幸い、5名全員合格をいただけました。
巧緻
2日目
その入試を振り返ってみたいと思います。
1日目
ペーパー2枚
・「お話の記憶」
動物たちがジャンケンをするお話。1回目に
チョキを出した動物に◯をつける等。
・「絵の記憶」・・・海の生き物の絵を覚えて◯。
・「仲間同士の線結び」・・相撲と指相撲等。
・「同じ季節の線結び」・・端午の節句、お正月等
・「折紙図形」
・「数量」・・多いものに◯、違いの数だけ◯等。
・「鏡図形」
巧緻
A4ほどの大きさの紙を線に沿って折り、
その後、ビニール封筒に入れ、穴の空いている所に
紐を通して、蝶結びする。
2日目
運動・・・・川跳び
集団行動・・ジャンケン列車。タンバリンのリズムに合わせて行進し、リズムが速くなったらジャンケン。勝った子の後ろに負けた子がつく。
口頭試問・・「好きな遊びを教えてください」「好きな動物を教えてください」「好きな食べ物を教えてください」等々。「その遊びを詳しく教えてください」と続きます。
生活習慣・・整理整頓。箱の中に、筆箱、クレヨン、クレヨンの箱、セロテープを重ならないように片付ける。
2日間の出題傾向、難易度共に例年通りという印象です。
初日の筆記具は鉛筆使用で、ペーパー等は机の中の
お道具箱の中から、各自出し入れしますし、
終わったらペーパーを裏返すように指示があったりと、間違いの訂正の仕方を含め、
しっかりと先生の指示を聞く姿勢が必要です。
「巧緻」は、難しいものではありませんでしたが、
ビニール封筒が、蝶結びの最中に裂けてしまったりと、扱い難かったようです。
2日目の「川跳び」も例年通り。
「口頭試問」は、例年よりも答えにくいものであった印象です。
好きな動物や好きな食べ物は簡単に答えられますが、実際、好きな食べ物の「説明」と言われても、
その好きなお料理の作り方の説明なのか、
作る時の材料を言うのか、戸惑った様子です。
そして今年で一番印象的だったことは「生活習慣」が出たことです。
箱に、筆箱、クレヨン、クレヨンの箱、セロテープをしまう。しかも重ならないように。
一瞬、早実の問題かしらと思ったほどで、私立小学校では、当たり前のように出題されます。
早実初等部では、今年は、「カバンの中のものを片付けてください」という「生活習慣」が出ました。
成蹊でも、Tシャツをたたんで箱に入れ、紐で閉じるという生活巧緻が出ています。
こういう最近の入試傾向を踏まえ、しかも働くお母さまが増えていることで、 どうしてもご家庭で、この分野の体験が 少なくなっている今、
今年の夏期講習では、初めての試みとして、
「生活体験やってみよう特訓」で、
ありとあらゆる生活体験をしてもらう授業を
繰り広げました。
それをきっかけに、物を片付けること、着たものをたたんだり、しまったり、配膳したり・・・
そういうことは、当たり前のようにできるようになったと思います。
きっかけを与えてあげれば、お子さんは何でもできるようになります。
国立小学校は「5才児、6才児が、日常生活の中で、ごく普通に出来ること」を標準としていますが、
この当たり前が、なかなか当たり前ではない昨今。
私ども大人が、一つ一つ手をかけ、
一緒に取り組み、
丁寧に積み上げていくしかありません。
紙をたたんで、袋にしまい、閉じる。
文房具を箱の中に重ならないように片付ける。
日常生活の中での小さな体験の積み重ねを見られたな、という印象です。