ドレンから排出され、
発生した電気は、プラグを通じてモーターに電力として送られる
という仕組みです。

燃料電池車が動く仕組みを学んだ小学生は、
実際に屋外に出て
燃料電池車の実物を見て確かめました。

ボンネットを開いて直ぐに見える大きなユニットに、青い長袖の上着を着た人の手が触れていますが、
それこそが、クラリティの発電部分である燃料電池スタックです。
従来型よりもかなりコンパクトになった、
と、大山EVラリーにて開発者の方がコメントしていました。

燃料電池車から発生する電気以外に、唯一出てくるのが
です。

これはもう、宇宙船か何かだ、としか言いようがないくらい、素晴らしいです。

アメリカの
ジェミニ計画
アポロ計画
で使われた技術は、このような形で、我々庶民にも、当たり前の存在として受け止められたのだ、
と思えば、感慨深いものがあります。

ホンダさん、ありがとう!
このような、環境啓蒙活動
お願いすれば
手弁当で開催して頂けるそうです。

本当に、貴重な体験を我々倉敷市民に
お与えくださったこと、
改めて御礼申し上げます!