福井県南越前町の夜叉ケ池のみに生息し、国が絶滅危惧種に指定しているヤシャゲンゴロウについて、環境省は27日、生態系維持のための保護増殖計画を策定した。モニタリング調査で生息する個体数の増減や繁殖状況などを把握し、同池への汚水の流入防止策をとるなど生息環境の維持、改善を図る。また必要に応じ、人工繁殖で個体数を増やす。この計画は同日の中央環境審議会で了承された。
ヤシャゲンゴロウは全長15~16センチ、黄褐色のゲンゴロウ科の昆虫。唯一生息する夜叉ケ池は海抜1099メートルの地点にあり、面積3600平方メートル。登山道の整備と夜叉ケ池周辺の国有林への入植者の増加による水質の悪化や、違法捕獲などにより個体数が急減し、2000年に環境省レッドリストの絶滅危惧1種に分類された。
保護増殖計画は種の保存法に基づくもので、計画が策定されるのは今回のヤシャゲンゴロウで計37種目となる。
以上、毎日新聞より引用