朔夜の月大きくなるにつれ 夢を持つことが怖くなった。また駄目だろう 失敗するだろう 黒い言葉が頭を巡り 今日もまたいつも通り動けないまま陽が沈んでゆく。ほんのちっぽけな光さえあれば前に進めるのに…永遠に浮かばない月に陶酔しながらすこしだけ心地よくなってきた暗闇の中で首を絞める夜が続く。明けぬ夜はない暮れぬ陽はない分かりきったこと誰でも知っていること変わらない真実そんな世界に嫌気がさしてきた一人の幼い大人のお話