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えちごコラリアーズのブログ

練習記録、他団体参加記録、演奏会の鑑賞記録などえちコラの様子や合唱にまつわる記事を随時投稿していきます!

3rd stage日本語アラカルト

・ういろう売り(科白:二代目 市川團十郎 曲:千原英喜)

本演奏会の委嘱初演曲です。

合唱団の両脇にそれぞれ座布団が一つずつ置かれ、外郎(ういろう)という妙薬を売り歩く商人がその由来や効能を早口言葉かつ長科白で述べながら会場を練り歩くという演出が印象的でした。商人が会場を練り歩く際に、持っていた籠から何かを取り出して観客に配っており、一体なんだろうと思いながら聴いていましたが、どうやら団員募集チラシの入ったポケットティッシュだったようです。

最前列で聴いていた代表はあえなくスルーされてしまいました、残念!



・あなたとわたし(作詩:みなづきみのり 作曲:瑞慶覧尚子)

昨年の演奏会で委嘱初演された混声合唱曲集「あなたとわたし」の2曲目の曲です。

「あなた」と「わたし」が出会うという、ありふれているようで二度とない偶然。

分かりやすくて素敵なテキストが、跳ねるように軽い旋律に乗って歌われる、とても親しみやすい曲でした。昨12月に音楽之友社から出版され、これから全国の合唱団で演奏が期待されます。


・春の天使(作詩:みなづきみのり 作曲:森山至貴)

本演奏会の委嘱初演曲です。森山氏は2012年の全日本合唱コンクール課題曲G4「受付」の作曲者として全国の合唱団に衝撃を与えたことが記憶に新しいと思います。今回の曲は一体どのような曲になるのだろうと思っていましたが、とても爽やかでのびのびとした曲で、春の訪れの喜びに満ちた様を表現した曲でした。

会場にはご本人もいらっしゃっており、伊東先生の「コンクールのですね、あの、奇怪な曲が…」というMCに対し「受付は別に奇怪な曲じゃないと思うのですが…」とお応えしており、会場は笑いに包まれていました。



・どこまでいけば(作詩:みなづきみのり 作曲:松波千映子)

2010年の演奏会での委嘱初演曲です。

まだ見ぬあなたを目指し、不安を抱えながらも前へ進んでいく決意を感じさせる言葉が、穏やかで美しいピアノ伴奏と共に歌われていました。合唱もさることながら、ピアノの旋律がとても美しく、互いに引き立て合っているところがとても好印象の曲でした。


4th stage 混声合唱とピアノのための「もうひとつのかお」(作詩:谷川俊太郎 作曲:鈴木輝昭)

1.接吻の時

愛する女性の掴み切れない心に対する不安と葛藤を非常に早いテンポの中で、次々に転調を繰り返しながら歌っている曲ですが、演奏の安定感に感動しながら聴き入っていました。


2.あなた

この曲集唯一の無伴奏曲であり、一曲目と対症的に「あなた」に対する憧れや想いをゆっくりと優しい曲調で歌っております。非常にハーモニーが複雑で、SATBBdiv.の最大10声部の難曲です。私は大学の合唱団でこの曲を演奏したことがありますが、安定感の違いに感心しながら聴かせていただきました。



3.もうひとつのかお

曲集を通して唯一、詩が全てひらがなで書かれており、「ほほえみのうしろにうかぶもうひとつのかお」という、神秘にあふれ、不気味な側面をもつ「おんな」の心理を歌っている曲です。幻想的なピアノが神秘的な雰囲気を作り出し、合唱のテキストに合致した世界観を表現していました。



4.

曲集の最後を締める終曲です。

詩の前半は無伴奏で歌われ、ゆったりとした男声のユニゾンから始まり、無伴奏混声合唱により盛り上がりを見せます。その後電撃的にピアノが加わり、一気に加速してゆく中盤を迎え、そして再度ゆったりとしたテンポで「愛することは生きることであり、人生の最大の意味である」ということ歌いあげる、場面転換が非常にはっきりした曲です。

この曲も演奏した経験がありますが、曲を通して変拍子が絶えず、また旋律も非常難しい大曲で、とても苦労した記憶があります。そのため、どのように演奏してくださるかとても楽しみにしておりました。

まず、男声だけで50人近いというのにユニゾンが綺麗に揃って、響きがとても澄んでいるところに感動しました。その後も、複雑なハーモニーや早くなるテンポの中でのアインザッツなど、非常に苦労した所をさらりと歌いこなしていらっしゃる所に、非常に高い技術を感じました。素晴らしかったです。

アンコール

・混声合唱とピアノのための「良寛相聞」より 手まり(作曲:千原英喜)

アンコールは全国の合唱団で愛されるこの曲でした。

千原氏は日本の古典芸能の土俗性と西洋音楽の融合が特徴だと言われる作曲家と言われておりますが、この曲はまさにそれを体現しているように思います。良寛の逸話から持つ穏やかな印象が和音を通して目に浮かびます。穏やかで、温かくもどこか切なさを感じずには居られません。素晴らしい選曲でした。


レポートを書くにあたり、演奏会のプログラム、及びテキストを参考にさせて頂きました。ありがとうございました。

全体を通して大満足の演奏会でした。

新潟からはるばる聴きに来て本当に良かったです!


演奏会を聴いて団員達も合唱への熱意がより一層高まり、帰る最中の車内では様々な会話が飛び交いました。

「新潟ではこのレベルの演奏会を開ける団体はあるのだろうか?」

「一体何がここまで違うのだろうか?」

「自分たちはいったい何ができるだろうか?」

などなど。

今回の素晴らしい経験を糧にして、新潟県の合唱を盛り上げていくために我々も頑張っていきたいですね。

まずは323日のホワイトデーコンサートに向かって、できることを精一杯やっていきます!


非常に長文になってしまい申し訳ありません。

お読み頂きありがとうございました!