韓国人に見えた「日常と非日常」のギャップ
今日韓国人大学生と皇居である質問をされた。
「なぜ日本人は城はこんなに大きいのに、民家は小さいのか?」
韓国では、金持ちは豪邸を構えるのが普通だという。しかし、日本人は金持ちでも小さい家に住む。
それに対し、自分は以下の様に答えた。
日本人は、大きな城に来て、日常との違いに驚く。というか、畏敬する。
自分達の住む世界とは別の世界なんだなぁ、としみじみ感じるのである。
「しみじみ」という感覚は、日本人特有な感情である。
「あはれ」に近いかも。
そのギャップで、日本人は日常と非日常を無意識に区別するようになるのではないか。
無宗教と言われる日本。だが。
「別世界」を、心の支えとして、戦前の世代は頑張ってこられたのではないか。
皇居は、
聖なる場所。
清い所。
そんなイメージ。
天皇陛下や将軍家は日本人にとって「神」。
自分達の世界と別の世界の「神様」なのである。
日本は「八百万の神」の国。
徳川家康だって、死んでしまえば神様である。
「御神木」、受験の神様、神業、・・・。
「こいつ凄すぎる!神だ!」なんていうのはノリで話す日常会話だもんね。
日本では、神様が8,000,000も!!
しみじみしたもの、自然に「神」を感じてしまうのだなぁ。