いい子でいなきゃいけない
いい子でいなきゃいけない

心配をかける事は悪いこと
迷惑をかける事は悪いこと

期待に応えなきゃいけない
望みを叶えなきゃいけない

心配をかけるのを望まれた時
僕は一体どうすればいいの?

それは本当?嘘?
それは嘘?本当?

分からない
分からない時は

悪い事をしなければいい
悪い事をしなければ怒られないから

期待にそえなくて望みを叶えられなくて
幻滅されて離れていく方がましだもの

きっとそうなんだ 
きっときっとそうなんだ
慣れてるから大丈夫 大丈夫

いつも楽しくにこにこ笑顔

大丈夫だよ 痛くないよ 
僕は大丈夫 大丈夫だよ

だから 心配しなくていいよ
気を遣わなくていいよ

君の心は別のことを考えたらいい
僕の事で時間を無駄にするのは勿体無い
もっとやりたいことあるでしょう?
時間は限られてるんだ

もし 心を分けてあげることが出来るなら
僕より違う人にその優しい心を分けてあげて
きっと君の心を待ってる人がいるから

ほら 僕はにこにこ元気だよ
毎日楽しいよ 幸せだよ
寂しくなんてないよ 
悲しくなんてないよ
苦しくなんてないよ
辛くなんてないよ
だから 大丈夫 大丈夫

僕は幸せ 毎日幸せ いつでも幸せ

でも

んーん なんでもないよ 
ただお腹がすいただけなんだ
そう それだけなんだ

なんでもないから気にしないで

僕は大丈夫だから 大丈夫だから

信頼してないわけじゃないんだ
信用してないわけじゃないんだ

大好きだよ 
言葉にできないくらい大好きだよ

失うのが怖いくらい
嫌われるのが怖いくらい

だから そんな悲しい顔しないで



言わなきゃよかった…?



ごめんね ごめんね 全部嘘なんだ
こんな感じのお話もたまにはいいかなって思ってさ
あんまり気に入ってもらえなかったようだね

今度はもっと楽しい話をするよ

それじゃあ おやすみなさい
良い夢を




 
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薔薇を買う人
A:
B:
(敬称略)
 
 
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A:やぁ いらっしゃい


B:これをなおして欲しいんだ


A:ふむこれはこれは

   また 酷なことを


B:出来るだろう?


A:出来ないとは言ってないさ

   でもいいのかい?


B:何がだ?


A:これは彼女はもう限界だよ?

   そろそろ新しい娘を買った方が

   おっと 失礼 愚問だったね


B:…


A:その刃を収めてくれないかな

   恐怖で針に糸が通らないよ


B:くだらないことに口を回さずにさっさと直せ


A:畏まりましたよ ご主人様

   よいしょっと

   はい これでいいんですか?


B:ああ 上出来だ

   それじゃあな


A:またのお越しを~ってもういない


   全く 世の中には色んなめんどくさい人がいるものですねぇ

   そうは思わないかい?

   え?僕も同じようなもんだって?

   そんなこと言わないでよ

   照れるじゃないか




狼達はソレを組み伏せ 紅く熟した果実に齧りついた。私は為すすべなく空にただ一つ浮かぶ月を見上げることしかできなかった。
狼達はただ貪欲にその果実を貪り食っていった。そして 月が沈み始めた頃 狼達は全てを終え自分達の穴倉へと戻っていった。
放置された穢された醜い果実を太陽が無慈悲に照らしていく。
破瓜の痛みが鈍くズキズキと全身を蝕んでいく。重たい腰を持ち上げ 起き上がる。
その時 果実の鱗片が目に止まった。私はソレを拾い上げ口に含んでみた。とても甘く甘い味がした。
私はそれをどんどん口へ詰め込んでいった。まるで狼のように貪欲に貪欲に。
しかし 何かがまだ足りなかった。あの時失われた何かを埋めるにはまだ足りなかった。
だから 私は 狼達を食べることにした。狼達はなぜか抵抗しなかった。私にとっては好都合だった。全てを貪り食う。しかし 狼達のように喰い散らかしたりはしない。綺麗に全て食べなきゃ 怒られちゃうから。
でも 全て食べ終えても満たされることはなかった。何故か私には理解できなかった。