1899年の創業以来、ミーレは「常により良いものを(Immer Besser)」という理念に忠実であり続けています。 つまり、私たちは最善を尽くして競合他社より常により良くなろうと、そして現状の自分たちより常により良くなろうとしています。 お客様からすると、ミーレという選択は優れた判断――おそらくは生涯最高の判断!――だったと安心していただけます。
(ミーレウェブサイト「ミーレを選ぶ理由」より)
冒頭から引用していますが、ここにあるように生涯最高の判断だったと思えるものなら即採用したいものです。
真偽のほどやいかに。
さて、ミーレを最初に検討したのは食洗器です。
OB宅訪問でみせてもらって、その容量の大きさに憧れと好感をもっていました。
しかし、妻の実家で使っていてイマイチ印象がよろしくないようで、残念ながら見送りになっていました。
修理も時間がかかるとか。
そんな状況でしたが、ここへきてミーレが急浮上してきました。
それは食洗器ではありません。
ではなにかというと、コンロです。
先日スーパーラジエントヒーターにしようと決めたことを書きましたが、さらに変更です。
変更を決めたばかりなのですが、変更できるのであれば最善を尽くすべく、さらに変更したくなりました。
電磁波対策でスーパーラジエントヒーター導入を決めたものの、マイナス要素として気になっていたことが3つほどありました。
まずはデザイン面で、グリルがついていること。
なんといっても見た目です
ここは案外大きなポイントです。ないほうがすっきりしているのはいうまでもありませんが、グリルがないとそこを引き出しにできるという利点もあります。
食洗機をつけて引き出しが小さくなっていたので引き出しがほしいのです。
また、魚はフライパンで焼くのに慣れていますし、手入れの面倒なグリルを使うつもりはありません。
つまり、見た目的にも実用的にも、我が家でグリルは不要なのです。
いらないものは付けたくないのです。
次に、火力が劣ること。
ウェルネストホーム名古屋モデルハウスの宿泊体験のときにスーパーラジエントヒーターを使いましたが、お湯を沸かすのに時間がかかると感じていました。
IHが3kWに対してスーパーラジエントヒーターは2.3kWと、やや火力不足な気がしていました。
最後に価格面です。
スーパーラジエントヒーターは60cmで定価260,000円、ユーロスタイルは定価290,000円ですがキッチンのオプションとしては+200,000円です。(価格は税抜き)
3口IHよりも2口IH+1口ラジエントのほうが安いのでラジエントヒーターのほうが安いのではないのかと思うのですが、上記の金額差に、値引きがどちらにどれだけあるのかわかりませんが、少なくともスーパーラジエントヒーターに変えるにはある程度の増額となります。
ネットで出てくる価格だけで見てみると倍以上の差が出ています。
おそらくスーパーラジエントヒーターはあまり値下げしないのでしょう。
この3点のマイナスはありましたが、それでも安心を買うつもりでいました。
しかし、ミーレにもラジエントヒーターがあることを知ったのです。
これにより、道が開けました。
以下は余談ですが、上の写真にあるように、ミーレでは電気クッカーというようです。
Electric hobsの直訳なら電気コンロでよさそうですが、クッカーとするなら電気の方も別の意訳にならないものなのでしょうか。
アメリカ向けだとElectric Cooktopsとなっているのでそちら寄りということなのでしょうね、おそらく。
どうせなら電気調理器でもいい気もします。
このあたりも気になったので調べてみたらコンロのことをイギリスではhob、アメリカではstoveというようです。
さらっと書いていましたが、ホブという言葉は初めて知りました
ストーブも日本語でイメージするのは暖房用のストーブですが、それはheaterなのですね。
ちょっとややこしいので混乱しそうです
では、radiant heaterはというと、それは放射ヒーターだとグーグル先生が教えてくれました。
ヒーターが暖房機器ならイメージ的には輻射パネルになるのでしょうか。
ちなみに、radiant heatとなると放射熱=輻射熱となるようです。
ついでに、IHはInduction Heating(日)/Hobs(英)/Cooktops(米)なので、イギリスではIHでもアメリカではIC?
そもそもInduction Heatingだと電磁誘導加熱でしかないので、調理機にあたるものがないとダメだからIHクッカーでいいと思うのですが、なぜかIHクッキングヒーターなのですね。
ヒーティングとヒーターがくどく、直訳するなら電磁誘導加熱式加熱調理機みたいな感じで変だと思うのですが・・・感覚の問題でしょうか。
興味深く、勉強になりました
ここではIHとラジエントヒーターのままでいきます。
海外製を視野にいれるならミーレだけでなく、少し調べたらガゲナウやアーエーゲーやテカもあるとの情報を得たのでもう少し調べてみましたが、現状日本でラジエントヒーターが手には入るのはエムエフジーを除けばミーレだけのようでした。
どうやら欧州でもIHが主流になってきているように感じました。
ガゲナウのサイトではラジエントヒーターが見つけられませんでした。
その他は、海外向けではあるようですが国内向けではラジエントヒーターがラインナップにありません。
きっと売れないのでしょうね
東芝も以前は3口のラジエントヒーターがあったようですが、生産中止となっています。
そんな逆風の中あえてラジエントヒーターにしようとしています。
ミーレのラジエントヒーターは日本向けでは4種類しかありませんが、アメリカ向けだと種類も多いです。
↑こんな感じでいっぱいあります。
↑ジ・アメリカンな感じの、こんなに大きなものもあります
では本家ドイツはどうなのかというと、これまた種類が多いです。
↑丸が重なった形の、やや変わったものもあります。
さらに、
↑このように四角い形のものもあります。
こういう違いを見つけるのもおもしろいですね。