10 「京を彩る音」に関する記述について、最も適当なものを書きなさい。

(91)京都の祭りには、独特の鳴り物や掛け声がある。王生寺の王生大念仏狂言は、鉦や太鼓、笛の囃子の音などが愛称となって親しまれているが、それは何か。

(92)祇園祭前祭の山鉾巡行で奏でられるお囃子について、お渡りから戻り囃子に変化する交差点はどこか。

(93)その音階から「黄鐘調の鐘」とも呼ばれる梵鐘(国宝)が伝わる寺院はどこか。

(94)「御所の弁天さん」として知られる、京都御苑の中にある音楽や芸事上達を祈願する神社はどこか。

(95)「鳴き龍」とは、堂内の天井に描かれた龍の下で手をたたくと、その反響音が龍の鳴き声に聞こえることをいう。法堂内部の鏡天井に狩野光信が描いた「鳴き龍」がある寺院はどこか。

(96)退蔵院や宝泉院に代表される、地中にある空洞の中で落ちた水滴の音を反響させる、日本庭園の手水鉢などに用いられる仕掛けを何というか。

(97)「月はおぼろに東山…」から始まる、祇園の四季をうたう「祇園小唄」を作詞した人物は誰か。

(98) 京都市営地下鉄東西線の太秦天神川行き下りホームで流れる発車合図の楽曲は、とある寺院の梢に止まる鶯(ウグイス)をイメージして作曲されている。その寺院はどこか。

(99)日本庭園の音の仕掛けとして有名な「鹿おどし」を詩仙堂で考案したといわれる人物は誰か。

(100)大ホールに国内最大級であるパイブオルガンを備えた、今年(2025)、開館30周年を迎えた音楽施設はどこか。

 

1 歴史・史跡に関する記述について、最も適当なものを書きなさい。

(1) 朝鮮半島から渡来し、優れた土木技術で桂川流域を開発、養蚕や機織りなどの新技術をもたらして、現在の太秦を本拠に隆盛を極めた氏族は何か。

(2)平安京は四神相応の地に造られたといわれるが、四神のうち青竜が守護する方角は何か。

(3)平安京のメインストリート、幅約85メートルの朱雀大路の南端に建ち、平安京の玄関としての役割を担っていたのは何か。

(4) 鎌倉時代から室町時代に支持を拡大した新仏数で、妙顕寺や妙蓮寺など洛中に二十一ヵ寺もの本山を建立した宗派は何か。

(5) 織田信長によって都から追われ、室町府最後の将軍となったのは誰か。

(6)近年の発掘調査で遺構の発見が続いている、京と大坂を淀川の船便でつなぐ拠点であった地に豊臣秀吉が築いた城郭は何か。

(7)学問・文芸に造詣が深く、譲位後自ら計画・設計して修学院離宮を造営した江戸初期の天皇は誰か。

(8)いまも伏見の大手筋通以北の両替町通沿いに地名として名を残している、徳川家康が置いた銀貨の鋳造所は何か。

(9)慶応4年(1868)1月に城南宮西側付近で勃発し、戊辰戦争の発端となったのは何か。

(10) 江戸時代から続く自治組織の町組を基礎とした日本初の学区制小学校「番組小学校」の維持・運営のため、市民が全戸一律で出資した資金は、炊事場にあるものの名が冠された。それは何か。

9 「森の京都」に関する記述について、(  )に入れる最も適当な語を書きなさい。

京都府の中部は、森林率が約8割を占め、「森」の恵みが豊かである。府は、日本海に面する北部地域の観光圏「海の京都」から都への文化の通り道で、森と関わる豊かな生活・文化を伝えてきた地として、中部地域を「森の京都」と名付けている。周辺市町(亀岡市、南丹市、京丹波町、福知山市、綾部市、京都市右京区京北)で構成されている。

今年(2025)、市政70周年を迎えた亀岡市では、10月に市の草花として、明智光秀ゆかりの地にある「亀岡ききょうの里」に代表されるキキョウと、平の沢池に自生していることでも知られる( 81 )がそれぞれ選ばれた。桂川の亀岡市の中心部を流れる区間は「( 82 )」という呼び名で親しまれ、沿川地域の田畑を潤している。( 82 )下りとして、急流下りが観光としても人気を集めている。

南丹市にある芦生研究林は、( 83 )の教育研究のための施設で、入林するには申請が必要である。南丹市の北部にある「美山かやぶきの里」は、北山型と呼ばれる民家が多くあり、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

