この春公園としてオープンしたばかりの鎌倉広町緑地へ!
すてきに晴れた空の下、西鎌倉駅から歩いていきます。
カジイチゴというキイチゴの白い花や、
薄紫のフジの花と出会いながら。
広町入口に到着。管理棟ができ、
道も歩きやすく整備されていました。
明るい新緑の美しい森。

田んぼでは、ボランティアの皆さんが耕作中。
あぜの土から見つかったという、
シュレーゲルアオガエルとその卵を見せてくださいました。
「わっ、飛んだ!」とみんな夢中。

土の中で、この泡のような卵塊から
オタマジャクシがかえると、水に入っていきます。
土のあぜが残された、昔ながらの田んぼだから会える生き物です。
大きなエノキの木で、みんなで木登り。
登りやすい木で、小さな子も、大勢チャレンジ。
どんどん枝まで行ってみる子、
登ったものの、「怖い~!」と泣いちゃう子。
こんなにダイナミックに登れる大きな木、鎌倉市内では随一かも。

女の子たちは、シロツメクサの指輪をはめてにっこり。

池では、たくさんのヒキガエルのオタマジャクシを発見。
山道を登り、石切り場そばを過ぎて。
大きな稚児桜のところで、「お腹すいた~!」の大合唱。
お弁当タイムとなりました。
稚児桜にちなむ龍の伝説のお話は、
子どもたちもちゃんと理解してくれて、みんな成長してきたなあ。

森の散策路を歩き、浦島太郎の釣糸のような
長い紐がひょろんと伸びたウラシマソウをみんなで観察。
ササのトンネルを通って下り、木道を歩いて元の入口に戻りました。

駅に戻る途中で、川底で藻をはむ大きなモクズガニを発見。
「ハサミで何か食べてる!」…「あ、ヘビだ!」
川を泳ぐ大きなアオダイショウにも出会えてびっくり。
たくさんの生き物たちと会えた、広町の森の散策。
20年来の開発計画がありましたが、
多くの方のご努力で保全されました。
谷戸の自然が一体的に保全された、市内でも貴重なところ。
こんなすてきな里山の自然が公園として正式に保全され、
次世代に引き継がれていくことになって本当に良かったです。
子どもたち、楽しくいっぱい遊んでね。