有害物質を含むガスは気流に乗って広範囲に拡散する。有害物質の発生源から1000km以上離れた場所で、酸性雨が観測された例もある。このため、酸性雨対策は、国際的な取組みが必要である。
国際レベルの対策
1969年 酸性雨問題がOECD環境政策委員会で初めて提起された。
1979年 「長距離越境大気汚染条約」締結(現在49カ国が批准、日本は加盟していない)
国際レベルの対策
1969年 酸性雨問題がOECD環境政策委員会で初めて提起された。
1979年 「長距離越境大気汚染条約」締結(現在49カ国が批准、日本は加盟していない)
この条約は、加盟国に対して、酸性雨等の越境大気汚染の防止対策を義務づけるとともに、酸性雨等の被害影響の状況の監視・評価、原因物質の排出削減対策、国際協力の実施、モニタリングの実施、情報交換の推進などを定めた。この条約に基づき、酸性雨の原因物質である硫黄酸化物、窒素酸化物を削減するための議定書が締結された。
1984年 EMEP議定書・・・資金供与について定める。
1984年 EMEP議定書・・・資金供与について定める。
1985年 ヘルシンキ議定書・・・SOxの30%削減を定める。
1988年 ソフィア議定書・・・NOxの削減について定める。
1991年 VOC規制議定書
1994年 オスロ議定書・・・SOxの削減について定める。
1998年 重金属議定書
1999年 POPs議定書
1999年 酸性化・富栄養化・地上レベルオゾン低減議定書
日本では、1993年に環境庁(当時)が「東アジア酸性雨モニタリングネットワーク構想」を提唱。国境を越えた広域的な大気汚染問題について、東アジア地域における取り組みと国際協力の推進を呼びかけた。