この本が出版された当時(2013年)の年齢です。
 

懐かしいCM↓

 

90歳になっても毎日布団の上げ下ろしをしている五女!

60歳の時に運転免許を取得し、30年間、無事故無違反だそうです!

 

家中をピカピカに掃除するのが日課だという四女!

自転車にも乗れるそうです💦

 

90歳を過ぎても前屈できる三女と長女!

 

長女の年子さんは、息子夫婦と暮らしていたものの、

 

お嫁さんが家事をすべてしてくれたので、ボケてしまい、

 

妹の千多代さんと一緒に暮らすことになったそうです。

老人ホームに入れられるところだったとか💦

 

同居を始めた時は、怖くてガスコンロの火もつけられず、

 

包丁も持てなくなっていたそうですが、

 

リンゴの皮むきから練習して、3年半でボケも解消し、

 

掃除も洗濯も炊事もまた出来るようになったそうです!

 

 

これを読んで、何もしないでいるとボケてしまうなら、

 

お年寄りを大事にするのも考えものだなと思いました。。

 

肩こりとも腰痛とも縁がなかったという母ぎんさんの口癖は

 

「自分のことは自分でする!甘えたらいけません」

 

「とにかく体を動かさないと腐ってしまう」だそうですが、

 

100歳を過ぎても元気だった理由がわかりました💦

 

 

4姉妹全員が大正生まれだそうですが、

 

子どもの頃から母親に厳しく躾けられたおかげで、

 

真夏でも庭の草むしりをしたり、毎日炊事や掃除をして、

 

90を過ぎても自立しているのはすごいなと思いました!

 

 

こちらの本も読んでみましたが、

 

長女と三女は小学校しか出ていないとか、

 

家に電灯がともったのは1919年で、

 

どの家も裸電球が一つだけだったとか、

 

長女は17歳でお嫁に行ったとか、

 

男子がいなかったため、戦時中は「非国民」と言われたとか

 

戦後、伊勢湾台風の被害に遭った話などが書いてあり、


洗濯機も炊飯器も掃除機も冷蔵庫も何もなかった時代の

 

昭和初期の暮らしや戦中戦後の様子がよくわかりました。

 

 
また跡継ぎの男子が産まれないことで、姑にいびられたとか
 
女性の生きづらさの原点はここにあるのかなと思いました。。
 
姉のきんさんも6人目でやっと男児が生まれたそうです。
 
 
私の母方の祖母も戦中戦後に4姉妹を産んだので、
 
同じように肩身の狭い思いをしたのかな?と思いました。。
 
祖父(母の父)の子どもは8人全部、女の子でした💦
 
 
祖父は戦前、二人の妻と二人の娘を亡くしているせいか、
 
いつもどこか寂しそうで、こちらに書いた
 
祖父は三人の娘に先立たれていることになります。。
 
 
祖父が声を出して笑っている姿を見た覚えがないのは
 
そういう理由があったのかな?と今更ですが思いました。。
 
 
また祖母も、祖父と結婚する前に離婚した夫がいて、
 
戸籍によると、その人は戦争で亡くなっているのですが、
 
その人の存在を娘である母たちは知っていたんだろうか?
 
と思いました。。
 
 
祖父母が抱えていただろう悲しみは誰にも語られず、
 
そのため誰も知ることなく、なぜ両親は仲が悪いのか?
 
と親の顔色をうかがう子どもが作られる原因になったのかな
 
と思いました。
 
 
家系図を見ると、
 
祖父母のどちらも母親を早くに亡くしていたり、
 
祖母の父親も、二人の妻と子ども7人に先立たれていたり、
 
何かと共通点が多く、家系って怖いな…と思いました💦
 
 
100年前から続く悲しみの連鎖というものがあるのかな?
 
と思うと、知りたいこと、究明したいことがたくさんあります。
 
100歳まで生きるのは大変ですが、
 
ぎんさんを見習って、しっかり生きようと思いました。