3月に Willcom 03 が壊れて、再びアドエスユーザーになったのですが、Bluetooth については設定するのが面倒で後回しになっていました。しかし長雨となった連休中、試行錯誤していたらうまくいったので、ここに記録しておきます。
まずは用意したもの:
●アドエス(Advanced W-ZERO3)
WS011SHバージョン 2.02a (最新版)を使用
●USBホストケーブル
定評があるミヤビックス「リトラクタブル USBホストケーブル RCUHTC」を用意しました。これは USB A(メス) - mini A(オス) のコネクタがついているものですが、似ているからといって400円程度で売られている「USB変換アダプタ」(例:変換名人 USBAB-M5AN)は買わないこと。変換アダプタとホストケーブルは、中の配線が別物です(もちろん被覆を剥いて配線を追加できる方はご自由にどうぞ)。
リトラクタブル USBホストケーブル RCUHTC/ミヤビックス
¥981
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●Bluetoothアダプタ(ドングル)
お手ごろ価格で評価も高い PLANEX Bluetooth ver2.1+EDR Microサイズ USBアダプタ (Class2/10m) BTMICROEDR2XZ にしました。
PLANEX Bluetooth ver2.1+EDR Microサイズ USBアダプタ (C.../プラネックス
¥1,481
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●IBS Japan 製 IMUB-01 製品向け Windows Mobile ドライバ Ver 1.0
製品を持っていなくても、IBS Japan の会員登録(無料)をしメールアドレスを登録することで入手可能です。入手する理由は後述します。
●SONY ソニーエリクソン MW600(BTヘッドホンステレオ)
これは Willcom 03 で使っていたヘッドセットを流用しました。曲名表示もFMラジオも必要ないので、安い輸入版を使っています(日本語マニュアルはありません)。そしてなぜかブラック/ホワイト共に持っていたりします。
ただしアドエスでは Bluetooth ヘッドセットを介した通話はできません。
SONY ソニーエリクソン MW600/W Bluetooth ワイヤレスヘッドセット・マイク.../ソニー
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つづいてやってみたこと:
MW600とWillcom 03
Willcom 03 で MW600 を使えるようにした時には、あっさりペアリングしてその日のうちに使えるようになりましたが、Advanced W-ZERO3 では途中であきらめかけるほど悩みました。
当初 W-ZERO3短歌的活用術にある「パソコン用のBluetoothアダプターを使う方法」に書いてあるとおり、WakeBT Ver1.01 を使って Bluetooth 機能を覚醒させてみたのですが、何度やっても WM600 が検出できず。
【注釈】あとで追試してみたところ、上の写真にあるブラックの MW600 が壊れている可能性が浮上してきました。A(^_^; もしかしたら他の人のように WakeBT でもいけるかもしれませんが、いまさらドライバを変えるのも面倒なので、このままにしておきます。
何度再試行してみても「デバイスが見つかりませんでした」という、つれない返事。
そこでふとIBS Japan 製 IMUB-01 製品向けドライバを使ったらどうだろうと思いたち、上記の手順でドライバを入手。
Bluetooth 機能を眠らせる
WakeBT Ver1.01 を使って Bluetooth 機能を眠らせた後(要再起動)、
上記ドライバをインストールしてみたら、あら不思議。
内部で設定しているのかドライバのインストール直後は無理でしたが、1-2度のトライで「WM600 が Bluetooth によるデバイスへの接続を要求しています。デバイスの一覧に MW600 を追加しますか?」のポップアップが表示されました。
あとはチャッチャッと選択するだけ。
パスコードは 0000 です。
こんな感じ。MW600さえ検出できればこっちのものです。
使ってみた感じ、やっぱりワイヤレスヘッドフォンは便利。
もうこれでヘッドフォンのコードをクロスバイクのサドルに引っ掛けて、平型端子のコネクタをアドエス本体からもぎとる心配がないと思うとうれしい(今までこれが原因でヘッドホンを何個壊してきたことか。)。
ただしいくつか注意点があります。
TCPMPで音楽を聴く
たとえば Windows Mobile の OS の違いなのか使用できるプロファイルのせいなのか、Willcom 03+TCPMP で利用していたときは MW600 の操作ボタンからコントロールできたのですが、アドエス+TCPMP の場合は、曲の再生・停止すらできません。唯一できるのは MW600 の悪名高いボリュームコントロールだけ。
Windows Media Player 10 がお薦め
とはいえ標準装備の Windows Media Player 10 利用中は、左から「曲の頭出し/(2度押しで前の曲の頭出し)」「再生/一時停止」「次の曲の頭出し」といった操作が可能でした。理想的。
この状態でペアリングできてもヘッドフォンは無音
さらに TCPMP の「ビデオドライバー」の設定を「ビデオ無し」か「出力しない」にしておかないと、サムネイル画像付きの音楽ファイルでは、Bluetooth ヘッドフォンではなく本体から再生されるようになります。
または BT ヘッドフォンを使いながら TCPMP のプレイリスト再生中に、サムネイル画像付きの音楽ファイルが選ばれた途端、「DirectDraw: デバイスエラーです!」(DirectDrawの場合)というエラーメッセージで止まり、最悪 TCPMP のタスクを終了させる羽目になります。
(別館ほると~待避所~で「TCPMPと併用するとフリーズする」というのは、上記の理由と思われる)
TCPMPで動画は再生できなくするのが無難
さもないとエラーの嵐。(T_T)
もっとも Willcom 03 でも BT 使いながら TCPMP の動画再生は酷すぎだったので、動画ファイルは microSD カードから消した記憶が・・・。それを考えるとアドエスのTCPMPで「ビデオ無し」にするか、いやいや MW600 から(通話ボタン以外)フルコントロールできる Windows Media Player を使うのが無難かなっと。A(^_^;
ちなみにうちの場合、Bluetooth を使っての連続音楽再生時間は4時間強でした。4時間経過した辺りで「バッテリ残量警告」が出てきたので、実際はもうちょっと使えると思いますが・・・。ウィルコムのサポートコインサービスを使って、コイン9枚と引き換えにアドエスの予備バッテリを入手しているので、特に困っていません(長期利用者の強み)。
あとは電話がかかってきても、MW600 のヘッドセットの通話ボタンは機能しないばかりか、アドエス本体側の操作で電話をかけると、プップップッという発信音がするものの、相手につながった途端再生中の音楽がヘッドセットから聴こえるようになるとか(もちろん電話の音声はアドエス本体スピーカから聞こえます)ありますが、これは仕様なのでしようがないです。
それを逆手にとって、ヘッドフォンで音楽を聴きながら相手方とお話しもできるスマフォなんて、今時ないと思えばけっこう貴重ですよ、アドエス。
# ただそれが便利と思える状況にめぐり合わないのですが
【2012.5/4 23:12追記】なんとなく記事タイトルを修正。
【2012.6/28 7:55追記】bruetooth という墓穴を掘りまくっていたことに気づいたので全部置換しました。