こんにちは!
先日、我々えちごコラリアーズの音楽監督である伊東恵司先生が指揮を務めていらっしゃる、合唱団うぃろう様の第五回定期演奏会を聴きに、代表と学生団員有志の計4名で突貫遠征に行ってまいりました。
団員の個人的な感想で恐縮でございますが、今回は演奏会のレポートを書かせていただきます!
お送りいたしますのは、second tenorのたかのです!
えちコラが創設されてから今年で4年目になりますが、初ステージから歌ってまいりましたえちコラ一期生です。
いつの間にか学生では最古参に…時が経つのは早いものですね。
人生初のブログ投稿で緊張しておりますが、何卒よろしくお願いします。
さて、演奏会当日の3月1日はえちコラのホワイトデーコンサートのゲネプロ前日でした。
えちコラはゲネプロに向け合宿を行う合宿班と、
うぃろう様の演奏会に向かう岐阜遠征班に分かれました。
我々遠征班は朝10時に新潟市を出発し、会場の岐阜県・福寿会館サラマンカホールを目指しました。
移動中も団員はホワイトデーコンサートの楽譜を見て、車内で暗譜に勤しみます。
練習している合宿班におくれをとるわけにはいきません!
そうして移動すること5時間弱、岐阜県に到着しました。
道中では、お昼ご飯に味噌カツを頂きました!
普通の定食でもお肉が150gとかなりボリュームがあるものでしたが、えちコラの誇るフードファイター、ヤス君は何と黒豚300g定食を注文。
普通の定食150g(手前)と300g(奥)の比較をご覧ください。
肉一切れでもこの圧倒的な差です。
この圧倒的質量にヤス君もタジタジです。おいしく頂きました。
さて、このままではただのご飯ブログになってしまうので、演奏会レポートに入りたいと思います。
1st stage外国語アラカルト
・Bruremarsj fra Valsoyfjord(編曲:H.Sommero/G.Pedersen)
ノルウェーの結婚行進曲を、作曲家兼指揮者のPedersenにより合唱に編曲したものです。
Pedersen編曲による曲は昨年のえちコラのコンサートでも取り上げましたが、この曲もまたノルウェー独特の旋律を、軽やかで瑞々しくアレンジしていてとても楽しい曲でした。
Soloから始まり団員が徐々に入ってくるという演出で、この時から素晴らしい演奏会となることがすぐに予想され、わくわくしながら聴き入っていました。
・Lo,How a Rose e’er Blooming(作曲:M.Praetorius/J.sandstrom)
ドイツのライン地のカロルで、冬の夜の最中に小さな薔薇が咲いた(キリストが誕生した)ことを祝福する曲です。一曲目のパワフルな始まりと対照的に、ここでは繊細な和音の変化を丁寧に演奏なさっており、重厚でありながら澄んだ響きを楽しませて頂きました。
壇上の合唱団の前にソリストが並ぶ2群合唱の隊形をとっておりました。70人超の歌声の安定感と、それでありながら統一された音色。素晴らしいですね。
・God Done Move Me(作詩・作曲:Ben Allaway)
ゴスペルミュージックの曲です。序盤はブルーノートスケールを用いたゆっくりしたブルースですが、そこから次第に加速していき、最後の突き抜けるような“Alleluia!”に向かって駆け抜けていきます。
合唱で日本人の私達があまり取り上げないブルースをしっかりと歌いあげていることと、テンポが早くなる中の一体感、そして最後のソプラノの超高音が印象的でした。
・Amazing Grace(編曲:Ēriks Ešenvalds)
あらゆる音楽のジャンルを超えて世界中で愛されるこの曲ですが、今回はラトヴィアの作曲家による8声のアレンジでした。最初にsoloにより旋律が歌われ、合唱へと受け継がれていきますが、最初から鳥肌が止まりませんでした。神からの祝福の光が降り注ぐように、重厚かつ繊細な和音が積み重なっていく様に感動しました。
2nd stage 「廃墟から」無伴奏混声合唱のために(作曲:信長貴富)
・第一章 絶え間なく流れてゆく(詩:原 民喜)
ここから伊東先生の指揮による演奏でした。この曲集は岡崎混声合唱団・岡崎高校コーラス部により委嘱初演された、戦争をテーマとした作品です。
第一章は原爆により、地獄と化したヒロシマ・ナガサキのまさに阿鼻叫喚の様と、平和への祈りを表現しています。演奏には精神的にはもちろん、技術的にも最大16声部などの困難を極める曲で、全日本合唱コンクールでも多くの団体に演奏されております。
この大曲に臆することなく、表現者として演奏しきったことにまず尊敬の意を禁じ得ません。戦争経験を持たない世代の私達がこのようなことを書くのはおこがましいかもしれませんが、会場がまるで原爆投下の時間に、空間に戻ったかのように感じ、悲痛の叫びと平和への祈りを痛いほどに感じました。
・第二章 ガ島前線(詩:井上光晴・吉田嘉七)
こちらは太平洋戦争末期において旧日本軍が多くの戦死者、餓死者を出したガダルカナル島の戦いを表現した曲です。戦争への狂信と、そこから覚めた空虚さを感じさせられました。
曲の終盤に君が代の旋律が用いられており、食糧が尽きて草を喰らい、銃弾が飛び交う地獄さながらの島を、「生きたるままの鬼」となって突き進んでいく兵士が、君が代を歌いながら散ってゆく様を見ているかのようでした。
・第三章 葬送のウムイ(沖縄の伝承詩)
日本で唯一地上戦が展開され、多くの民間人が亡くなった沖縄を題材とした作品です。
ウムイとは沖縄の神事における神歌であり、数あるウムイでも「葬式のウムイ」をもとに沖縄の言葉と旋法を信長氏の音楽で昇華させた鎮魂歌として組曲の最後を締めています。私は単曲としては今までに聴いたことがありましたが、今回の演奏会で初めてその意味や、組曲の終曲として位置付けられている理由を知ることができました。
「ヨーンナ」という囃子言葉が繰り返される中で女声から男声へと次々に歌う人が加わり、重厚なサウンドが展開されていき、鎮魂と平和への祈りの想いを感じました。
2/2に続きます。

