飽きてもいい! | アンダルシアの風を感じて

アンダルシアの風を感じて

東京中野区のカウンセリングルームA-Roomでカウンセリングを行っている心理カウンセラーEIKOが毎日をほんの少し楽に生きられるようになるコツを伝えます

こんにちは。心屋リセットカウンセラーのEIKOです。

 

 

 

 

心屋塾では

 

目の前の嫌な人は

 

「捨ててきた嫌な自分」

 

「ないことにしてきた自分」を

 

教えてくれる、と習います。

 

 

 

 

私は

 

2年前に

 

心屋塾初級セミナーと

 

上級ワークショップを受け、

 

今年

 

マスターコースを卒業しましたが、

 

相変わらず

 

「この人苦手だなぁ。」

 

と思う人が

 

目の前に現れます。

 

 

 

 

マスターコースを卒業したからと言って

 

嫌いな人が皆無になる

 

ということはないのですえーん

 

 

 

 

でも、

 

いやだなぁと思う人に出会った時の

 

心の在り方が変わりました。

 

 

 

 

「なんかこの人いやだなぁ。」と思った時、

 

「どうしていやだと感じるんだろう?」

 

「私の心の中の

 

何が反応しているんだろう?」

 

と考えるようになりました。

 

 

 

 

たとえば

 

私は

 

言っていることが

 

ころころ変わる人が苦手です。

 

「あれ、この前と

 

言ってることが違うんじゃないの?」

 

と心の中がザワザワします。

 

 

 

 

この前友達と話していて

 

思い出したことがありました。

 

 

 

 

私が幼稚園に入る前、

 

母と幼稚園バッグを買いに行きました。

 

私はアルプスの少女ハイジの絵がついたバッグを選び、

 

「これが欲しい!」

 

と言いました。

 

 

 

 

母は

 

「今テレビで流行ってるから

 

欲しいんじゃないの?

 

テレビでハイジが終わっちゃっても

 

このバッグはずっと

 

持たなくちゃいけないのよ。

 

そうなったら

 

『もう飽きた~』

 

ってなっちゃうんじゃないの?」

 

と言いました。

 

 

 

 

私は正直

 

テレビでハイジが終わってしまったら

 

そのバッグが飽きてしまうのかどうか

 

わかりませんでした。

 

 

 

 

でも

 

飽きることはいけないことだ

 

ということは理解しました。

 

 

 

 

欲しいこのバッグを手に入れるには

 

飽きてはいけないのだ

 

と理解しました。

 

 

 

 

そして

 

「飽きないから買って。」

 

と言いました。

 

 

 

 

大好きな

 

ハイジのバッグが

 

私のものになりました。

 

 

 

 

私は子供のころから

 

良くも悪くも

 

記憶力のいい子でした。

 

幼稚園入園の前にした

 

「『飽きた』と言いません」

 

という約束を

 

ずっと覚えていました。

 

 

 

 

自分がそのバッグを

 

ずっと好きかどうかよりも

 

「飽きた」と言ってはいけない

 

という約束の方が

 

大事なのだと思っていました。

 

 

 

 

大好きなお母さんとの約束だから

 

守りたいと思っていました。

 

 

 

 

こんな風に

 

自分の中の「べき」「ねば」は

 

作られていくんですねぇ。

 

 

 

 

「飽きること」は

 

悪いことではありません。

 

一時的に「好きドキドキ

 

と思ったものが

 

「やっぱり違った!」

 

と思えば

 

何度でも選び直せばいいのです。

 

 

 

 

目の前の嫌な人は

 

捨ててきた自分。

 

ないことにしてきた自分。

 

 

 

 

私は自分に

 

「飽きてもいいんだよ。」

 

「何度でも選び直していいんだよ。」

 

と言ってあげたいです。