シャブオートの祭りとは、何を記念して祝う祭りでしょうか?
2025年は、過越から7週後の、今日6月1日の日没から、
シャヴオートの祭りが始まります。
シャブオ-ト(ヘブライ語:שבועות、文字通り「週」の複数形)の祭りは、神が創造された、神と会うための神聖な約束の日であり、
ユダヤ暦シヴァンの月の6日目に行われます。
ヘブライ暦5785年、イスラエル(諸外国も)におけるシャブオートは、2025年6月1日(日)の日没に始まり、2025年6月2日(月)の
夕方に終わります。
シャブオートは、イスラエルをエジプトから贖いだし、引き出した後神がシナイ山の麓に集まった、全イスラエルの民とそして神の言葉を、イスラエルと同様に信じて、信仰により、子羊の血の贖いの血で
命=義とされた少数の異邦人達にも、1つの同じトーラー(モーセの五書=契約書)を授けた日を記念するものです。
ただし、トーラー(マタン・トーラー)の授けと、シャブオートとの関連性は聖書には、明確に詳しく記されていません。
でも、この出来事を見れば、神がその日に契約書を与えたこと、
そして、神の民、聖なる民、花嫁とされた人たちへ、神との関係のある証拠〜神の家の家訓=婚姻契約を与えた日と分かるでしょう。
この祭日は、聖書に登場する3つの巡礼祭〜都のぼり=エルサレムに
上って祝う祭りであるシャロシュ・レガリムの一つです。
レビ記23章に、神の聖別された記念日、呼出日〜モアデイムの全ての日程と、その内容が記されています。
こ2の日は、オメル〜穂を数える7週間の終わりを告げるものであり、
福音書以降では、使徒行伝2章に記されているルーアハ・ハコーデシュ(聖霊)が、使徒達の上に臨み、他国の言語で語り始める現象が
起きた日です。出エジプトでは、シナイ山に、天が降りてきて、
イスラエルと異邦人は、神の光と音〜声を聞いたのです。
使徒2章は同じ祭り、そしてシナイ山で起きたことの再来です。
これは、シオンから、エルサレムから全世界へ、同じトラー=婚姻
契約が、全世界の民族へ大々的に伝えられる始まりを告げる日でも
あります。
イザヤ2:2-3終わりの日に、主の家の山は、山々の頂に堅く立ち、丘々よりもそびえ立ち、すべての国々がそこに流れて来る。
多くの民が来て言う。「さあ、主の山、ヤコブの神の家に上ろう。
主はご自分の道を、私たちに教えてくださる。私たちはその小道を歩もう。」それは、シオンからみおしえが出、エルサレムから主のことばが出るからだ。
使徒2章以降、トラー=婚姻契約書に書かれた神の教えとは別物が
出現したのではありません!
意味不明な言語を語ったのではなく、エルサレム近隣の諸外国に住んだユダヤ人達が、理解できる言語を、使徒達が語り始めたのです。
全世界の民族へ、アヴラハムが全世界の民族の父であり、同じ神の
トラー〜神が創造された人の生き方、神の修復、同じ贖い、救いが
どの民族へも同じことを、再び教えている現象でもあります。
エルサレムに集まったユダヤ人の信者たちは、この重要な任務を得る上で、上から特別な力を受け、イエシュアの約束の成就を確認し、
トーラーを彼らの心に封印しました。
家庭でシャブオートを祝う、祝い方はどのようにするのでしょう。
これは、これでなくてはならないというものではありませんが、
伝統的に、賢人達がされてきたことは、とても意味があり、神の
教えに沿ったこと、神がこの日に何をされたのかを、皆で思い出す
ための、祝い方です。
トラーをガードし、尊重するユダヤ人イエシュア信者の視点からは
このように、祝うことがされています。
これは、過越の祭りの晩餐、セダルも同じなのですが、同じ神の祭りでも、イエシュアを知る人と、知らないユダヤ人には、その理解と、その中身も少し違うものです。
どういう意味かというと、イエシュアを知らないユダヤ人は、過越の祭りの晩餐の中で、マッツア=種無しパンを3つに重ねて、真ん中の
マッツアだけを、砕いて、部屋のどこかに隠して、子供達に探させる
ゲームがあるのです。
これは、セダル「オーダー、順序」という名前のついた晩餐の中で
するのです。
イエシュアもこの晩餐をして、弟子達と過越を祝っていたのですが、それを今もしているのです。
そのマッツアは、晩餐の最初に砕かれるのです。これが、過越の
イエシュア、苦難を負ったメシア、砕かれたイエシュア、最初の
地上の到来を表すものです。
これをパリサイ派のイエシュア信者が神殿崩壊後、神殿が無くなった為、過越の子羊を神殿の祭壇に捧げるために屠れないので、この
マッツアを、イエシュアが言われた通り、「砕かれたわたしの体である」と言われた言葉を、イエシュアが言われた通りに、このセダルの過越の晩餐の儀式の中に組み入れがのです。