京丹波町には、府内で最大級である落差約43メートルの( 84 )がある。また京都府唯一の鍾乳洞「質志鍾乳洞」もあり、自然を感じることができる。

福知山市には、( 85 )伝説で知られる大江山がある。大江町にある( 86 )神社は、ビラミッドに似た日室ヶ岳を神体山として祀っている。また「スイーツのまち」、「肉のまち」として、食を切り口とした観光振興を展開している。

綾部市には、国宝の二王門で知られる光明寺のある( 87 )山に、樹齢2000年といわれる大栃があり、圧巻である。また京都府指定無形文化財で、良質な楮(こうぞ)を原料として生産されている( 88 )は、同市の限られた地域でのみ昔ながらの製法にこだわり丁寧に作られている。

京都市右京区京北にある皇室ゆかりの禅寺・常照皇寺にはいくつかの桜の名木があることで知られ、桜としては京都唯一の天然記念物である樹齢650年の( 89 )や、後水尾天皇ゆかりの「御車返しの桜」などが有名である。京都市地域特産物需要拡大センター、通称「ウッディー京北」の中央には、巨大な台杉がオプジュとして置かれている。

この地域の京野菜として、丹波の( 90 )は特に有名であるが、ブランド京野菜(京のブランド産品)に認証されているものに新丹波黒があり、味、品質、大きさとも日本一といわれる。

8 【公関テーマ】京都の博物館・美術館に関する記述について、(  )に入れる最も適当なものを書きなさい。

(71) 京都市京セラ美術館は、洋風建築に和風の屋根をのせた(  )様式の本館があり、これは現存する日本最古の公立美術館の建築である。

(72)茶の湯で千家十職の(  )である大西清右衛門家による美術館「大西清右衛門美術館」には、歴代の作品や資料が展示されている。

(73)北村美術館には、色絵陶器によって京焼に新風を吹き込んだ(  )の代表作である、幾何学文様と抽象表現を組み合わせた独創的な作品として名高い「色絵鱗波文茶碗」が所蔵されている。

(74) 今年(2025)は「民藝」という言葉が生まれてから100年。この民藝運動に深く関わった京都の陶工の住宅兼仕事場が(  ) 記念館として公開されている。

(75)相国寺承天閣美術館は、相国寺、鹿苑寺、慈照寺などの寺院に伝わる美術品を受託、展示しており、第一展示室には鹿苑寺境内の茶室(  )が復示されている。

(76)京都水族館は、内陸型としては国内最大級の水族館で、京都の里山の川や棚田で生息する魚や生き物なども紹介しており、国の特別天然記念物(  )も見られる。

(77) 京都鉄道博物館には、往年の蒸気機関車(SL)や0系新幹線車両など歴代の列車が展示されている。敷地内には移設された明治3年(1904)築の(  )があり、ミュージアムショップや鉄道資料の展示場所として活用されている。

(78) 神道・仏教美術や茶の湯美術、江戸絵画を中心に展示している細見美術館は、平安後期の作とされ、図像としては現存最古とされる(  )像を所蔵している。

(79)幕末・明治維新期の歴史の総合的研究、展示を専門的に行っている「幕末維新ミュージアム『霊山歴史館』」は、東山に「真々庵」と名付けた別邸を構えた実業家(  )が初代館長を務めた。

(80)今年(2025)、「大阪・関西万博」の開催を記念して京都、奈良の国立博物館、大阪市立美術館で国宝・重要文化財を集めた特別展が同一期間に開催され、京都国立博物館では(  )など国宝19件が人目を引いた。

7 地名、自然、観光、時事、公園、文化施設に関する記述について、最も適当なものを書きなさい。

(61)八幡に住む小野頼風と、彼と契りを結んだ京の女性との悲恋が題材となった曲名が由来の、松花堂庭園一帯の地名は何か。

(62) 丹後ちりめんの生産地として栄え、「ちりめん街道」の愛称でも知られる平入切妻造の町家を主とした街並みが残り、製織町としての特徴を残す伝統的建造物群保存地区はどこか。

(63)丹後半島の竹野川河口にある、高さ約20mの巨大な一枚岩を何というか。

(64)京都市左京区花脊などで自生し、祇園祭の授与品にも使われる植物は何か。

(65) 国際観光都市・京都の玄関口として、駅、ホテル、商業施設、文化施設などを備えた現在の京都駅ビルを建設設計した建築家は誰か。

(66)特産品を使用したコース料理やコーヒー、地元のビールやワインなどの車内販売を行っているレストラン列車やカフェ列車などの観光列車を運行しているのはどこの鉄道か。

