根本を定める
以前紹介した論語の一節
「君子は本を努む。本立ちて道生ず。」
意味は、「君子は根本に努力する。根本が定まって初めて進むべき道が生じる」
これを今日の幹部面接にアレンジして応用した。
先輩問うて曰く、「どんなふうに部を運営していきたい?例えば礼儀、時間厳守とか。」
「自分が考えますのは、①練習内容(高度さ・充実感)、②関係(部員同士の礼儀、楽しさ)、どちらが先立つかということです。
①練習内容に充実を実感できれば、②人間関係は自然に後から付いてくると思います。しかし、その逆は絶対無いと思います。
練習が充実してなくて、どうして部活なんかに来ようと思うでしょうか。」
そういう順序の重要性を主張した。順序と言うのは、言い換えれば「一方向性」である。
杓子定規に②を後回しにするのは疑問だが、やはり本位は①にあるだろう。
企業とかでも、①は成長性、やりがいのど、仕事そのものの充実無しにプライベートも人間関係も充実しない、と言えるのではなかろうか。
それにしても、中国古典の力は凄い。特に『論語』。
SBIの北尾吉孝CEO、ワタミの渡邉美樹社長も座右の書に挙げている。
簡潔だから覚えやすく、本質が捉えやすくなる"思考のフレーム"を読む度に提供してくれる。
応用自在!!
是非手にとって見てください。何回も音読する毎に味が出てきます。
- 北尾 吉孝
- 中国古典からもらった「不思議な力」
自分はこの本から入りました。『論語』を中心に分かり易く解説してあります。
金谷 治・訳