天然皮革・天然毛皮製品
天然皮革や天然毛皮の素材をワンポイントとして部分的に用いているジャケット、コート類やニット類を見かけます。
皮革や毛皮はデリケートな素材で、家庭では洗濯できない素材です。
汚れや固着した汚れは除去できないこともあります。日ごろのこまめなお手入れが重要です。
皮革も毛皮も元は生きた動物です。クリーニング後に動物固有の生体のキズが現れることもあれば、クリーニングや空気の湿気・水分によって寸法が変化したり、経時劣化したりすることもあります。
汚れは変色、黄変、虫害、カビの発生の原因となります。保管前にはクリーニングでしっかり汚れを落としましょう。
合成皮革製品
合成皮革のジャケット、パンツをお持ちですか?
合成皮革の素材は、独特の光沢を出したもの、あるいは天然皮革に似せたものなど、様々なバリエーションが楽しめます。軽くて日頃のお手入れもラクなため定番素材になっています。
ただ、注意してほしいのが、着ても着なくても合成皮革は時間が経つにつれてべとついたりはがれたり(剥離)して劣化するということ。
汚れがついたまま放置しておくとその部分が劣化しやすくなります。
次のシーズンまで保管する時は必ずクリーニングをしてください。
劣化しつつある合成皮革製品は受け付けられない場合もありますので、ご了承ください。
日頃のお手入れ方法
中性洗剤を薄めた液に浸した布(あるいはタオル)をよく絞って拭きます。はじめに目立たない部分で影響がないかどうかを確認します。次に、汗や汚れが付着している部分のみ、表面がキズつかないように拭きましょう。
その後は、洗剤が残らないように水に浸してかたく絞った布でそっと拭きましょう。洗剤が残ると劣化を促進することもあります。最後によく乾かしてください。
花粉を服につけない対策
1. ツルッとしていて静電気が起きにくい素材を選ぶ
花粉の付着を防ぐなら表面がツルッとした素材を選ぶようにしましょう。肌寒い時期はウールのセーターを着たくなりますが、花粉の時期は付着してしまうのでおすすめできません。できるだけ毛足の短い素材を選ぶと、服に花粉が付着することを防止できます。
2. 服に静電気防止スプレーをつける
静電気防止スプレーを使うのも策の1つです。衣類の静電気防止スプレーを使うことで、花粉が服への付着を抑えることができます。静電気対策と併せて花粉対策にも使ってみてください。
3. 柔軟剤を活用して部屋干しをする
洗濯時の外干しによる花粉の付着を防ぐ為にも、できるだけ部屋干しや浴室の乾燥機での乾燥がおすすめです。柔軟剤使用で静電気を防ぎ花粉の付着の軽減にもなります。
4. 部屋での飛散を抑える便利アイテムを使う
服についた花粉を部屋に持ち込む前に叩くことは重要ですが、完璧に落とすことは難しいです。そのため花粉対策のアイテムを使って、部屋での花粉の飛散を防ぐこともポイントです。