戸建てに住んでいる方の多くは、2階は暑くて居られないと言われると思います。

そこで「何故?2階は暑くなる?」と聞くと多くの方は、正しく答えることは出来ないと・・・。

「断熱材が無いから」と言う方もいらっしゃると思いますが、残念ながら断熱材は入っています・・・。

断熱材は、1980年以前の建物だと無い事も有りますが、1980年以降の住宅は良い悪いは置いておいて入っています。

断熱材があるのに、なぜ暑くなってしまうのか。

答えは簡単で、正しく施工されていないから。

正しく施工されていない断熱材は何の意味がありません。

戸建て住宅の屋根は、2階建なら2階の天井、3階建なら3階の天井裏に断熱材が敷詰められています。

敷いてあるだけです。

敷いてあるだけ・・・。

断熱の基本は、「連続して切れ目なく」です。

切れ切れの敷いてある断熱材は、断熱効果は皆無の、そこの断熱材があるね・・・と言うもの。

天井裏、小屋裏内の熱が室内にダダ漏れ状態。

屋根材が太陽光によって熱せられ、そこ熱が、新たな放射熱となって小屋裏に。

その熱は、敷いてある断熱材を熱して新たな放射熱を発生させて室内へとダダ漏れて・・・。

暑くなるべくして熱くなっていると。

古い密閉住宅では、太陽光と言う輻射熱意外に壁の中で発生する対流熱も流れ込んできます。中途半端に密閉されているので小屋裏に熱は溜まり放題。

太陽が燦々と照りつけている日中に溜め込んだ熱は、日が沈んでも直ぐに無かったことにはならず、太陽が照らし続けた時間をかけてゆっくり熱を放出していきます。

5時に日の出を迎え19:00頃に日の入りを迎えるので・・・冷め切る前にまた、太陽光を浴びてを繰り返している感じです。

朝は流石に熱量が少ないですから、少しは涼しく感じられたりしますね。

5時に陽が出て4時間後には、気温30度を超えます。

対策は、様々有りますが、私なら・・・

どうしますかね。

室内の空気環境を改善する為に、シャイニングシリーズを使っていただいても、本体の建物の断熱性のが良くないとより良い効果を得ることが出来ないと考えます。

最低限の基本性能向上(断熱性能向上)を・・・

地域差や住宅の規模にもよりますが・・・価格を言ってしまうとよくないですかね。

近くの工務店さんに相談して下さい。