7月の未来・連福自然楽校は、建長寺へのお泊り体験!
東日本大震災と福島第1原発事故で被災された福島県飯館村の皆さんを、
鎌倉にお招きし楽しんでいただく、
「未来・連福プロジェクト」の「建長寺で会いましょう」に、
7月26~27日、未来・連福自然楽校の子どもたちも
ご一緒させていただきました。
参加したのは鎌倉の子どもたち5名を含む10名。
飯館村からいらした68名の皆さん、スタッフも90名というたくさんの方とご一緒。
こんなにたくさんの方の思いが詰まった、すてきな会なんだなあ、と実感します。
まずは、建長寺山門で初顔合わせ。
遊んでいるうちに、みんな少しずつ仲良くなってきました。
そして、バスで到着した飯館村の皆さんをお出迎えします。
建長寺の建物の中の、大きな大きな畳敷きのお部屋にびっくり!
子どもたちは早速クルクル走り回ります。
その後、管長さまや連福代表の齊藤先生のお話をうかがい、お食事へ。
鎌倉のボランティアの皆さんが作ってくださった、ごちそうがたくさん!
お坊さまが作ってくださったけんちん汁も、
夜、歓迎会。雅楽の舞や、
東儀秀樹さんのお母さまによる笙(しょう)、お姉さまの龍笛(りゅうてき)の音に
耳を傾けました。
その後入った大きなお風呂も、楽しそうでした。
仲良くなった子どもたちで、結局10時ごろまで遊んで就寝。みんなぐっすり。
翌朝、皆さん6時に起きて、まずは座禅です。
きちんと座っていた子がほとんどで、すごい!
朝ごはんは、建長寺のお坊様たちがいただくのと同じような、
おかゆと佃煮、お豆、たくあんというシンプルなお食事。
お経を読み、食べさせていただくことに感謝して、「いただきます」。
トロトロの、体にやさしいおかゆでした。
いつもは走り回ってしまう子も、雰囲気を感じてか正座してお食事。
食べ物の大切さが、いつもよりもスッと子どもたちの心に入っていくようです。
外はあいにくの雨。半僧坊への山道歩きは、中止となってしまいました。
大きなお部屋で、みんなで遊びます。
東北の、大学生のお兄さんたちが、肩車などして、
一緒に遊んでくれました。
今度はお抹茶をいただきます。ピンクや緑の、宝石のような干菓子。「甘いね」
東北の皆さん、スタッフの皆さんに「ありがとうございました。」
座禅、雅楽、お茶、お坊様のお話…
日本、鎌倉に住んでいることの素晴らしさを、親も子も、
体感できたお泊り体験でした。
にぎやかな子どもたちを温かく受け入れてくださった皆さん、
本当にありがとうございました!
飯館村の皆さんにとって、すてきな楽しい思い出の日々となりますように。