(67)夜間開放された全天候型の観覧室で自然とアートが融合した体験が楽しめる「LIGHT CYCLES KYOTO」が実施されている施設はどこか。

(68)今年(2025)、開催された「大阪・関西万博」の会場内に設けられた関西バビリオン京都ゾーンで、床から壁面までを覆ったタイルに使用されていた伝統産業は何か。

(69)今年(2025)、創立150年を迎えた同志社大学は、明治8年(1875)英学校開校に端を発するが、その創立者は誰か。

(70) 景勝地は、見る方向によって異なる景色を楽しむことができる。その四大観として「一字観」、「昇龍観」、「雪舟観」、「飛龍観」が認知されている、古来より数々の詩歌に詠まれてきた景勝地はどこか。

6 京料理、京菓子、ならわし、ことばと伝説に関する記述について、最も適当なものを書きなさい。

(51)1月20日の「正月」に、餌や鮭のアラと一緒に食べるとされている野菜は何か。

(52) 夏のおばんざいとして京都で好まれる「ずいきの炊いたん」は、何の野菜の葉柄を用いるのか。

(53)産官学連携で開発・導入を進めている「新京野菜」のうち、「京てまり」や「京あかね」といった種類があるのは何の野菜か。

(54)年に一度、聖護院の節分護摩供の供用菓子としても用いられている、厄除けの意味を持つ京菓子は何か。

(55)伝統文化や伝統芸能の習い事は、稽古を始めるにはこの年齢、この日がよいというならわしがある。それを由来として現在では「いけばなの日」や「楽器の日」になっているが、それはいつか。

(56)「慶びごとが移りますように」という願いで、もらったお祝いに対してその金額の約1割に相当する金品を一帖の半紙とともにお返しすることを同というか。

(57) 京ことばの「ヒマセ」の意味は何か。

(58)京ことばで「コートナ」は地味で上品、「ハンナリ」は上品で明るいという「上品さ」を表現するが、反対に「品がない」ことを京ことばで何というか。

(59)平安時代、六角堂の本尊の夢告により嵯峨天皇が妃を迎えた伝説から、以来、恋愛成就や縁結びのご利益があるとされる木は何か。

(60)因幡守であった橘行平の病を平癒した薬師如来が、因幡国(現在の鳥取県東部)から京都の行平の屋敷まで虚空を飛んできたという伝説がある如来を祀る寺院はどこか。

5 祭りと行事に関する記述について、最も適当なものを書きなさい。

(41) 毎年の節分会に境内の塔頭七ヶ寺を巡礼し、福笹にお札を結び付けてまわる「七福神巡り」が行われる寺院はどこか。

(42)2月23日に五大力菩薩を開帳して行われる「五大力さん」の法要が行われる、本山修験宗の寺院はどこか。

(43)画僧・明誉古礀の日本最大の涅槃図を掲げて涅槃会を行う寺院はどこか。

(44)5月8日に松尾寺(舞鶴市)で行われる釈迦加来、大日如来、阿弥陀如来の面をつけた6人が雅楽に合わせて踊る、国の重要無形民俗文化財に指定されている行事は何か。

(45)今年(2025)、葵祭の斎王代が身を清める神事が行われた神社はどこか。

(46)祇園祭の行事のうち、7月13日に実施される「久世稚児社参」で、素戔嗚尊の荒御魂である駒頭を奉じて神幸祭、還幸祭の中御座神輿の先導を行う「久世駒形稚児」を出す神社はどこか。

(47)六道珍皇寺で行われる「六道まいり」で、参拝の人々が先祖の「オショライサン」の依代として買い求め、仏壇に飾る盆花とする植物は何か。

(48)五山の送り火で、松ヶ崎西山に灯される送り火は何か。

(49) 今年(2025)、130周年を迎えた時代祭の行列は、昭和7年(1932)から京都御所の建礼門前を出発地点としているが、それ以前はどこだったか。

(50) 毎年11月に、明智光秀の娘・玉(ガラシャ)が細川忠興に輿入れしたときの様子を再現した行列が2人のいた勝龍寺城まで練り歩く、「ガラシャ祭」が開催されているのはどこか。

4 芸術・文化に関する記述について、最も適当なものを書きなさい。

(31) 友禅型染めの技法と同じだが、一色で型染めし、防染糊を置いた後、引染めするのが特色である経済産業大臣指定伝統的工芸品は何か。

(32)歌道が発達した京都には多くの歌碑・句碑が見られるが、天橋立駅前には「大江山 いくのの道の遠ければ まだふみもみず 天の橋立」と詠んだ碑がある。和泉式部の子である、この歌を詠んだ歌人は誰か。

