2004年のノーベル平和賞受賞者で「MOTTAINAI(もったいない)キャンペーン」の名誉会長、ワンガリ・マータイさん(65)を支援し、森林再生事業を始めるためにケニアを訪れている宮脇昭・横浜国立大名誉教授(77)らが18日、ナイロビ中心街の公園でマータイさんと一緒に記念植樹をした。
宮脇さんを団長とする調査団は、10日にケニア入り。1週間にわたり、外来種が増える前のケニアに自生していた樹木を調べ、3カ所の植林候補地も訪れた。マータイさんとも打ち合わせ、来年3月に第2次調査を実施し、樹木の種類や植林場所を決めることになった。
記念植樹したのは、ケニアの中央高地の原始林を代表する樹木の苗木。日本のイヌマキによく似ていて、成長すれば建築材に利用できる。今回の調査で、生態系を回復するのにふさわしい樹木の候補の一つに位置づけられた。
植樹を前に、マータイさんは「ケニアと日本の友好の証しでもあるプロジェクトを成功させましょう」とあいさつ。宮脇さんは「日本のNPOや企業、自治体の力も借り、ケニアで土地本来の樹種による森を再生させたい」と応え、マータイさんと力強く握手した。
出典:毎日新聞