手術を受ける前日、主治医から詳しい説明を受けました。
コロナ禍じゃなければ、手術説明は家族同席で行われ、手術日も家族が付き添うのがノーマルですよね。
でも今回は全部一人。
もし私が希望すれば、手術説明だけは夫の同席が許されたのですが、万が一、夫発信で大学病院でコロナクラスターを起こしたら大変なので、私一人で説明を受けました。
手術日の付き添いもダメ、面会も一切ダメ。
今って、本当に、前代未聞なんだろうなぁー。
で、手術の説明の話に戻ります。
どんな手術にもリスクは付きものなので、必ず怖〜いリスクの説明はあるものです。
だから、珍しい、稀なリスクについては省きます。
直接私に関係のある、発生する確率が高いと言われたリスクのみ、書こうと思います。
以下、主治医からの話を私なりに解釈したもの↓↓
・右鼻奥の腫瘍は、人間が匂いを感じる部分にくっついている可能性が高いので、それごと切除すると、嗅覚を感じなくなる可能性が高い。それに伴い、味覚にも影響が出るでしょう。
・右目のすぐ近くなので、視力に影響が出る可能性がある
・右目の涙を調節する神経のすぐ近くなので、ドライアイになるかもしれない
・飲食物を飲み込む時に、通常はみんなゴクンと飲み込んで喉に落ちていきますが、手術により、その機能が上手く働かずに、飲食物が鼻に上がってきてしまうかもしれない。(痛そう…)
ざっくり言うと、こんな感じでした。
もう途中で、「やっぱ手術やめまーす」って言いたくなりましたが、私には手術をしないという選択肢はないわけで、結局はやるしかないんです。
悪性腫瘍かもしれませんからね。
取るしかないんです。
で、主治医にも言われました。
「成功したら〜とか、失敗したら〜とかじゃないんです。人によって、手術による影響は異なるんです。だから、合併症起きるなよ〜って、祈るしかないですよ。」
と。
お医者さんが「祈るしかない」って言うんですから、もうもう私は祈りに祈りましたよ。
ただ、これは私の性格なんでしょうね。
この辺りのリスクについては、家族には言えませんでした。
「え?嗅覚味覚が無くなる?!」
「それ以上視力が落ちるの!?」
「物を上手く飲み込めなくなる!?」
絶対ビックリして、心配になって、ソワソワしますよね〜。
だから、もう今更どうにもできないんで、術後にそういう自覚症状が出てから、家族に伝えようと思ったのでした。
もし何も症状が出なければ、「実はこんなこと言われててドキドキしてたんだよね〜」って笑い話になるし。
手術の前の日は、21時以降食べ物禁止だったので、20時58分にチョコレートを食べました。
「これが最後のチョコレートの味かもしれない…」
と思うと、あともう一個…やっぱ次で最後…って、結局4つも食べちゃいました。
翌朝は10時以降は水も禁止だったので、9時58分に最後の水を味わいました。
「また、美味しくお水を飲めますように…」
そして手術が終わり、3時間の安静中に、出来る限りの確認をしました。
・片目ずつ開けて、視力の確認をしましたが、もともと目が悪いから、メガネを外してたら、よく分からない
・ドライアイも…全然分からない
・嗅覚は…さっぱり分からない
結局ソワソワしただけで、何の確認も取れませんでした。
安静がとけて、少し動いた時に、メガネをかけてみると、ピントがぴったり合って、感動。
視力は大丈夫そう。
ドライアイは…よく分からん。
次に、看護師さんから、水を飲んでみよう、と言われ、ドキドキしながらひと口飲んでみました。
上手く飲み込めない可能性もあったので、恐る恐る少〜し口に入れて、ゴクン…。
飲み込めた!!
もう一度、さっきより多めの量を口にふくんで、ゴクン…。
飲み込めた!!鼻に上がってこない!!
感動〜〜。
ただ、両鼻に綿が詰められているので、水の味や匂いは全く分からず。
完全に安静がとけて、看護師さんから「お腹空いてるなら、何か食べてもいいよ」と言われたので、買っておいたアロエヨーグルトを食べてみることにしました。
食べる前に匂いを嗅いでみましたが、鼻に綿が詰まってるからさっぱり分からない。
味はするのか…?
食べ物をちゃんと喉に落とせるのか…?
やっぱり、恐る恐る、ひと口、ゴクン…。
きゃーーーー!!!
う、う、う、うまーーーーい!!!
うっすらでしたが、アロエヨーグルトの味を感じることが出来ましたー!!
嬉しすぎて、白桃ゼリーも食べちゃいました。
それから毎日、色んな物の匂いをクンクン嗅いで、少しでも匂いがすれば嬉しくなります。
昼食に出たカレーの匂い、紅茶の匂い、シャンプーの匂いなどなど。
今も両鼻に綿が詰められているので、逆に、この状態でも若干の匂いが分かるなら、詰め物取ったらバッチリ匂い分かるんじゃね?!と、期待しています。
術前の嗅覚が100%だとしたら、今現在の綿が詰まってる状態での嗅覚は、20%くらいかな、と感じています。
出血が止まり、詰まりがなくなり、綿が取れた時にどうなっているか。
楽しみでもあり、やっぱりまだ少し怖くもあり。
ということで、絶望的になるような合併症は、今のところありません。
主治医にも、良かったね、と言われました。