都道府県別のEV普及状況についての一考察 その4 | エコノミライ研究所のブログ

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2015年2月16日に設立した任意団体です。
ありとあらゆる「ミライ」について考える団体ですが、主に
「E」lectric「V」iecle(電気自動車)を通じて
1、生活の未来
2、文化の未来
3、社会の未来
を探求して行きます。

前回の続きです。

 

 

 

 一般社団法人次世代自動車振興センター公表の資料をご紹介します。

 

<出典>一般社団法人次世代自動車振興センター(http://www.cev-pc.or.jp/)より

HOME>次世代自動車について知る>調査・統計>都道府県別補助金交付状況(EV・PHV・FCV・原付EV)(http://www.cev-pc.or.jp/tokei/koufu.html)より、

2009年度から2015年度までのデータを加工

 

 実は、2016年度の統計データもあるのですが、人口統計が2015年までしかないので、検討対象年分を2015年度までとしました。

 

 この年までの累計の補助金交付台数が、ほぼ、法人・個人・自治体などによる導入のために拠出された台数を表していると思います。

 

 この表をご覧になった方へ、印象を聞いてみたいです。

お住まいの都道府県が保有するEVは、多い方ですか?それとも意外に少ないですか?

 

 筆者の地元、岡山県は、世界初の量産型EVを生産している三菱自工水島工場がある手前、行政主導で三菱アイミーヴや三菱ミニキャブ・ミーヴ、三菱ミニキャブバン・ミーヴを導入してきた実績がありますので、お隣の広島県よりも台数が多いです。

 

 仮に、広島をお膝元としているマツダがEVに経営資源をもっと集中していたならば、デミオEVや、デミオEVレンジエクステンダーだけには止まらなかったので、違う現象が生じていたかもしれません。

 

 次回以降で紹介する内容になるのですが、ここで驚くのは、導入台数トップが人口900万人の神奈川県の5千7百台余りで、これよりも人口が400万人も多い東京都の4千6百台余りを上回っていることです。

 このことも、日産のお膝元が横浜市にあることと、何らかの相関性があるのではないかと思います。

 

(次回へ続く)