先日、アパレル業界の実店舗で働く知り合いに聞いたのですが、売上のいい店舗は必ずと言っていいほどバックヤードがきれいに整頓されているそうです。
なるほど、バックヤードが整頓されていれば、接客中にお客様が希望のサイズやカラーを探し出して戻ってくる時間を短縮できるし、何よりも「バックヤードがきれい=モノがきちんと管理されている」ということになります。
モノがきちんと管理されているということは、商品の回転率が月イチで出されたデータでだけ見るのではなく、人間の目で常に意識づけられ、不良在庫などが嫌でも目に付くということになるのではないでしょうか。
雑然とした倉庫の中で、何だかわからないけど売れ残った商品が隅の方で山積みになっていると、なかなか中身を確認するのにも腰が重くなります。でも不良在庫がたまってくると、キャッシュフローが悪化して新商品の仕入れにも影響が出ますし、そうなると当然売上にも響いてきます。
アナログなようですが、一度自分のショップのバックヤードがどうなっているか、確認してみてもいいですね。
ちなみに以前、自分が店長をしていた時、商品のピッキングをもっと時間短縮したいと思って考えた、ほぼコストゼロでできる試みを書きますが、そこそこの効果が出ました。それは、商品の箱や置いてある棚に、商品カテゴリや商品名を書いた大きな名札を張り付ける。可能であれば何回もマジックで書いて消せる、表面がなめらかな素材を両面テープなどでくっつけてください。
毎日ピッキングをしていると、大体の商品の場所は頭に入ります。
で、自分がやっていた商品の探し方は以下のような感じでした。
1.目当ての商品が置いてある大体の場所にいく
2.大体の場所で箱や棚を3~4箇所調べると見つかる
こんな感じ、いたって普通です。
でも大きな名札をあちこちの箱や棚に張り付けてみると、大体の場所で調べていた箱や棚の数が半減したのです。
この「半減」というのが大きい。
一日の作業の中で何回かピッキングを繰り返すと、この半減が積もり積もってかなりの時間・ストレスの軽減になりました。しかも、あまりピッキングをしないスタッフでもすぐに商品を見つけられたのです。
ただ、こう言うのも何ですが、当たり前すぎて別に改めて大げさに言うほどのことでもありません。
しかし、いくつかの店舗さんではピッキング作業の際、長い時間をかけてひとつの商品を探し回っている姿を見かたのもまた事実です。