まずは山崎バス停から歩いて、魯山人邸跡を通り、
山小自然観察園へ。小学生が田んぼの耕作をしており、
里山らしい自然と景観が残っています。

ヤマザクラが咲き始め、ウグイスの声が響く里山の春。
子供たちは水辺の泥を棒でつついて
「アイスクリームできた!」なんて言ってみたり、
斜面をお尻滑りしたり。

靴が泥にはまってしまった子もいたけれど、
これもいい思い出になるかな?
バチャバチャ水遊び、したくなっちゃうよね。

台峯緑地に入ります。
セリが生える柔らかな緑の湿地。

鎌倉では、谷戸底の湿地まで谷戸が一体的に保全された場所は
貴重になっており、台峯緑地は、
谷戸の豊かな生態系・動植物が今も残されています。
昔の田んぼのため池跡・谷戸の池へ。
奥には、鎌倉では貴重になったハンノキ林が見えます。
「きれい…」

ササのトンネルを通ります。
子どもたちがササを倒して「カンカンカン…」と踏み切りにしたり
「お金を払わないと通れませーん!」と関所にしたりで
「なかなか進めないね~!」

次第に尾根を登っていきます。
「わあー、いい景色!」
ようやく、見晴らしが開けた野原に到着。正面には、
ヤマザクラなどが咲き始めた六国見山が望めます。
「お腹ぺこぺこ~」さっそくお弁当。
食べ終わった子供たちは、
すてきな春景色を背景に走り回って鬼ごっこ。
青い空を見上げながら野原に寝転がるのも気持ちいい!

幸せな、里山の春のひととき。

ボランティアの皆さんにより手入れされている、
明るい雑木林にはスミレが咲いて。
北鎌倉女学院の脇を通り、北鎌倉駅に下りました。
鎌倉の中でも、特に豊かな谷戸の自然が残る台峯緑地。
将来を担う子どもたちには、
この素朴で豊かな自然の中で遊ぶことを通して、
自然の楽しさ、素晴らしさを肌で感じ、
大切に思う心をはぐくんでもらえたらと思います。