聖書の中に記されている世界は、古代ヘブライの世界であり、
ヘブライ思索で書かれた、ヘブライ語で記された神の言葉、
教えです。
先週は、アメリカでは「感謝祭」そして、感謝祭の前から、
クリスマス商戦。日本もとっくにお正月商品が並んでいると、
教えて頂きました。一年の終わりを感じます。
これから今年2025年は、12月14日、日曜日の日没から8日間
ハヌカの祭りが行われます。
ハヌカの祭りは、レビ記23章に記された神のモアデイム=アポイントメントの日としての記念日ではありませんが、ダニエル書に預言された、神の神殿を汚し、ユダヤ人へ、神の教え=トラーを生きることを禁じ、ギリシャ帝国がエルサレムの神殿を乗っ取り、ゼウス神の
偶像で神殿を飾り、そして祭壇の上に豚を捧げ、豚の血を神殿中に
撒き散らすという大冒涜、反キリストの行為をした、その汚れから
神がユダヤ人を救い出した勝利の記念日です。
ユダヤ人の記念日は、いつも戦争勝利の記念日です。
エステル記の「プリム」も同じです。ユダヤ人殲滅作戦をしたハーマンの手から、神が救い出してくださったことを祝っているものです。
これは、エステル書にも記されています。
エステル 9:27 ユダヤ人は相定め、年々その書かれているところにしたがい、その定められた時にしたがって、この両日を守り、自分たちと、その子孫およびすべて自分たちにつらなる者はこれを行い続けて廃することなく、
9:28 この両日を、代々、家々、州々、町々において必ず覚えて守るべきものとし、これらのプリムの日がユダヤ人のうちに廃せられることのないようにし、またこの記念がその子孫の中に絶えることのないようにした。
日本も緊急事態条項が成立してしまったら、政府の命令に逆らうことができないことを、知っていますか?
アメリカにある「マーシャルロー」戒厳令とは違うのです。
人権が全くなくなる、ギリシャ帝国やローマ帝国でされたように、
強制的に政府の勅令に従わなくてはならなくなるのです。
今日本では生物研究所が東京のど真ん中に作られるという計画があるそうです。これが、どういう意味が、調べてみたら良いのです。
生物兵器信仰を持つ人々、日本人は何でも命令に素直に従うので
実験国にされてしまっているのです。
ギリシャ帝国で、イエシュアが来られる以前、紀元前164年から
144年、ギリシャ帝国により、ユダヤ人達がゼウス神、異教の神々を礼拝することを強要され、神の教え=トラーを捨て、神の教えを
生きること、神のシャバット、祭りを祝うことを禁じられたのです。
そして、汚れた動物、豚をゼウス神の銅像の前に捧げ、それを無理やりユダヤ人の口に入れて、吐き出した人は、全て処刑したのです。
反キリストの特徴は、神の教え=トラーと、神の時=モアデイムを
人間が塗り替えることをすると、書いてあります。
これは、歴史の中で一度ではない、繰り返し行われてきたことであり、その最初が、エデンの園のあの地を這う動物の騙し、そこに全てが繋がっているのです。人間が神の言われることを、曲げて、変える。
神の創造されたデザインを歪めて、人に歪んだ生き方をさせる。
これ、人間が作った宗教、混ぜもの宗教がずっとやり続けていることなのです。
マカバイ記が今日本語にも訳されているので、読んでみると、何が
あったのか、分かります。ネット時代、探れば、マカバイ戦争の事は
調べられます。英語ではたくさんの情報がありますが、日本語でも
調べられると思います。
政府の勅令で、神に対して冒涜をする行為、イスラエルの神を
礼拝してはならないとしたら、政府に殺されないために、多くの
ユダヤ人が、長い布に巻かれて、迎合、同化、同調してしまったのです。
異教徒なら、簡単にギリシャ帝国の勅令に沿う生き方をしたでしょう。
ローマ帝国も同じことをしたのです。だから、異邦人は、ローマ帝国が、ギリシャ帝国同様、神の教え=トラー、モーセの五書を生きるな!実践するな!シャバット、祭りを祝うな!という同じことを
勅令で強要された時、ローマ帝国に同化、同調、迎合したのです。
それが、四世紀の人造宗教の出現であり、それ以前、1世紀から
神の教え、トラー、シャバットや祭りを禁じることを、ローマ帝国
皇帝がずっと処刑、重税を持ってやり続けた事実を、はっきり知らないと、真実など見えません。
クリスチャンの世界では、このように政治的理由で、神の教えを
生きることを禁じられたということを知らないまま、昇天以降
神が神の教えを破棄した!という大偽情報、嘘、ローマ帝国の罪、
すり替えられた偽情報を聖書である!と信じてしまっているのです。
聖書を読めば分かるはずなのに。マタイ以降に記されたことは、
モーセの五書の抜粋の解説であり、彼らがイエシュアに教えられ、
イエシュア昇天以降も、変わらずに神の教え=トラーに忠実に
熱心に生きていた人のことしか書かれてないのです。
彼らが祝ったモアデイムは、シャバット、新月、春の祭りは、過越、初穂、種無しパン、シャヴオート、秋の祭りは、ヨムテルア、大贖罪日、そして仮庵の祭りだけです!