そして、この晩餐の最後の時に、子ども達が、砕かれたマッツアの
破片を探し出して、探した子どもにコイン型のチョコレートなどの
ご褒美が与えられるゲームなのです。
これは、晩餐の終わりにするということを、再臨を表している儀式なのです。それを、伝統的に祝っているのです。
隠されていたイエシュアが、再び地上に現れ出ることを、示唆する
ものなのです。
この砕かれたマッツアのことを、「アフィコメン」と呼んでいて、
メシアを知らないユダヤ人は、(ギリシャ語が分からない人)
これを、「デザート」と呼んでいるのです。
本当の意味は、たった一度だけされた過去形の言葉、「わたしは
来た」というギリシャ語なのです。詰まり、イエシュアが地上に
来られたこと、そして再臨されることを、パリサイ派のイエシュア
信者達が、ずっと隠れキリシタンとして、このメッセージを継承し
続けて、過越の祭りの晩餐の儀式の中に組み入れたのです。
そして、イエシュアがされた、食後のワイン、出エジプト6:6−7の神がされた業、1)きよめ、2)救い、3)贖い、4)賛美という
テーマの4つのワインの杯の3番目、贖いの杯を呼ばれるワインと、そしてマッツアで、イエシュアが過越の子羊、永遠の中に屠られている完了の業であり、それが地上で事実として表されること、次の日に処刑されたでしょう。
それを、この儀式、贖いの杯と、マッツアを食べる儀式で、過越の祭りを祝うたびに、イエシュアが戻られて一緒に再び、贖いの杯の
ワインを飲む日まで、毎年、過越の祭りを祝うたびに思い出して!と遺言された、イエシュアの言葉の意味を、異邦人クリスチャンは
理解しないまま、神の創造されたシャバット、祭りを捨て、そして
聖餐式というローマ帝国教が変えてしまったものを、種ありパンと、普段の日〜日曜日に今に至るまでしているのです。
こうやって、福音、イエシュアが伝えたこと、神の言葉、教えが
ずっと変えられ、曲げられ続けてきたのです。
オリジナル、本物、神が伝えた通りを生きる、これが神の子らの生き方なのです。神の言葉、教え、記念日を人間が変えてはならない。
過越から7週間、7回のシャバットを経た日が、今日、シャヴオートの祭りです。祭りの祝い方です。
1. 心の準備をする(出エジプト記 19:10-11、使徒行伝 1:14)
シャブオートは、以下の二つを記念するものです。
⓪マタン・トーラー(シナイ山でトーラーが与えられたこと)
⓪収穫祭 小麦 新しくされた人、パン種=イエシュアの性質を与えられた人を表す2つのパン、最上の小麦とパン種で2つのパンが捧げられる。
⓪新しくされた人、聖なる民の新しい決意。神の家に属する人として
聖霊を内側に頂いた人として、神の民の性質を生きる決意。
婚姻の誓いと同じです。夫に忠実に生きます!とシナイ山の麓で
イスラエルと異邦人は、神=夫の前にそう宣誓したのです。
だから、ユダヤ人はこの祭りを、婚姻の宴と言い、与えられた神の
教え、神の家の家訓を、婚姻契約と呼ぶのです。その中身は、婚姻
契約用語で書かれた、当時の古代中近東に存在していた宗主条約書と
そっくりそのまま同じ形式で記された文書だからです。
それが、申命記なのです。
1 祭りの前日は、祈り、自分の生き方を振り返る、そして悔い改め、
神の教えから外れた生き方を点検し、軌道修正することに時間を
費やし、新たな啓示、指針を神から受ける準備をします。
「真理によって彼らを聖別してください。あなたの言葉は真理です。」(ヨハネ 17:17、)
2. 主要聖句を読む
トーラーとブリット・ハダシャ~(福音書=黙示録)の朗読のための
スケジュールを作成します。
⓪ トーラー:出エジプト記 19–20章、申命記 16:9–12、
レビ記 23:15–22
⓪預言書エゼキエル書 1:1–28、3:12又はハバクク書 2–3
福音書〜使徒行伝 1–2章、ヨハネ 14–16章、ヘブル12:18–29
対話形式で進めます。これらの聖句が今日の生活とどのようにつながっているかについて、声に出して読み、話し合い、熟考します。
3. ルツ記を読む
シャブオットにはルツ記を読むのが伝統的です。
この朗読が意味深い理由は次のとおりです。
物語は大麦と小麦の収穫期に起こり、シャブオットの農耕期と一致しています(ルツ記 1:22; 2:23)。
モアブ人ルツはナオミとイスラエルの神に従うことを選びました。これは、異邦人も、契約の民に加わることを象徴しています。
(ルツ記 1:16)。
巻物はダビデ王の系図で終わります。ダビデの生誕と死は伝統的にシャブオットと結び付けられ、最終的にはメシアであるイェシュアへと導きます(マタイ 1:5–6)。
