IBM,モバイルとソーシャル機能を追加したECソフトの新版を発表 | Eコマースに関する情報

IBM,モバイルとソーシャル機能を追加したECソフトの新版を発表

 米IBMは米国時間2009年11月11日,電子商取引(EC)ソフトウエアの新版「WebSphere Commerce 7」を発表した。モバイル対応のショッピング機能や,ソーシャル機能などの拡充を図った。

 同ソフトを使って構築したECサイトは,iPhoneやBlackberryなどのスマートフォンを用いたオンライン・ストアの閲覧,製品を並べた比較,在庫確認から購入手続きを簡単に行える。オンラインで注文して実店舗で受け取る場合,自動で店舗の位置を地図上に表示する。

 販売事業者は,消費者の過去の購入履歴に応じて,関心を持ちそうな情報や販促情報を携帯電話にテキスト・メッセージや電子メールで配信できる。

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)との連携機能を備え,消費者が製品レビューやサイトのリンクを含んだブログ記事を投稿すると,FacebookなどのSNSサイトに自動的に送られるようにできる。これにより販売事業者は,口コミ情報を活用した効果的なプロモーションを行える。

 また,新たなマーケティング・エンジンにより,買い手の行動に応じて即座に対応することが可能になる。例えば,消費者が決済手続きの直前で購入を取りやめた場合,消費者の携帯電話にクーポン券などの特典情報を送信し,再度ショッピングに呼び戻すといった対策を講じることが可能。

 WebSphere Commerce 7の価格は,100PVUライセンス対応で約3万ドルから。


http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091112/340462/