松原に 尾崎迷堂/ 掬ひ出す 右城暮石/鰯売る 角川源義/読書の秋 韓愈・漱石 | 花庵記/俳句倶楽部

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おはようございますぽってりフラワー

 

途中までしか読んでいない本が積み重なり

 

読まなければという気持ちはあるのですが

 

なかなか追いつきません

 

近くに立派な図書館でもあればいいのですが

 

「読書の秋」の由来は

 

8世紀頃の中国の唐時代の詩人

 

 韓愈(かんゆ:768~824年)の漢詩からだそうです

 

息子さんに宛てた手紙にあるそうで

 

読書と学ぶことの大切さを教える親心が伝わります

 

符読書城南

 

時秋積雨霽  
時、秋にして積雨(せきう)霽(は)れ

新涼入郊墟   
新涼(しんりょ)郊墟(こうきょ)に入(い)る

燈火稍可親   
灯火(とうか)稍(ようや)く親しむ可(べ)く

簡編可卷舒   
簡編(かんぺん)卷舒(けんじょ)す可(べ)し

 

意訳)秋になり長雨も晴れ

涼しさが郊外にもきている

ようやく夜の灯に親しみ

巻物を広げるのにふさわしい

 

出典:韓愈「符読書城南」(『全唐詩』341巻)

 

明治の文豪夏目漱石が『三四郎』のなかで引用し

 

秋の読書が定着した説が有力とか

 

そのうち与次郎の尻が次第に落ち付いて来て、燈火親しむべしなどといふ漢語さへ借用して嬉しがる様になった。夏目漱石「三四郎」

 

ちなみに気温が18℃前後となり

 

過ごしやすく集中しやすくなる頃

 

「秋の夜長」は一般的に

 

秋分の日から冬至の間の期間

 

 

 

互選の課題があり他の方々の応募作品を読んでいます

 

応募者全員が選句をします

 

学ぶことが様々多々あり勉強になります

 

「選で育つ」との記述も読んだことがあります

 

選の方法にマニュアルというか一定の方法とか

 

其の人独自の構築されたシステムとか

 

あるのかは分かりませんが

 

自分より明らかにレベルがかなり上位の方々の作品群

 

それも作者選りすぐりの作品で

 

まず一次的にその中でも完成度の高い作品に〇をつけ

 

今回はそれがやたらと多いので

 

とりあえず〇がかなり多くなってもつけておくことにしました

 

ただ中七まではとても優れていると思っても

 

私のレベルで言うのも許していただきたいのですが

 

下五でバランスを欠いているように感じる句も少しありました

 

二次的には作品の深みとか斬新さとか

 

意図とか上手さとか凄さとか

 

私のレベルなりに優れていると感じる作品を選び

 

三次的に更にその中のハイレベルな格調高い作品の選考

 

そして最終的に選ばなければならない数の作品数に絞る

 

今回はこんな感じで進めてみることにします

 

 

歳時記・季語・傍題

鰯 三秋

鰯引(いわしひき)鰯船(いわしぶね)鰯見(いわしみ)真鰯(まいわし)秋鰯(あきいわし)鰯売(いわしうり)鰯干す(いわしほす)鰮(いわし)

 

鰯は秋の季語ですが目刺は春の季語

 

目刺し 三春

目刺鰯(めざしいわし)頬刺(ほおざし)・ほざし・ほおどし

 

 

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