なんでトランス脂肪を擁護するのか | こどもといっしょに ~tout plein de bonheur!~

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お父ちゃんになりたてのmasが、こどもといっしょに育ちながら、生きることのすばらしさを感じて生きてます。このブログでは、そうした生活の中で生れたことばを紡いでいます。(^-^*)/

 

ちゃんと理解できるような情報に乏しい日本

先日 偶然見つけた ネットの記事で ショートニングとか マーガリンを 是としているものを 見かけた。

まぁ うちでも 致し方なく ショートニング入りの 食品だってあるので 絶対ダメというつもりはない。

極力 摂取しないように 気をつけて生活をしてるんやけど 記事は その危険性を 知っている立場から 読者を 真の問題から 撹乱してしまってたから こりゃ アカンと改めて 感じた。

 

なんで 危険なんかっていうと トランス脂肪酸が 含まれてしまっているからで 世界の常識として トランス脂肪酸を含んでるから。

それは その記事にも 明記されてて それでも 結論として

一般的な食生活を行っているのであれば、それほど心配することはありません。

と 書かれたら そうなのね じゃあ 気にせんでも ええんやね…って思うわな。

でも 記事は こうも書いてるんです。

 

なお、WHOではトランス脂肪酸の摂取量を総摂取エネルギーの1%よりも少なくすることを目標にする、という基準が設けられています。

普段の食生活に心当たりがある人は意識してみてください。

 

この記事が 拠り所としている記事が なんと 驚くことに 農林水産省の以下の記事。

 

この記事でも スタンスを 曖昧にしていて どちらかというと 危険視することに対して 疑問を投げかけているんです。

その根拠が…

トランス脂肪酸による健康への悪影響を示す研究の多くは、脂質をとる量が多く、その結果としてトランス脂肪酸をとる量が多い欧米人を対象としたものであり、脂質をとる量が少ない日本人の場合にも同じ影響があるのかどうかは明らかではありません。

いやいやいやいや。

日本人の食生活が とうの昔っから 欧米化してしまっていることは 小学生の 娘に聞いても 知ってるし。

いつまでも 日本人の食生活が 伝統的なものやと 思い込んでるねん!って 驚くわー。

 

この 農林水産省の記事では 2003年の 専門家会合で出た 目標値も 以下のように 明記してるんやけど ここで また 矛盾を起こしてる。

その中で、トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%に相当する量よりも少なくするよう勧告をしています。日本人が1日にとるエネルギー量の平均は約1,900 kcalであり、この1%に相当するトランス脂肪酸の量は約2グラムです。

 

1日あたり約2gやで。

たったの 2gよりも 少なくするようにしましょう って書いてるやん。

じゃあ どんだけ 1日あたり 現代の日本人が ショートニングや マーガリンを 摂取しているのか?

 

朝は 食パンに たっぷりの マーガリンを塗りつけてるわな。農水省曰く マーガリン中の トランス脂肪酸は 7%。(29g摂取したらオーバー)

あ パン自体にも マーガリンとか ショートニングを 使ってもうてる商品も あるなぁ。

おやつに食べる クッキーにも ショートニングが しっかり含まれてる。同じく その割合は 1.8%。(112g摂取したらオーバー)

ランチに 揚げ物食べたら やっぱりそこにも 含まれていると考えた方がいい。

 

ゼロを目指さん限りは 約2gって あっという間に オーバーするでな。。。

 

世界の潮流は すでに 2023年までに 脱・トランス脂肪酸なんやで。

 

 

こんな日本で暮らしている限りは 摂取を避けることが 不可能に近い。

政府が 擁護しているから 規制もかけられへんからねー。

できることっちゅーたら 自主的に この問題点に 着目して取り組んでいる 企業を 応援して 買うことで 市場を変革することかな。

 

賢い 消費者となること。

そして 賢い 有権者となること。

政治を変えるには 地道な 取り組みを 根気強くつづけるしかないわー。