今回は、カンボジア・アンコール遺跡群の中でも
アンコールワットに次ぐ人気を誇る
アンコールトムです。





先ずは、この壁面に彫られた仏像彫刻

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誰かに似ていませんか?


そう、下の写真の方、京唄子さん。

お笑い女優と言ったら良いのでしょうか、
中高年世代ならだれでも知っている方ですよね。

このアンコールトムの記憶
この京唄子さんと共に脳裏にとどまるのではないでしょうか

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さてこのアンコールトム
一辺3kmの堀と8mの高さの城壁で囲まれています。
地図の黄色の枠内です。

アンコールワットと比べてみてください
その規模の大きさが分かると思います。

アンコールワットの巨大寺院に対して
アンコールトムは城砦都市と言われます。

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トムと言うのは巨大という意味
その巨大な城塞都市の中央にあるのがバイヨン

これは、アンコール遺跡を形成するヒンズー・仏教、混交の 寺院です。

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この寺院の石塔壁面には、多数の仏像彫刻があります。
京唄子さん似の菩薩像もそのうちのひとつ。

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12世紀後半の建築と言われますが
まだ西洋のアーチ組の技術がなく
抱き合わせ的に積まれた石材

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仏像以外にも、見事な彫刻がいたるところに。

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仏教とヒンズー教では座り方が違うそうです。
最初仏教式の胡坐だったのが、その後ヒンズー教に変わり
立膝的な形に彫り直されたものです。

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王の権威のために、どれほどの民が泣いたことでしょう。
石垣や壁面は、王宮を支える奴隷や民を表しているのではないでしょうか。


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これらの石材は、壊れた遺跡から掘り出されたもの。
各国の援助があってもまだ不十分で
今は石材が積み上げられているだけ。


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アンコールトム
南大門から象の隊列が繰り出してきます。

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続きます