最近は鈴虫の鳴き声も聞こえるようになりましたが、ウグイスとセミも鳴いていて、季節感はイマイチです。
秋の訪れと言うにはまだまだ暑いこの頃ですが、ピークは過ぎたようですね。
我が家の測定記録によると今年のピークは8/3で36.1℃の猛暑となりました。
その少し前に、ちょうど1日家をあけることがあったのですが、その際に空調を止めたらどうなるかの実験を行いました。


7/30までは冷暖房併用(2階で冷房、1階で暖房)、日射取得あり、24時間換気、シーリングファン使用でした。
これらを出かけるときにすべてオフにし、シェードとブラインドで日射遮蔽も行いました。
7/31に帰宅して暖房以外を戻しました。

その結果がこちら
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真夏日となる暑い日が続いています。
屋外(ポスト下)にグラフが引っ張られていますが、これは日射量と体感での暑さの参考になります。
全体として、空調オフにした期間は室内の温度差が縮まり、再開してからは戻す前よりも差が広がっています。
空調オフ期間とその前後に注目すると
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①で冷房停止
②で冷房再開(暖房はオフのまま)
③でシーリングファン再開

冷房の近くの2階ホールの変化が早くて大きいです。冷気が供給されなくなるから当然ですが、エアコンを止めると温度は他の測定箇所に近づいていき、再開すると逆に他と乖離していきます。
玄関ホールは測定場所が窓の枠なので、日射の影響を受けています。①の手前から日射遮蔽の効果で温度上昇が抑えられ、①のあたりから翌朝まで温度は一定で、日射遮蔽しているとはいえ朝から昼にかけて温度が上昇し、また一定になった②のところで帰宅時の玄関ドアの開閉で暑い外気が流入して温度が上がっています。

ロフトの温度は帰宅して翌日になっても下がっていなかったので、③のところでシーリングファンを再開したら温度が下がっていきました。これは単に忘れていただけですが、タイミングがズレた分、変化がわかりやすくなりました。

②は帰宅時ともほぼ一致します。
時折ネタトモアプリで現状を確認していたので、室温が28℃後半になっていたことは把握しております、さすがに冷房オフにして日射遮蔽でしのぐのは難しかったか…この試みは失敗だったか…と思っていたのですが、帰ってみたら以外に涼しくて驚きました。
数字的には玄関ホールで29℃だったので暑いと感じてもおかしくなかったのですが、そうではなかったのは外との温度差や湿度差のせいなのでしょう。おそらく。

今回は結果オーライでしたが、1日くらいなら設定温度を上げて省エネしつつ連続運転にしてもよかったのかもしれません。いや、きっとそうでしょうw
なので今度はそうしてみたいのですが、残念ながらこのご時世でなかなか出かける機会もつくりにくくなり、試せるのは来年になりそうです。


一応、実験の前提条件でもあるので我が家の性能や設備を簡単に。
UA値 0.26W/m2K
C値 0.2cm2/m2
延床面積100m2程度
冷房に用いるエアコンは2.8kW(ダイキンFXシリーズ10畳用)
※設定温度18℃、風量最弱
換気はダクトレス熱交換換気(VENTOsan)
※風量は4段階の3