表現力とは語彙もさることながら、比喩をいかに巧みに使えるかに関わってきます。
比喩とは、何かに例えて物事を表現することです。
比喩がいかに強烈な力を持つか、例をあげてみましょう。
●比喩を使わない文章例
満開の桜の木。
舞い散る桜の花弁に、あたりは満たされていた。
●比喩を使った文章例
爛漫と咲き誇る桜の花。
風が梢を揺らすたびに、花弁は飛沫を散らすかのごとく宙を舞う。
どちらが、より読者に訴えかける映像を伴っているかは一目瞭然でしょう。
比喩はその場の情景や、登場人物の心など、抽象的なことを伝えるに非常に効果的です。
文章が上手くなりたい人は、いろいろな比喩のパターンを研究してみることをオススメします。
より多くの比喩を知っておくことが、独自の表現を編み出す下地になります。
ただし、調子に乗って、比喩を使いすぎるのは逆効果です。
物語のテンポを阻害したり、意味を理解しづらくします。
比喩は山場を盛り上げるなど、ここぞというところに配置すると良いです。