最近、日経新聞の記事をにぎわせている「量的緩和」という文字。
そして、今から数時間前、ついに日銀は量的緩和解除を決定しました。
そこで、今回は、この言葉の意味と、
(株投資に関しては素人ですが、世間でいわれていることを平均して)
解除されることによる株式市場への影響を考えたいと思います。
ところで、日本の経済は1990年後半、いわゆるバブル崩壊からデフレという状態になりました。
デフレとは、需要が供給を下回ることで、物価が下がり続けることです。
物価が下がることは、消費者にとってはいいことのように思えますが、
企業から見ると、保有する資産の評価が下がることになり、
企業価値の下落につながったりします。
その結果、純資産を減らしたくない企業は、銀行から借金をするのではなく、
株式による資金調達に移行しようとしたのではないでしょうか。
また、資産の目減りを阻止したい企業は、現金を給料や配当にまわさず、
保有し続けていました。(一部、金余りといわれるようになった原因とも思います)
そんなこんなで、銀行を巡るお金の循環が悪くなってしまったため、
銀行の銀行である日本銀行はある政策を打ち出しました。
それは銀行が保有している国債や手形を、日本銀行が買い入れることで、
銀行の現金預金を増やし、金利を下げるというものでした。
この政策が「量的緩和」です。
お金の量を増やし、金融緩和をするということですね。
量的緩和によって金利は下がり、企業はお金を借りやすくなり、
また、投資家は社債より株へ投資するようになります。
と、いうことでお金の流れはよくなり、
企業価値の向上等により景気も回復傾向になってきたというわけです。
で、
今日、この量的緩和が解除されました。
量的緩和は、金利を下げる圧力と株投資への圧力をかけていたわけですから、
簡単に言って、解除されるとその圧力はなくなるということです。
その影響もあって、日経平均の終値は2日連続の下落となり、
移動平均線の下を推移する動きを見せていました。
しかし、世間の見方では、
この量的緩和解除による株式市場への影響は弱いというのが大半です。
消費者物価指数が安定して0%を超え、デフレ脱却も見えてきており、
企業も安定した成長を見せているということで、
まだまだ景気は回復し続けるという意見が多いのでしょう。
今日も大きく反発して409円の上昇となりました。
ということは、昨日、一昨日が絶好の買い時だったんですね。
株式市場は、実際に政策が打ち出される瞬間よりも、
まだ噂程度の段階の方が、上下も激しく、買いやすいということでしょうか。
とくに最近は、個人投資家によるトレンド分析売買が大きくなってきていますから、
こういった瞬間のニュースによる影響は小さいのかもしれません。
だからこそ、噂の段階でその政策がどのように働くのか見抜く力が必要なのでしょう。
私もそういう力を身につけたいです。











