博報堂から「世界8都市・環境生活調査」という調査結果が
報告されました。

世界8都市の市民に環境に対する意識や行動の状況を調査し、
比較したものです。

この内容が非常に興味深かったのです。

報告書はこちらで手に入ります。PDFファイルで20頁あります。

http://seikatsusoken.jp/pdf/release/20080514.pdf


報告書の結論は、次のようなものです。

・世界中で「経済成長」より「環境保護」を優先させる意識がスタンダートとなっ
ている

・「地球温暖化」に対する東京の危機意識は8都市でトップだが、知識や理解が不
足し、行動も不足している、

・「地球温暖化防止のために便利な生活は犠牲にしたくない」とのエコジレンマに
陥っている

日本人は他国と違って奥ゆかしい(!?)お国柄もありますから、「知っています
か?」「行動していますか?」という質問にはなかなか自信を持って「はい」とい
わないのではないかとも思います。

ただ、実際に報告書のとおりだろうとも思えます。


最も興味深い結果が得られているのが、日常生活の習慣に対する東京とその他の地
域との比較結果です。

次のような質問です。

あなたは実際に実行されていますか?

(1)人のいない部屋や場所の照明をこまめに消す

(2)洗いもの、歯磨きなどのときに、水道をこまめに止める

(3)シャワーはこまめに止める

(4)物が故障したときには、修理する

(5)ごみはきちんと分別して出す

(6)家電製品を買うときには、省エネ効果の高い製品を選ぶ

(7)古紙、牛乳パック、ペットボトル、空き瓶をリサイクルする

(8)暖房は20℃に設定する

(9)日常生活において、できるだけごみを出さないようにする

(10)エコマークなどのついた地球に優しい商品を購入する

(11)徒歩、自転車や電車、バスなどの公共交通機関を使う

(12)自分が住んでいる地域でとれる食材を購入する

(13)電気製品を使わないときにはコンセントからプラグを抜く

(14)買い物袋を持参し、レジ袋や包装を断る

(15)不用品をバザー、フリマ、ガレッジセールなどのリユースリサイクルに回す

(16)地球環境に配慮している企業の商品を購入する

(17)書籍やイベント、インターネットなどで地球温暖化や環境保護について学習
する

(18)水筒やマグカップを持ち歩き、ペットボトルや紙コップを使用しない

(19)地球環境に配慮している小売店や飲食店を利用する

(20)地球環境保護に役立つ金融商品(ファンド、預金、クレジットカードな
ど)を利用する

(21)地球環境保護のための募金や寄付をする

(22)森林を保全、整備、植林するための活動に参加する

(23)地域の緑化活動に参加する

(24)太陽光、風力、バイオマスなどクリーンエネルギーを使用する

(25)地球環境保護活動のボランティア活動に参加する

(26)自分が日常生活で排出している二酸化炭素の量を測定する

(27)カーボンオフセットをする


調査では、「いつも実行」と「ときどき実行」という回答の合計を「実行率」とし
ていますが、地球温暖化対策にときどき実行では間に合いません。

「いつも実行」といえるかどうかが重要です。


具体的な行動でみたときに、東京が他の都市と比べて秀でているのは、ごみの分別
と、公共交通機関の利用だけです。

あとはもう惨憺たる結果です。

なんと、27項目中16項目で、世界8都市で最下位です。


意識は高いが行動に移していないというのは、犯罪でいえば、「故意による犯
罪」です。

最低だと思いませんか?

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先日、大相撲の力士が、あるテレビ番組で、

「朝から晩までエアコンを18℃に設定しっぱなしです」

と話されておられました。



日本人の価値観や美徳、「道」を極める象徴的である相撲の力士が、

「暑くてたまりませんので一日中エアコン漬けです」

と(告白するならともかく)堂々と話されていることに、少し悲しくなりました。


「心頭滅却すれば・・・・」の心境になれ、というのは酷な話かもしれませんが、

『力士でもエアコンは28℃にしている。

鍛錬のためにも、環境負荷を考えても、いい事だ』

ということが美徳となってほしいですね。

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ジェット燃料が燃えると二酸化炭素だけでなく数種類のガスと微粒子が放出さ
れ、これらが温暖化を加速する可能性があるとされています。

http://www.grida.no/climate/ipcc/aviation/

これを加味すると、航空機による温室効果は、二酸化炭素だけの数値の2.7倍にもな
るといわれているのです。

こうなると航空機は史上最大の温室効果兵器です。


さらに、京都議定書の削減対象には国際線は含まれていません。

国内のみです。

国際線にはさまざまな国の人が乗車していて誰が排出したと明確化できない、とい
うのがその理由のようですが、最も航空機の燃料を使い、温室効果ガスを排出する
国際線が含まれていないというのは、解せない話です。

