「なに無視してんだよ」
え?
「俺を無視するなんて、いいご身分だな」
え?嘘
なんで
だってあなたは・・・
後ろには彼がいた。
直接見たわけでもないけど、気配があって、声がして。
幻覚かしら?でも、リアルすぎでしょ。
「死んだとおもった?」
「うん、幹部の人だってそう思ってる。」
「そか。さすがうちのファミリーの幹部はやることが早いね。ご丁寧に俺の墓までつくってくれちゃって」
「あなたも幹部でしょ?他の幹部はやることが早いのにあなたは連絡がずいぶんと遅いのね。」
「今、ボスに連絡いれたよ。1ヶ月間、相手のファミリーのとこいって潜入捜査。
敵をだますにはまず味方からだよ。俺だってやることはちゃんとやるんだから」
そんなの知らない!
心配して心配して大変だったんだから!
あなたの帰りをずっと待ってて。待ちくたびれてたんだから!
「泣いてるの?」
あなたが言った。
「泣いてるよ」
あなたのために
「こっち向いて」
そう言われて振り返った。
顔にガーゼとか張ってあるけど、そこにはちゃんと彼がいた。
安心したらもっと涙か出た。
「ひっでー顔!」
そういって笑うあなた
「うるさいわね!」
でもちゃんと涙を拭き取ってくれた。
「心配かけてごめんな
心配してくれてありがとう」
「うん」
後ろには君、前には幸せな未来を乗せて
そして彼は白い花束と小さな箱を取り出した。
「僕と結婚してください」
驚いて涙がとまった。
「お返事は?」
「・・・幸せにしてね?」
(ほらな!幹部はやることがはやいだろ?)(こういうことに関してはね)