前回、固化材の話からどんどん話が逸れてしまいました。何時ものことながら、勢いに任せて書いているので・・・(;^ω^)。
「シャイニングシリーズ」、「シャイニング大地」で固化材として消石灰を使っています。
消石灰を使っての壁材で、気になる現象として挙げられるのが「白華現象」だと思います。
コンクリート樹脂などで、表面部分に白く浮き出てくる白い粉のようなもの。成分の1つ炭酸カルシウムが浮き上がる現象を言います。
これと似た現象が、消石灰を使った自然素材塗り壁材には発生する事があります。
発生してしまう原因としては、攪拌不足と練り置き時間が短い事が上げられます。
水と混ぜ合わせますから、十分に水を含ませることが必要になります。
しっかりと攪拌、混ぜ合わせる事で原料に水が染み込んでいくことで、滑らかな塗り心地を得られ白華現象も防ぐことができます。
消石灰は、多孔質なので水を含みます。
攪拌する事では、十分に水分をいきわたらせることができませんから、攪拌したのちに材料を寝かせる事で、より水分を含ませるようにする「練り置き」が必要になります。
また、攪拌に必要な水分の量も、規定量を守る事も色むらや割れ(クラック)、粉浮き(白華現象)の原因にもなります。
水分量は、規定量を守る様にお願いしたいですね。
水分量と攪拌方法、練り置き時間を守っていただけない場合に、何か不具合があっても対応しかねます。
粒子が細かくなり過ぎた材料には、特に染み込む時間が必要になるので「練り置き」はとても大切な工程となります。
その他、施工スピードと練り置き時間を考えて材料の準備が必要になってきます。
塗り壁材で起こる白華現象の仕組みは、簡単な事で、泥水をかき混ぜて放っておくと重い粒から下に沈下して軽く細かい粒は表面に残ります。
白華現象は、こんな感じの仕組みです。
軽く細かい粒が表面に浮かび上がらない様にするためには、練り置きを行う事で細かい粒にまで、水をいきわたらせることが必要になります。
ただ、厄介なのは、十分に水をいきわたらせても、温度が低いと白華現象を発生させてしまいます。
「シャイニング大地」15℃以下になる場合は、施工を避けていただくようにお願いしています。やむを得ず施工を行う場合は、室温管理をしっかりと行っていただき施工をお願いしています。
適切な攪拌方法を守り、練り置き時間を守って、室温管理を行っても施工をお願いしています。
DIYで施工される際は、十分に気を付けていただけると幸いです。
呼吸するだけで免疫力アップできる酸化還元空間で知らぬ間に体調が良くなる・・・。
それが「シャイニングシリーズ」の自然素材塗り壁材です。
「シャイニングシリーズ」は、内装材に使う事で抗酸化作用を呼吸によって摂り込み健康な身体つくりを目指していますが、その他にも、いろいろな形で抗酸化作用を得られる商品があります。
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