石井ジョゼの!DEAD-FISH-EYES
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1983

僕は、超が付くほどのド凡人だった。

どこまでフェイクを入れて書こうか迷うのだけど、僕は、海と山が同居する、千葉県と名乗るのもおこがましい超が付くほどのド田舎で生まれ育った。

某国民的大手企業の社宅と公園が、小さな僕の住む世界の全てだった。

兎に角、何かある度に親父にバリカンで頭を刈られたのを覚えてる。だから昔の写真に写っている僕は、大抵が丸坊主だ。マルコメ味噌、なんてよくからかわれたっけ。

社宅に住む同年代の友達・ケンイチくんとユウくんとはかけっこをして遊んだ。僕がいつもビリだった。何度やっても勝てなかった。気が狂うほど負けたあとで、僕は自分の足が遅いことを知った。コンプレックスの、始まりだった。
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