今回の「車のエコ」テーマでは、運転方法 1の「アクセル-減速時」をお話しします。
前回お話しました運転方法1「アクセル-加速時」 は、デリケートなアクセル操作を楽しんで行おうということでした。
それでは、減速時にはどの様な走り方をすればいいのでしょうか?
そこで、はじめに覚えておかなければならないことがありますので、お話しをします。
それは、減速をするという行為は、エンジンで作り出したエネルギーを意図的に捨ててている、ということになるのです。
どういうことかといいますと。。。
車を走行させるためには、エンジンで作られたエネルギーを利用するわけですが、アクセルを離した瞬間に燃料は送られなくなり、エネルギーは作られなくなります。
ということは、車は惰力だけで走行を続け、最後には止まってしまうということになります。
※厳密には、ある回転以下になるとエンジンが止まらない様、わずかに燃料が送られ車は完全には止まりません。ここではギアをニュートラルとして考えましょう。
この場合、アクセルから足を離して、車が自然と止まるまでの距離は、アクセルを踏んで燃料を燃やしていた時に作られた、「エネルギー(慣性の力)の残り」で到達出来た距離ということになります。
ここに、ブレーキにしろ、シフトダウンにしろ、減速を行った場合には、強制的に止まる距離を縮めたということになります。
ブレーキの場合はブレーキのディスク板に、シフトダウンの場合はエンジン駆動系に、それぞれ摩擦を起こすことで、到達距離を縮めます。
当然このとき摩擦による熱が発生します。
この熱はなぜ起きたかというと、車輪を回していた回転エネルギーを、摩擦させることで熱エネルギーに変換されたからなのです。
この熱エネルギーは、走行の風などにより冷やされる際に空気中に放熱されます。
つまり、減速をするという行為は、エンジンで作り出されたエネルギーを、仕方なく空気中に捨ててているということになるのです。
燃料で作り出されたエネルギーは、減速をすることで捨ててしまっているということが、お分かりになりましたでしょうか。
この事を踏まえて、減速時の走り方を考えて行こうと思いですが、ここまで長くなりましたので、続きは次回「車のエコ」テーマの、運転方法1「アクセル-減速時2
」でお話しします。