前回の補足です。

 

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何をやったのかをざっくりと説明すると、

下の温度の図の①でエアコンと換気を止め、②で再開、ただしシーリングファンは再開するのを忘れていたので③で遅れて再開

①から②の間は外付けのブラインドとシェードで日射遮蔽しました。

 

温度はエアコンを切ったら上がりましたが、室内の温度差は縮まりました。

その間の温度変化は2℃くらいです。

 

 

 

湿度はどうかというと、空調オフ期間の相対湿度は徐々に上昇しています。洗濯物の室内干しによる水分供給がないので夜間の急激な湿度上昇はありませんが湿った外気から安定的に水分は供給されていそうです。

このあたりは温度変化の影響も受ける相対湿度だと少しわかりにくくなるので絶対湿度でみたほうがよさそうですね。

 

 

絶対湿度でみると空調オフ期間の室内の水分の増加具合がよくわかります。エアコン再開時やシーリングファン再開時の変化もわかりやすいですね。

家をあける直前は14.5g/m3くらいだったのが、帰宅時には16.5g/m3くらいになっています。

感覚的にはわかりにくいので温度を固定して比較してみると、14.5g/m3から16.5g/m3の変化は温度が27℃のままだとすると、相対湿度が56%から64%になったということです。

私の体感だと無から少し暑いに変化です。

 

また、室内の水分量のムラもわかりやすくなります。

玄関ホールは窓枠に設置しているため、日差しの影響を受けるのですが、朝から昼にかけての日射による温度上昇と湿度低下は絶対湿度で見れば変化なしとなります。

逆に、室内干しや玄関の開閉での水分が供給される様子がはっきりとグラフの変化にあらわれています。

シーリングファンを回さないとロフトの湿度が下がらないところや、屋根裏にも影響が及びにくくなることもわかります。

 

 

 

 

屋外と床下も加えて、もう少し先までの変化を見てみると室内は場所ごとに概ね安定していることがわかります。

湿度は屋外の相対湿度の変化が大きいためやはり絶対湿度で比較しないとわかりにくくなります。

絶対湿度で比較すれば、ほぼ全期間で室内は屋外よりも低くなっているのがわかります。

高くなっているところについては、玄関ホールは部屋干しの影響によるものなのですし、屋根裏は生活空間でないので参考程度として重視していないので問題ありません。

 

 

 

というわけで、高断熱高気密かつ日射遮蔽を行えば真夏でも1日くらいはエアコンなしでもなんとかなりそうです。

仮に停電になったとしても、暑い日差しは太陽光発電のエネルギー源になるので非常用のコンセントが1つ使えます。最大1500W使えるので計算上は冷蔵庫とエアコンが使えるはずで、そのとおりに運用できれば全く問題ないです。若干電力不足だった場合も冷蔵庫とサーキュレーターが使えるなら多少不快感はあったとしてもなんとかしのげそうに思えます。

やや湿度が問題になりそうで、エアコンなしで2日耐えるのはちょっとどうかな、と思います。

 

停電時も快適な生活がしたい、となれば蓄電池が必須になりますが、そういう事態がどれくらいの頻度で発生すると考えるか、どれくらいなら許容できるか、価格に対して妥当か、などを考慮して安心を買うのがいいと思います。

私の場合は現状ではコスパが悪いと考えるので蓄電池はまだ様子見です。(単に金銭的余裕がないだけとも言いますw)