一昔前、営業帰りに通る山間部の集落を
通過するとき、楽しみな事がありました。


それは、夕方4時過ぎから集落に充ちる煙のにおい。
その正体は、風呂を沸かす為に焚いた薪からの煙。


なんだか懐かしくて。
「現代(当時の)でも、薪で風呂沸かしてるんだ!」
と、時の流れが緩やかな、土地に何だか感激したものでした。


今、その事を思い出し、今風に呼べば「バイオマス燃料風呂」
現在の温室効果ガスの算出基準から見れば、二酸化炭素排出ゼロ!
カーボンニュートラルな環境にとても優しいお風呂なのです。

ちなみにカーボンニュートラルとは、
薪などの自然木などは、光合成により大気中の二酸化炭素を
吸収し、燃やす事によってまた大気に戻ります。
例えば、燃料としなくても自然に枯れ朽ち果てます。
その際、有機物は微生物により分解され二酸化炭素として
また大気に戻って行きます。
つまりは、大気中の二酸化炭素の総量に影響を与えないもの
と考える事ができるのです。



しかし、本当は、固定化した二酸化炭素をまた放出するので
大気中の二酸化炭素は、また固定化するまで増加するのですが・・・
大規模山火事等が発生すれば、もちろん大気中の二酸化炭素は
一時的に増加しますものね。
(一瞬で成長する樹木があれば別ですが・・・)


色々、脱線しましたが、あの夕方の匂いは、
バイオマスで、カーボンニュートラルな環境に優しい
“素敵な香り”だったのでした。

様々な事業所から排出される廃棄物
その中には、別の産業においては原料や材料となり得る
ものがあります。


例えば、木材加工業で発生した端材等は、
他業種においては燃料になるなど。


これを行政が橋渡しを行い有効に活用しリサイクルを
推進しようと言うのがこの「廃棄物交換制度」です。


なお、この制度は、必ずしも全ての自治体で実施している
訳ではありませんが、ちょっと検索しただけで下記の
自治体(抜粋)がヒットしました。


■奈良県
http://www.pref.nara.jp/haiki/koukan/index.html

■鹿児島県
http://www.pref.kagoshima.jp/kurashi-kankyo/recycle/info/seido/johokokan.html

■熊本県
http://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/45/yuukouriyou.html

■茨城県
http://www.recycle-ibaraki.jp/04service/index.html

■栃木県
http://park7.wakwak.com/~tochigi/kousha_008.htm


名称が「交換」となっていますが、自社の廃棄物と交換する
訳ではありません。


各行政や関連団体において、事業者と廃棄物のリストが
登録されており、それを再度利用できる会社が、
紹介を依頼するシステムです。


その際、お金を払って買い取るか、無償譲渡とするのかは、
双方の話し合いとなるかと思いまが、通常ルートで原材料を
仕入れるより、格段にコスト削減になろうかと思われますし、
環境負荷の低減にも大きく貢献します。


是非ご活用ください。


また、余談ですが、面白い事に法規制上の状態も変わります。
 1.事業場の不要物 ⇒ 産業廃棄物
 2.譲渡決定 ⇒ 産業廃棄物
 3.運搬開始 ⇒ 商品
 4.受入先に到着 ⇒ 商品
よって、産業廃棄物のうちは廃棄物処理法が適用となり
保管基準等が厳密に定められています。
しかし、行政によっては状態の解釈も様々です。
上記1の段階から、譲渡目的のものとなれば、
廃棄物処理法が適用になりません。
同制度ご利用の際には各行政にご確認ください。


会社等の事業所から排出される事業系一般廃棄物、
皆様は、業者に依頼して収集運搬処分を行っていますか?


それともご自分で、区市町村の処分場へ搬入処分されて
いるでしょうか?


定期回収等で業者へ依頼されている場合、
自己搬入に切り替える事で、大幅なコスト削減が
出来る可能性があります。


廃棄物処理にかかるコストは大きく分けると
収集運搬費用と処分費用に分解できます。
処分費用は、各行政の基準によりますので、
業者が持ち込もうが、自分で搬入しようが
変わりありません。


つまりは、廃棄物を、処分場へ自己搬入すれば、
この収集運搬費用を節約する事ができます。


しかし、実際コストが下がるかどうか
最低限調べておかなければいけない項目があります。
1.廃棄物の種類(一般廃棄物か産業廃棄物か)
2.廃棄物の量
3.自社の廃棄物保管場所の有無
4.最低限必要な排出頻度(腐敗物はあるか)


上記1~4が下記に当てはまれば自己搬入をする事をお勧めします。


1.事業系一般廃棄物である(比較的近距離で処分可能である)
2.廃棄物の量(社用車に積める程度である)
3.廃棄物保管場所がある
4.2週間に一度程度の排出でOK(腐敗物は無い)
そして、固定給な暇な人がいる(コレ重要です!)


なお、業者に運搬を依頼すると収集運搬費用がかかります。

収集運搬費用の積算内訳は下記の通りですが、
自社で営業用等の車両があれば、1~4に関して、
既に負担している訳ですから二重にコストをかけることはありません。

また、5の人件費においても固定給の比較的時間がとれる方!?が
おいでになれば、カバーできます。


1.車両の減価償却費
2.燃料代
3.車検・修理費、重量税
4.消耗品(タイヤ・オイル等)
5.人件費
6.その他(運搬容器費用等)
7.収集運搬会社の利益



また、産業廃棄物でももちろん自己搬入可能ですが、
産業廃棄物処分場までの距離、処分場の暗黙のルール
(ヘルメットの着用、受付方法)等、産廃・建設業等で
慣れていない方にはちょっとハードルが高いかもしれません。
もちろん、産業廃棄物ともなれば、量的にもクレーン付の

トラックで積込するようなことになるでしょうし。