(33)裏千家の代表的な四畳半茶室で、千宗旦が隠居所今日庵を建てたのち、再度の隠居の際に建てた庵と伝わるのは何か。

(34)江戸後期に煎茶の手前や作法を創案し、煎茶道の家元の先駆けとなり、公家や文人の間に流行させた茶人は誰か。

(35)香道で、将軍家所持をはじめ数々の名香から厳選し、「六十一種名香」を定めた武家を相とする流派は何か。

(36)能を大成した観阿弥・世阿弥親子は大和猿楽四座のうち、どの一座の出身か。

(37)師走の風物詩となっている南座「吉例顔見世興行」のまねきにも使用されている書体は何か。

(38)歌舞伎「菅原伝授手習鑑」に登場し、菅原道真と交流し敬慕した武部源蔵との縁から、歌舞伎役者の参詣もある神社はどこか。

(39)今年(2025)、建て替え工事が完了した宮川町歌舞練場におる、同花街の紋章にちなみ命名された新劇場の名称は何か。

(40)今年(2025)、「京の夏の旅」で特別公開された先斗町歌舞練場で毎年5月に開催される「鴨川をどり」の舞踊の流派は何か。

3 建築・庭園・美術に関する記述について、最も適当なものを書きなさい。

(21) 中世に大陸から大仏様と禅宗様という2つの寺院建築様式が伝わった。京都では珍しい大仏様を取り入れた三門(国宝)がある寺院はどこか。

(22)14世紀末に建てられた現存最古の方丈建築である方丈(国宝)がある寺院はどこか。

(23) 松室重光の設計で、平安奠都千百年紀念事業の一環として建立された近代和風建築の貴重な作例で、剣道などの試合でも使用されている施設は何か。

(24)本阿弥光悦の作と伝える、三つの島をそれぞれ巴形にして配置した「巴の庭(三巴の庭)」がある寺院はどこか。

(25)後水尾天皇の離宮・幡枝御所であった圓通寺の枯山水庭園は、どの山を借景としているか。

(26)建仁寺塔頭の両足院の池泉回遊式庭園を彩る、初夏の開花期に葉の一部分が白くなる植物は何か。

(27)江戸後期、京都で活躍した画家で、与謝蕪村に俳諧と絵画を学んだあと、円山応挙の影響を受けた四条派の祖は誰か。

(28)京都で能書家として活躍した本阿弥光悦、松花堂昭乗とともに、「寛永の三筆」に挙げられる人物は誰か。

(29)奝然が宋で模刻させ日本に持ち帰った清凉寺の本尊であり、胎内に絹製の五臓六腑が納められていたことでも知られる国宝の仏像は何か。

(30)明治から大正期にかけて並河靖之が、海外の展示会などで表彰を受けた、金属の上にカラス質の釉薬をのせ高温で焼き付ける京都の伝統工芸品は何か。

2 神社・寺社に関する記述について、最も適当なものを書きなさい。

(11) 平清盛ゆかりの神社で、清盛お手植えといわれる楠の大樹がある神社はどこか。

(12)「烏丸の天神さん」とも呼ばれ、菅原道真の産湯に用いたとされる井戸や、道真遺愛と伝わる石灯籠がある神社はどこか。

(13)商家として知られる下村家代々の縁から商売繁盛・出世開運のご利益があるとされ、拝殿の天井に8メートルに及ぶ木彫りの龍があることでも有名な神社はどこか。

(14) 宇治神社の祭神で、本殿にその神像が祀られている、応神天皇の皇子は誰か。

(15) 丹波道主命が八千矛神を祀った神社と、丹波道主命の剣「国見の剣」を神体とした神社が一体となった、京丹後市にある神社はどこか。

(16)後水尾法皇が創始した閑臥庵が、方除け・厄除けの神を祀ることから親しみを込めて呼ばれる通称名は何か。

(17)後白河法皇ゆかりの寺院で、親鸞自作といわれる「親鸞聖人そば喰いの御像」などが有名な寺院はどこか。

(18)黒谷の西雲院にある、法然上人が腰をかけたという大きな石を何と呼ぶか。

(19) 徳川綱吉の生母である桂昌院により再建され、明治時代になって愛宕山に祀られていた勝軍地蔵が遷されたことでも知られる寺院はどこか。

(20)妙心寺の塔頭で、「竹虎図」をはじめとする狩野山楽・山雪の筆と伝わる方丈障壁画が残る寺院はどこか。