退屈力
学ぶ事って最初つまんないが、基本が1つ1つものになってくると一生モノになる。
その基本の繰り返しに、「退屈力」が有効である。
江戸摩呂 さんの記事より。
「退屈力」とは、「外からの強烈な刺激で脳を興奮させるのではなく、刺激の少ない状況でも自分の脳を満足させる能力」。
「なんかいいことないかなぁ」なんて他人に依存してないで、自分で楽しみを生み出したい自分の思いを応援してくれる概念だ。
自分の94歳の祖母曰く
「今安心して暮らせるのは、節約して勤勉に働いたからだよ。」
その祖母は明治末年(1912年)生まれ。若い頃東京の裕福な家庭に奉公し、結婚後六本木で八百屋を夫婦で切り盛りした。
1936年「二二六事件」の日について聞いたら、「ああ、あの日は朝からラッパの音がしてて、兵隊さんが市ヶ谷とかから歩いてきてた。おじいさんが築地に仕入れに行ったきり、戒厳令で帰って来られなくなっちゃったんだよ。」と貴重な話をしてくれた。
話脱線したが、その祖母は奉公時代毎日田舎の方見て夜寂しくて泣いていたそうだ。
それでも必死に働き、6人の子供を立派に育てた。
そして今でも超働き者で、子供の誕生日には赤飯をもの凄い量作る。自分の食事も自分で作る。
94歳になっても迷惑かけるどころか、周りに役立ち続けてるのだ。
「仕事してる方が楽しいんだよ。」と言いながら、今日も力強く働いている。
自分は、独立自尊な生き方でかつ他人の幸せに遍く貢献していきたいと考える。
他人がマイナスな状況の時、プラスに持っていくには自分の我慢が必要になる。
一時的に自分の楽しみ、プラスの刺激を我慢しなければならない。
そんな時に、この「退屈力」が力を発揮する。
自分が短期的に不快でも、中長期的にお互いにプラスになると信念を貫ける。
部活であれば先輩、会社であれば管理職は後進を「見てやる」のが大事な仕事。
後輩は、先輩の行動をよく見ているものだ。
後輩としては、先輩の「退屈忍耐力」には大きなポイントを与える。
自分の為を思ってくれてると思うと、後輩としては
「先輩の顔に泥を塗ることだけはしたくない」
と思うようになる。信頼関係が生まれる。良い関係が長続きするコツだ。