意味は万国共通
昨日はソウル市立大の留学生の人達との交流会があった。
そこで、韓国人の人と、それぞれの文化について3時間近く話した。
その中の1人に、小学校から英語を習ってきたという人と英語で1時間以上話し続けた。
彼は韓国外務省志望。
韓国では、TOEICで900点以上取ると、一流企業への道が開けるらしい。
日本人の英語はBritish Englishに近く、聞き取りずらいとの話題が出てきた。
韓国人はAmerican Englishらしい。
その原因は、小学校時代のローマ字学習であると指摘しておいた。
例えばどんなとこが聞きずらいかと尋ねたところ、
workをウォークと発音すると答えた。
ローマ字に1対1対応させて覚えるため、発音の柔軟性が奪われているのである。
日本人の民族的弱点だが、「こうでなければならない」思考にコチコチに固まってしまうのである。
発音も1つに決めすぎる。
もうちょっと楽に構えてみてはどうだろうか。
rの発音も、口を窄めて開く時の音 + 舌先をどこにも付けない、といった原則を覚えたら、
後はひたすらnativeの口を見、音を聴き、真似てみれば、確実に発音は洗練されていく。
英語はリズムの言語だと改めて感じた。
それと、通訳できる人って、あんなにカッコイイんだなぁて惚れ惚れした!!
Kunst bringt Gunst. ドイツ語で、芸は身を助く。
こっからは言語のリズムについて。
福沢諭吉の『文明論之概略』は、音読してみるとそのリズムが一定であることに気付く。
ケネディ、キング牧師などといった歴史に残る名演説には美しい心地よいリズムがある。
一定の旋律に乗って、文が進んでいく。
そんな、身体の栄養になる名文を多く音読してきて今日ホント英会話に生きた。
これから、もっと表現のレパートリー増やしていきたい。
この2年間は、
話す実体を作る2年間であった。
黒帯、ゲーテ、福沢諭吉、論語、デュルケーム、ヴェーバー、・・・。
これからも学び続け、無限に発展する自分でいく事を誓った1日だった。