The Hours は ニコール・キットマンがオスカーとった作品です。
ちなみに原作はピューリッツァー賞とってます。バージニア・ウルフはイギリス文学では有名な存在、意識の流れの手法を用いたことで知られますが、これって女の人の普通の会話を文章にしたような、話がどんどん流れる(^^;。そういう心の流れを記述し成功したのが「ダロウェイ夫人」でこの映画はこれに見立てている。
話は3人の女性がメインでその中のひとりがウルフ本人、いきなり映画のはじめに彼女の自殺シーン、川の中に服に石を詰めて入っていくシーンから始まるのも衝撃的、自殺は史実です。
この中の感受性の強い文学的な人たちは、ウルフも含め、みんな死にたがります。ジュリアン・ムーア演じるローラ、軍人の奥さんでひとり子供がいて、何不自由ない生活、でも彼女にとっては、それがたまらなく苦痛で、自殺を試みるが死ねない。実はこの息子がキーパーソンで、もう一つの時代のメリルが演じるクラリッサの時代とつながっています。
ここで死にたがってるのは、ある小説家(エド・ハリス)。つまり文学的な感受性が強いと、人生が煩わしく、生きることが苦痛、ウルフが死んだ小鳥が横たわっているところで一緒に横になって、小鳥を羨ましそうに眺めてるシーン、なにか気持ちがわかるから、ちょっと恐ろしくなる映画ではあります。
普通のの人たちが描く幸せが。この人たちには苦痛でしょうがない。ま、こんな文学おばさん、仲良しでひとり知ってるので彼女を観てるよう、自分の中にも少しあるのかなぁ。おばさん本人は、年金の分まで生きな損!って言ってますが。
この映画のテーマは何なのだろう?難しいですね。ウルフ讃歌ではあることに間違いはないけど。文学的であることは、愛とか平和とか普通の通常概念も疑ってかかるし、超現実主義(シュールレアリズム)のようなアイロンの底に大きなトゲのような既成概念の破壊のような感覚が文学でしょうから。
メリル演じるクラリッサは、体外受精でもうけた娘がいます。これを演じてるのが、クレア・ディーンズ、ロミオとジュリエット(レオちゃんがロミオ)とかレインメーカ(マット・デーモン主演)
そして、役のイメージを変えるきっかけになったのがターミネータ3のケイト役ですね。サラ・コナーまがいの強い女性に変わっていく(実際、未来のジョン・コナー奥さんですからね)。そしてエミー賞とったドラマ ホームランド 彼女も出ています。
またこの音楽は非常に好きです。サントラ盤もってます。
VIDEO
このシーン 有名ですね
VIDEO