聖書に登場する人は誰一人として、コンスタンチヌス製造の、日曜礼拝、クリスマス、イースターも知らなければ、祝ってもいません!
イエシュアは、ハヌカを祝われたことが、聖書のたった1箇所だけ
記されています。ヨハネ10:22-23
以前、クリスチャンはクリスマスを祝い、ユダヤ人はハヌカを祝うと
思っていました。
クリスマスも、ハヌカもどちらもレビ記23章に記された神のモアデイムとは違うものですが、クリスマスとハヌカの違いは何でしょうか?
今や多くの一般人、普通の人が知るように、クリスマスは、聖書に
書いてある神の記念日でもない、そして12月25日はキリストの誕生日ではありません。聖書のどこにそんな事書いてありますか?
書いてないのに、書いてあるというのは、偽証です。
西暦336年、皇帝コンスタンティヌスの治世下で、ローマの教会は
公式に12月25日にクリスマスを、カトリック教の祭りとして定め、
それを祝うとしました。
異邦人のみで開催され続けている宗教会議にて、これが可決されました。
これはクリスマスの歴史における重要な転機となりました。
クリスマスと異教神との関連:ローマ教会が12月25日を選んだのは、饗宴や贈り物交換を伴うサトゥルナリア祭や、冬至を祝う
「不敗の太陽の生誕祭(Dies Natalis Solis Invicti)」など、
既存のローマの異教的伝統に合わせるためでした。
元が、太陽神信仰なのです。異教の神々の代表は、エジプトの太陽神=ラーと書かれている通りです。
ハロウインも、クリスマスも、イースターも同じですが、彼ら異教徒上がりの異邦人が考えたのは、異教の神々の祭りを祝うくらいなら、
その代わりに、その祭りをキリスト的に変えて、皆が冬至の時期に
祝う異教徒の祭りをクリスチャンが祝わないために、異教徒祭りを
キリスト的な教えに変えて、祭りを作るということをやったのです。
これは、神の前には、NGです。絶対にしてはならない事なのです。
12月25日がキリストの誕生日、又は1月7日がキリストの誕生日など、不真実なことを、あたかも真実=偽情報、嘘、偽証を世界へ
実践を通して、発信すること自体が、最初からズレているからです。
これこそが、本体=イエシュアを離れた、ローマ帝国皇帝の思想、
創作宗教の影を、地に映し出す、偽物の影、イエシュアではない影を
映し出す行為そのものなのです。
それは、神が警告していることであり、そんなものは最初から人間が
作ってはならないものだったのです。
この祝いはローマから、そして、ローマ帝国支配下にある国々全て、そして、その外へ、ヨーロッパ、後にアメリカへと広まっていきました。
その後の重要性の増大:中世になると、この祝祭の重要性はさらに
増し、特に800年にシャルルマーニュがクリスマスの日に皇帝として戴冠されたことが大きな影響を与えました。
クリスマス、キリストの誕生日、12月25日とされた理由、
それを祝う理由は、全てローマ帝国皇帝発案、宗教会議で異邦人が決めたからです。聖書、神の教え、仰せではない!
メシアがいつ誕生されたのか、聖書には記されていません。
でも、神が特別なことをなさる時、主の日は、いつも神のモアデイムとぴったり合っています。
一世紀当時の人々は、メシアがいつ誕生されたのか知っていました。
でも、そのことが大々的に記されていないことは、意味があります。
一方、ハヌカの祭りはとは、何でしょうか。
歴史の中で起きた史実であり、キスレブの月の25日に、
神の神殿を再封建したれっきとした事実に基づいた、国の記念日なのです。これが、グレゴリオ歴の12月の冬至のあたりと重なる時期です。
そして、このハヌカは、ダニエル書で預言された荒らす、忌むべき者反キリストの行為から、神殿を取り戻し、きよめ、再奉献した事実に
基づくものなのです。
ギリシャ帝国が行ったこと、マカバイ戦争など、どんなものだったのでしょう?
