ユダヤ人に対しての迫害の歴史は、余りキリスト教内、
クリスチャンの間では教えられて来ていない事だと思います。
西洋宗教がどの様に出現したのかの経緯も、語られる事も
無いと思います。
2000年以降は、新しい教えに変化した、古い律法は
終ったという都市伝説を信じているからだと思います。
預言書、諸書、福音書から黙示録までの全ては、
トラーのみを指して語っている事実に気がつけば、
真実が見えて来ます。
そして、ヘブライ人が何たるか?が分かれば、
西洋思索の教えなど、聖書記者らが微塵にも書いてない、
話していない事にも、気がつく事が出来ます。
西洋とヘブライは、全く違うものです。
第二次世界大戦中のナチスドイツの、ホロコーストは
多くの方々に知られる所だと思います。
イエシュアが来られる前の時代も、後の時代も、
常にローマ政府からの弾圧があったのです。
神の言葉を捨てて、異教の神々の教えを生きる人達の
ライフスタイルと同化せよという、イスラエルへの
強要。それに迎合しない場合は、迫害、処刑です。
その裏には、別の霊、神の子らが神の言葉を、
忘れて生きる様ずっと煽動している力が存在するからです。
イスラエルの神の家=神殿を、イスラエルの神に属さない
ものを持ち込み、神の仰せとは違う事をパフォーマンスし、
汚されてしまう。
イスラエルの神の子らの姿とは、別の生き方を強要される。
神の言葉を捨てよと命令される。
1世紀は、神殿破壊、それに伴うヘブライ人イエシュア信者の
離散。その後は、西洋新宗教界からの弾圧など。
屋根の上のバイオリン弾きでも知られる、ポグラム。
ロシア語で、パグローム=погром とは、
ロシア語で「破滅・破壊」を意味する言葉です。
加害者の如何を問わず、ユダヤ人に対し行なわれる
集団迫害行為。殺戮・略奪・破壊・差別です。
ロシアでは、コザック兵によるユダヤ人殺戮が繰り広げられる
度に、別の町、別の国にユダヤ人が命からがら逃れて行く。
その様な、迫害の繰り返しの歴史があるのです。
1882年ロシアのアレクサンドル3世が公布した法令は
ユダヤ人の3分の1は国外追放、3分の1はキリスト教に
改宗、残りのユダヤ人は処刑と言う残酷な振る舞い。
友人の知り合いの方の体験。
その方の祖母にあたる方が、9月のローシュ ハ シャナー
で息子達と、夫が帰ってくるのを、お祭りの料理を造りながら
それは心待ちに家で待っていたそうです。
明日は、息子達、夫が帰ってくる日。そして楽しい祝い日の
祝宴。日本で言えば、正月の食卓。
ローシュ ハ シャナーとは、ユダヤ暦の第七の月の1日から
ヨム キプールが始まる10日間です。
最初の1、2日を祝いのごちそうで祝うのです。
秋の仮庵の祭りがある前に行なう祝い日です。
母は、愛する息子達と夫の帰りを、喜ばしい新年の祝いの日も
重なり、たくさんのごちそうを造ってウキウキワクワク
待っていた。
その時に、ロシア兵数人が、家の中に入って来た。
何か飲むものと、食べ物を出しなさいと彼らが命令して来た。
何か緊張感溢れる様子。低い声で仏頂面。
喜び楽しみが内側から溢れる母は、どうぞどうぞと、
造っているごちそうや飲み物を、ロシア兵に振る舞った
そうです。
そして、黙々と食事をしていたロシア兵達が、
その家のお母さんに、こう言ったそうです。
”今日中に、必ずこの町から出なさい。”
何故かは、そのロシア兵達は言えない。
その母はこう答えたそうです。
”いいえ、明日は息子達と、夫が帰ってくる日ですよ。
しかも、ローシュハ シャナです。この家から去るなんて
出来ませんよ。”と何も知らない母はそう答えたそうです。
そこの家に居る女の子供も、もちろん母と一緒に
家から去って、祭りの前に、そして大好きな兄達とお父さんが
明日帰って来るのに、どこか別の場所に行って留守になどでき
ません。
この次の記事は、目を背けたくなる様な
内容もあるので、読まれたく無い方は、
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続く