2016年12月3日(土)、
横須賀市自然環境共生課の方が、
エコツアーの視察で講座「花をたずねて鎌倉歩き」に
いらしてくださいました。
(後ろの右側の男性お2人です。)
横須賀市では、地元の方などの主宰する
エコツアーをどのように良くしていくかについて、
きちんと市の業務として取り組んでいます。素晴らしいですね!
横須賀市の方とのやりとりを、インタビュー形式で
ご紹介させていただきますね。
「参加者の方とのコミュニケーション、
参加される方同士のコミュニケーションを
大切にされている印象を受けました。」
→はい、皆さんと私、皆さん同士が楽しく交流できることを、
とても大切にしています。
「意外と、植物などについてずっと解説している…
という感じではないんですね。」
→はい、もちろん、貴重になってきている生き物や
環境を大切にしようね、というメッセージは
心を込めてお伝えしています。
でも、皆さんの顔が輝いていること、
皆さんが笑顔でいることを一番大切にしていて、
「これが何科の何属の植物で…」といった、
難しいうんちくはそれほど重要視していないんです。
それは、知識だけが多くなることよりも、
皆さんの「楽しい」「好き」と思う気持ちこそが、
何よりも自然を大切にしようという気持ちを
はぐくんでいくと思うから…!
好きなら自然に覚えるし、気になることは
自分でちょっと調べてみようかなと思えるようにもなりますよね。
私自身、小さなころ、学校の先生に
「江里子ちゃん、その赤い実見つけたの?
すごいね、きれいだね!」といっていただけたときの
楽しい感動の瞬間を、この活動の原点にしています。
皆さんの人生にも、そんな輝いた、
豊かな瞬間が増えていくことを願って、活動を続けています。
「確かに、講師が学んだうんちくを
一生懸命披露するスタイルより、
参加者の心に残る感じがしますよね。」
「ほかの、エコツーリズムの権威の方も、
ポイントだけお伝えして、あまり言いすぎないのが
大切とおっしゃっていました。」
なるほど…!
「講座がにぎわっていて、皆さん楽しんでいる印象ですね。
連続開催にすることで、仲間ができてくるのでしょうね。
『初めてのときは1人で参加したのですが、
何回か参加しているうちにお友達もできて…』とおっしゃっていました。」
→そうですね、「この前のお話、あれどうなった?」
なんて、話に花が咲いて、講座に続けて参加していくうち、
あの方と今回も会ってお話できて嬉しい、
皆さんと会うのが楽しみ!という面も出てきます。
「ランチがいいんです、と、参加された方がおっしゃっていました。」
→はい、そうなんです!
「ランチがいいのよね」「重要よね~!」というお話は、
講座の話をすると必ず出る話題!
皆さんも私も、本当に楽しみにしています。
歩いているときより、皆さんの顔を見ながら
落ち着いておしゃべりできるので、輪が広がっていくのでしょうね。
また地場の食材を使ったお店に行くのも、
新鮮な味わいが楽しめ地産地消のエコな視点ができるし
(食材輸送のエネルギーが不要ですよね)、
ご当地ならではの魅力があります。
…横須賀市自然環境共生課では、1年に1度、
エコツアーの視察を行っており、
昨年は、ケビン・ショートさんのイベントの視察にも行かれたそう。
いらしていただき、光栄です!
こんな横須賀市のエコツアーのパンフレットを、
皆さんに配ってくださいました。
こうして、行政が、民間のエコツアーをバックアップしてくださる、
自然生態系の視点も重んじていらっしゃるというのは、
素晴らしいな、ちょっとうらやましいな
(ほかの市にも、そんな体制があったらいいな)と感じました。
私も自分の活動を見つめなおす、良い機会になりました。
今回の視察を通じ、現在横須賀市でよく行われている、
講師が知識をお伝えするスタイルの単発のエコツアーなどを、
さらに工夫して良くしていく上で、
役に立ちそうとおっしゃってくださいました。
お役にたてたら嬉しいです!