マカバイ戦争とは、ユダヤの人々がセレウコス朝シリア帝国の圧政に対して起こした反乱と独立戦争のことです。
中心となったのは、ハスモン家(マカバイ家)と呼ばれる一家でした。この戦争はのちにハヌカの祭り(捧げるという意味の言葉)の起源ともなる重要な歴史的出来事です。
1. 背景:セレウコス朝による宗教弾圧
紀元前2世紀、ユダヤはセレウコス朝の支配下にありましたが、
アンティオコス4世エピファネスが即位すると状況は急激に悪化します。
セレウコス朝の王アンティオコス4世エピファネスは、ユダヤ人の
トラーの実践を禁止し、多くのユダヤ人を虐殺し、さらにエルサレムの第二神殿を冒涜しました。彼はゼウスの祭壇を築き、豚を犠牲として捧げたのです。
1)神の教え、トラー実践することを禁止。
割礼・安息日・祭り、トラーの巻物の所持を禁止
2)神殿を冒涜 ゼウス神の祭壇を設置する。
3)禁じられた食物(豚)を強制的に献げさせる
拒否する者を処刑
4)強制的にユダヤ人に豚の肉を口に押し込み食べさせる。
拒否する人を全て処刑。
この宗教弾圧により、ユダヤ社会は深い危機に陥りました。
異邦人なら、豚くらい何さ!そんなもの、食べれば良いじゃない!
そういう感覚の人は、神の教えは永遠に見えないままになります。
聖別の意味、神の家、神の民、神の時は、神が聖別され、汚れた物を
取り入れられないという意味は、神の教えを捨てて理解しない人には
永遠に通じない内容なのです。
神が神であること、神が言われることが絶対であり、深い意味があるということを理解しない方が、ずれているのです。
神がこの世界の全てを創造されたこと、忘れてはならないのです。
人間が勝手に、人の生きる全ての領域に於いて、1つも神の言われたことに対して再定義さえできない!という、シンプルな事実を理解していないのです。
2. 反乱の勃発:マタティアとその息子たち
紀元前167年、田舎町モディインで祭司マタティアが反乱を開始します。
1)王の命令で偶像への犠牲を強要された時、マタティアは命令に
抵抗
2)命令に従おうとしたユダヤ人を殺害
3)その場のセレウコス役人も殺害し、山中へ逃走
4)息子たちとともにゲリラ戦を開始
これがマカバイ反乱の始まりです。
マタテイアが、同胞ユダヤ人を殺害したことは、ピネハスが神の神殿の中、至聖所に入り込んだユダヤ人が、異教神の神殿娼婦と交わり
それを、刺した箇所があるでしょう。
あれと、同じです。民数記25:1−8
3. 神殿の奪還とハヌカーの起源
マタティアというユダヤ人の祭司と、その5人の息子(ユダ・マカバイを含む)がセレウコス帝国に対する反乱を起こしました。
マタティアの死後、アラム語で「ハンマー(槌)」を意味する
マカバイの名で知られるユダが軍事的指導者となり、数で勝る
セレウコス軍に対してゲリラ戦術を巧みに用いて勝利を重ねました。
奪還と神殿の再奉献
一連の勝利の後、マカバイ軍はエルサレムを奪還しました。
彼らは神殿を清め、異教の偶像を取り除き、新しい祭壇を築いて、
伝統的なトラー=神の教えである礼拝を回復しました。
1)偶像を撤去
2)新しい祭壇を築く 神殿をきよめ、再奉献する。
3)トラーの礼拝をきよめられた神殿で再開
この時、純粋な油が1日分しかなかったのに8日間燃え続けたという伝承があり、これがハヌカーの由来です。
4. 続く戦いと独立の達成
ユダの死後、弟たち(ヨナタン、シモン)が戦いを継続し、
最終的にユダヤは事実上の独立を勝ち取りました。
1)前140年頃、シモンが独立を宣言
2)ハスモン朝王国(独立王国)が成立
3)およそ1世紀にわたりユダヤは独立を保つ
このマカバイ戦争の意義は、神がこのような小さな軍隊、兄弟軍隊に
勝利を与え、神の神殿を汚した反キリストの手から、神殿を取り戻したことです。
そして、トラー=イエシュアが教えられた神の教えを、この事件で
ガードし、ユダヤ人達が実践することが出来たのです。
ギリシャ帝国により、神のトラーを生きることを禁じられたら
ローマ教がやったようなことが起これば、偽物の教え、ゼウス神を
崇拝することに、同調させられ、汚れた生き方、同化、迎合しなくては、ならなくなったからです。
その結果、ユダヤ人によりイスラエルの統治が復活しました。
ソロモン王以来初めて、ユダヤ人自身の政権が復活しました。
ダニエル書に預言されたことは、マカバイ戦争でもあります。