いったい誰がこの排出量の責任を取るというのでしょうか。

こういった話は、今後の話し合いで決まっていくのでしょうが、いずれにせよ今の
私たちには、飛行機に乗ることは自動車に乗ることと同じくらい温暖化を助長して
いることを
知っておく必要があります。

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先日、非常に面白い動物に出会いました。

最初見たときは「ぎょっ」としましたが、そのうち妙な愛着が沸いてきたのです。

出会った動物は「ウサギコウモリ」という、耳がウサギのように大きく、体長が
10cmほどの小さなコウモリです。


30匹ほどが屋根裏に一緒に住んでいるらしく、夕方日没後にそーっと抜け穴を観
察していると、

「ガサッ、ゴソッ、キィ」

と音がしたかと思うと、数分おきに1匹ずつ、すーっと外に向かって離陸していき
ます。

家主にとっては、屋根裏に30匹も住みつかれ、騒音と糞で困っておられるようで
すが、コウモリは人間と同じ哺乳類で、しかも蚊などを食べてくれるイイ奴なので
す。


子供も名前をつけそうな勢い(笑)で、コウモリ観察を楽しんでいます。

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家庭排水がどうやって処理されているか、流れを説明します。

排水溝→排水設備→下水道→下水処理施設→河川(海)

下水道の整っていない地域では、合併浄化槽にて処理された後、河川に放流される
か、あるいは直接河川に流れている場所もあります。



お米を研ぐと白く濁ったとぎ汁がでてきます。このとぎ汁は精米ではとれきれない
ヌカが含まれますが、その成分にはたんぱく質や脂肪などの有機物のほか、窒素や
リンなどの無機物が含まれています。

この窒素やリンは通常の下水処理施設や浄化槽では処理できずそのまま河川に流れ
てしまいます。

高度浄水処理施設では窒素やリンの除去を行うことができますが、家庭や自治体の
負担が大きいため、普及が非常に遅れています。

日本の下水道普及率が6割程度で、このうち高度浄水処理ができる割合はもっと少
ないでしょうから、日本の家庭で排出されたとぎ汁に含まれる窒素やリンはほとん
ど、河川や海洋に流れているということになります。



リンや窒素は水中のプランクトンを増殖させ、赤潮やヘドロを発生させます。

赤潮やヘドロは水中の酸素を減らすため、魚介の死滅など水中の生態系に影響を与
えてしまうのです。



とぎ汁に含まれる成分は栄養分が多く、植物の水遣りには最適です。

また、油モノの洗浄効果もありますから、皿やなべを洗うのに使いそのままぼろ布
でぬぐってしまえば、一石二鳥の効果があります。



「洗わなくても味は変わらないよ」という方もおられます。

精米の技術も以前と比較すれば向上しており、炊飯前に洗わなくても充分なレベル
だというのです。

実際に洗わず、炊いたことがありますか?

ほとんどの方がやってみたことが無いと思います。

「お米はとぎ汁がきれいになるまで研いでから炊くもの」

この先入観に頼らず、一度洗わずに炊いてみましょう。

洗わなくても充分美味しいなら、一石二鳥ですよね。



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人類が農業を始めたのは1万年前といわれています。日本では2千年前です。

 人類が誕生したのは約20万年前ですから、19万年間人類はどうやって食べて
生きてきたのでしょうか。

 狩猟採集です。

 この狩猟採集時代、実は、人類は比較的豊かな生活をしてきたと言われていま
す。

 自然を崇め、動物との良好な関係を気づき、栄養価の高い食料を食べること
で、健康で、長時間の余暇があり、長生きしたそうです。

 獲物を多くとりすぎることは、自然からのしっぺ返しを食らうことになるた
め、必要なだけ「いのち」を頂く。

 このような人たちは、親切で寛容で、思いやりがあり、誠実であったのではない
かといわれています。

 事実現在少数生き残っているイヌイットやアボリジニなどの狩猟採集のライフス
タイルの生きかたにそれが現れています。


 狩猟採集民は、自然と共生していたのです。


 ところが、農業というライフスタイルが現れました。


 木を切り、開墾し、稲の種を植え、収穫するというスタイルです。


 なぜ、豊かな狩猟採集から農業に移行し始めたのかは、よくわかりません。


 狩猟採集が行き過ぎて、飢えが始まったのかもしれませんし、前から農業をした
かったのだけれども、道具が無かったところに、
 青銅器がやってきたことで、できるようになったからかもしれません。


 ひょっとしたら、農業をやり始めた人のスタイルが格好よく写って、我先にと
ブームになったのかもしれません。

 農業には土地が必要です。

 農業をやり始めた人が、どんどん土地を奪い始め、狩猟採集民の大切な自然を奪
い始めたために、狩猟採集ができなくなったことで農業へのシフトが加速したのか
もしれません。

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