日本は、他国と比べて降水量が豊富で、河川からの取水量が一日一人当たり
1,830リットルにもなります。

そのうち生活用水(家庭、事業所、公共施設の用水)では、一人当たり、310リッ
トルの水を使っています。


人間が生きていくために最低限必要な水は一日一人当たり3リットルですから、そ
の100倍を使っていることになります。


家庭で使う水の内訳は、東京都水道局の調査では、

トイレ28%
風呂24%
炊事23%
洗濯17%
洗面その他8%

となっています。

水道から取れる【飲める】水のほとんどを、排泄物と垢など、汚れ物を洗い流すこ
とに使っているのです。

そう。お尻を洗うのも飲める水ですね。


飲める水を、【洗う】ことに使って、ペットボトルに入った海外からの輸入水やミ
ネラルウォーターを飲んでいるのが私たちの現代の標準的なライフスタイルです。

水道の水は飲めないから飲まない、という人が多いのなら、水道水の品質を落とし
てしまって、洗うことにだけ利用するようにしたほうがいいのじゃないでしょう
か。



生ごみ処理機


環境保護団体が「アース・オーバーシュート・デイ」という記念日を毎年設定して
います。

これは、年間の地球全体の生物生産力に対して、人類の消費量が超えてしまう日を
意味します。

生物生産力とは地球が資源を供給し、廃棄物を吸収できる量のこと。

今年一年分の地球の生物生産力をいつ食いつぶすのかを示すわけです。

※エコロジカル・フットプリントをご存知であれば、たやすくイメージが沸くはずで
す。


「アース・オーバーシュート・デイ」


人口の増加、生活水準の向上、エネルギーの無駄使いなどが進みつづけ、歯止めが
かからなくなっています。

「アース・オーバーシュート・デイ」を超えると、地球からの今年分の恵みは昨日
使い尽くし、今日からは未来からの借金生活が始まるというわけです。


実感してみてください。eco検定
対策





動脈の生産力に釣り合う静脈が存在しなくても、今まで生きて
 来れたのはなぜでしょうか?


 それは、老廃物を静脈に流さずに無理やり外に吐き出してきたから
 です。

 外とは人間社会の外、つまり地球です。

 地球にゴミも熱も、二酸化炭素も捨ててこれたから、静脈が
 なくても生きてこれたのです。


 例えるなら、私たちの社会は、輸血を流し続けられているような
 ものともいえるのではないでしょうか?


 (昔、昭和天皇が崩御されるとき、毎日毎日大量の輸血を続けて
 延命措置がはかられたことがありました。なんとも空虚な想いを
 したことを思い出しますが、あのような状態と同じことです。)


 これから静脈産業がもっと成長しなければなりません。

 ただし本当は、動脈産業も静脈産業も一つの企業の中にあることが
 大切です。

 物を作って販売するのなら、販売前に、使用後に回収して再利用
 することや、製造から廃棄にいたるまでの地球環境への負荷に
 対するコストを算出するべきです。


 私たちが購入する商品やサービスには、静脈産業への支払いが
 抜け落ちているのです。


 私たちはその負担を覚悟しなければなりません。

生ごみ処理機


DVD「いのちの食べかた」は、

野菜や牛や豚、鳥、魚の生産現場を見つめたドキュメンタリーです。


90分間なんのナレーションも説明もなく、淡々と現場が流れ続けますが、

私はいったい何をしているのか、全くわからないことも多くあり、

非常に衝撃を受けました。



DVDにガイドブックがついていますので、ガイドブックを見ながら
映像を見られるとよいと思います。


人口が急激に伸び、生活レベルが向上したことにより、食料の生産現場は、イメー
ジしている農業とは程遠く、工業化されています。


いのちが奪われる光景もあり、残酷さを感じることもあります。


しかし、それがなければ、私たちは食べることができません。


いのちの尊さと自然を維持することの大切さと、

今後ますます増えていく人口と食料の必要性、

石油の枯渇など

現実と理想のハザマで葛藤が続くと思います。



ぜひ、一度この映画をご覧いただくことを、おすすめします。


DVD「いのちの食べかた」
監督: ニコラウス・ゲイハルターeco検定対策





環境社会検定(通称 eco 検定)とは?
 -------------------------------------------------

 東京商工会議所が主催している「環境社会検定(eco検定)」という検定がありま
す。

 受かると就職によいとか、給料が上がるとか、そういう実用性は難しいです
が、平たく環境と社会の問題について学ぶことが
 できます。

 毎年7月と12月に開催され、今度の12月で5回目を迎えます。

 今までに5万人が受験し、およそ8割の方が合格されています。

 環境に関する知識を広く身につけることができること、友達に「私はエコピープ
ルよ!」と自慢できることがメリットですね!


 eco 検定の出題範囲は、公式テキストにある基本的な内容と環境・循環型白書
で、一部時事問題が含まれます。

 『次の選択肢の中から、間違っているものを選べ』

 『次の選択肢の中から、正しいものを選べ』

 という問題が多く、4-5の選択肢からひとつを選ぶマークシート方式です。


 意地悪いひねった問題はほとんど無いのですが、勉強しないと合格点は難しそう
です。

 それは、多くの言葉や年号を覚えなければならないからです。

 それが検定の狙いなのでしょうね。



 実際に過去の問題をひとつご紹介してみます。

 次の文章の[  ]の部分にあてはまる最も適切な語句を下記から選びなさい。

  大気の層のうち、最も下層にあり、空気が上昇して雲を
  作ったり、雨が降ったりと気象変化が起こる[ ア ]
  には、地球の大気の約75%と、水蒸気のほとんどが含
  まれている。
  その上には高さ約50kmまでの大気の安定した層があり、
  この[ イ ]という層に含まれる[ ウ ]が、生物
  に有害な[ エ ]の多くを吸収し、地表に届かないよ
  うにしている。しかし、大気中の[ オ ]が[ ウ ]
  を破壊してしまい、[ ウ ]の役割が損なわれるという
  問題が起こっている。

  ①中間圏 ②成層圏 ③熱圏 ④対流圏 ⑤オゾン層
  ⑥水蒸気 ⑦二酸化炭素(CO2) ⑧フロンガス ⑨赤外線
  ⑩紫外線


 正解は、最後にあります。

 どうですか?簡単でしたか?




 ぜひ、あなたもeco検定にチャレンジしてみませんか?

 受験方法などはこちらからアクセスしてください。
 http://www.eco4u.jp/url/ecokentei/





 ■検定問題の回答はこちらです
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ア-④、イ-②、ウ-⑤、エ-⑩、オ-⑧




生ごみ処理機


朝日新聞の1面に「オイルマネー、島を緑に改造」という興味深い記事が掲載され
ていました。

アラブ首長国連邦のシルバニヤス島はもともとは砂漠だったそうですが、

オリーブやヤシの木が250万本植えられ、

希少な動物たちが群れをなしているそうです。


これらはすべて外から持ってこられたもので、

木には一本一本にホースが張り巡らされ、

水が遣られています。



さらに、湾岸諸国最大となる風力発電が建設されています。



島ではエコツアーが観光の目玉となり、ガイドの言葉が紹介されています。

「貴重な自然を守るために、外から持ち込んだものはすべて持ち帰ってくださ
い。」


えっ、植物や動物、風力発電は外から持ち込んだものでは?

eco検定対策