ルツはヘセド(慈愛、憐れみ)の模範であり、シャブオートで祝うトーラーの心と契約への忠実さを反映しています。
これらの読書は、夕食時、又はティクーン・レイル・シャブオートの勉強会の一環としてします。
4. 徹夜する(ティクーン・レイル・シャブオット)
ティクーン=修復、正す・レイル=夜 シャブオット
多くのトーラーをガードし、尊重するユダヤ人、メシアニック・ユダヤ人、そして同様にイエシュアの教えたトラーを愛してガードし、
生きる人は、イスラエルがトーラーを受け入れようと熱心に望んだように、徹夜でトーラーとイエシュアの教えを学びます。
以下のことができます。
・十の言葉を声に出して読む(出エジプト記 20章 )
・イエシュアの山上の垂訓を学ぶ(マタイ 5-7章 )
・使徒行伝 2章 の一部を読み、家庭における家族の中で、神の教えを生きて修復されることを祈る
・ルツ記を読書に取り入れ、贖罪と契約の愛というテーマについて深く考える
5. 感謝の初穂を捧げる
神殿は今はもうありませんが、レビ記 23章17節の戒めを次のように守ることができます。
• 最も良いもの(お金、農産物、自家製パン)を捧げ物として取り分けます。
• 困っている人、未亡人、孤児を支援します。
• 神の恵みに感謝を声に出してささげます。
6. 祝祭の乳製品料理を楽しむ
乳製品を食べることは伝統的であり、「乳と蜜の流れる地」と
トーラー〜神の言葉、教えの栄養豊かな甘さを思い起こさせます。
次のような料理を用意します。
• チーズケーキまたはブリンツ
• キッシュまたはブレカ
• 新鮮なフルーツとハラ
料理に祝福を祈り、神の恵みを思い出しましょう。
7. 聖霊(ルアハ・ハコーデシュ)の導きを新たに招き入れましょう
使徒言行録 2章を読み、以下のことを祈りましょう。
• 聖霊(ルアフ)により、神の中シャロームの中に留まり続けることを教えられること。
• ユダヤ人と一般の信者の一致
私達の生活、生き方を通して、周りの人が、イエシュアの実態、
芳しい香りを、受け取ることができる生き方をしましょう。
ろうそくに火を灯し、賛美歌を歌い、音楽とともに礼拝を行い、
神聖な雰囲気を作りましょう。
8. 家族を祝福し、教えましょう わたしの教えを子供たちに伝え、
シャブオートについて教え、トーラーとルーアハが共にメシアに
おける歩みを導く方法を説明しましょう。
「これがわたしが結ぶ契約である。わたしは彼らの内にわたしの
トーラーを置く。まことに、わたしはそれを彼らの心に書き記す。」 エレミヤ 31:32
9. 感謝を捧げることで締めくくります。
ハレル (都上りの歌〜詩篇 113–118 ) 又は個人的な挨拶でお祝いを
締めくくりましょう。
神に感謝する賛美の詩篇:
シナイでの彼の忠実さ
エルサレムでの聖霊の与え
イエシュアを通しての彼の継続的な契約の愛
シャブオットのためのヘブライ語の祈り
祝い方です。
1. キャンドルの灯りの祝福 הָעוֹלָם, אֲשֶׁר קִדְּשָׁנוּ בְּמִצְוֹתָיו וְצִוָּנוּ לִזְכּוֹר וְלִשְׁמוֹר אֶת ww הֵינוּ מֶלֶ wwari אַתָּה יְיָ אֱ ll意味 .הַמּוֹעֵד הַזֶּה
バルーク・アタ・アドナイ・エロヘイヌ・メレク・ハオラム、アシェル・キッドシャヌ ビミツヴォタヴ ヴェツイヴァヌ リツコウ
ヴリシュモウ エト ハモエデ ハゼ
主なる我らの神、全世界の王の王、主の主よ、あなたを祝福いたします。あなたは、その戒めによって私たちを聖別し、この定められた
戒めを覚え、守るように命じられました。
2 バルフ・アタ・アドナイ・エロヘイヌ・メレク・ハオラム、
シェヒへヤヌ ヴィキマヌ ヴヒギアヌ ラズマン ハゼ
主よ、我らの神、全世界の王よ、あなたは祝福されます。
あなたは私たちを 生かし、支え、この季節へと導いてくださいました。
3. ワインを祝福する (キドゥシュ)
הָעוֹלָם, בּוֹרֵא פְּרִי הַגָּפֶן ww הֵינוּ מֶלֶ ww אַתָּה ה' אֱ
バルーフ・アタ・アドナイ・エロヘイヌ・メレク・ハオラム、ボレイ・プリ・ハガフェン。
私たちの神、宇宙の王、主よ、ブドウの果実を造られた
あなたは祝福いたします。
4。パンの祝福
バルフ アタ アドナイ エロへイニュ メラフ ハオラム
ハモチ レヘム ミン ハアレツ アーメン
大地から、パンを生み出した、全世界の王の王、主の主である
あなたを、祝福いたします。
Chag Shavout Sameach!

