4世紀に出現したローマ皇帝宗教の残した爪痕 | "永遠の中から” 私たちは どこから 来たのだろう?

"永遠の中から” 私たちは どこから 来たのだろう?

何の始まりもない 永遠の時から
主ご自身のみが 存在していた
懐かしい 故郷 エデン

全く一つ、エハッドであるイスラエルの神
イエシュアの永遠の完了の業で、救われて
新しい人として生きる ヘブライ語原典聖書
からの発見記録

以前にも何度か記事に書いていますが、4世紀は、

トラーを捨てて、新しく作り出された教えが出現した、

西洋宗教歴史の中での決定的ターニングポイントの

時です。

 

永遠不変のヘブライの世界の神の言葉、契約が、

”ローマ皇帝”創作する教えに、乗っ取られて行って

しまったのです。

 

紀元306年、ローマ皇帝コンスタンチヌスが、

異邦人イエシュア信者達が、ヘブライ色、ヘブライ背景から

離脱して、トラーを捨てた教えに生きる事をしていた、

その教えの内容に改宗した事に始まります。

 

プラス、このローマ宗教を、皇帝コンスタンチヌスは、

当時大衆の宗教でもあり、自分自身も太陽神の信仰を

していたので、コンスタンチヌスが慣れ親しんだ宗教の

教えをふんだんに、この異邦人クリスチャン達が信じる宗教

=既に、トラーの教え、ヘブライ色を削いで、捨てた教えの

中に付け足して、自分なりに創作した宗教を造ったのです。

そして、これを、国の公認の宗教としました。

皇帝が言えば、誰も反対出来ません。神の言葉には

無い教えが、ふんだんに盛り込まれてしまいました。

 

異邦人イエシュア信者に取っては、コンスタンチヌスが、

国の宗教として、制定するまでは、迫害と差別の時代

だったものが、一夜にして、自分達の立場、迫害の立場が

終焉されたのです。宗教の市民権獲得となったのです。

今度は、逆にその出来事が、ユダヤ人イエシュア信者達、

またはユダヤ人に取っては、差別と迫害の歴史の

始まりになったのです。

 

エルヴィラ会議<紀元305年>で、ユダヤ人と、

異邦人クリスチャン達とは、分離するべしと布告されました。

1 ユダヤ人と異邦人クリスチャン達は、食事を共にしない。

2 ユダヤ人との結婚を禁じる

3 ユダヤ人の土地、田畑を祝福するべからず

4 トラーにあるシャバット=週の第七日目を破棄、

祝ってはならない

そして、紀元315年 ミラノ勅令が公布されました。

ローマ皇帝は、ローマ宗教を信じる人達を擁護する、

ユダヤ人とそのシナゴーグは非合法、違法としたのです。

そして、シャバットをガードするユダヤ人達を、

火あぶりの刑で、殺戮して行ったのです。

 

この事実に注目すると、神が第七日目のシャバットを

イエシュア昇天以降変更したのではない、聖書にも

安息日が変更された記述もない。

只人間が、勝手に変えてしまったと言うのが、

本当の事実であるのです。

 

ローマ皇帝新宗教が出て来た事で、ユダヤ人の迫害の歴史の

路線が増々深く、作り上げられて行ったのです。

そして、ユダヤ人に不利な法令が造られたのです。

 

1 ユダヤ人達がトラー=神の言葉を信じる事、古代からの

特権の剥奪

2 ラビ達の司法権の廃止、制限

3 トラー=神の言葉を信じる<創世記からマラキまで>

勧誘行為の禁止、トラーを教えている事が分かれば、

即死刑。

4 ユダヤ人を、ローマ帝国内で、重要な役職、

公務、軍役に付かせない

 

詰まり、人間が神の言葉=聖書の最初の三分の2を教える

事を禁止、死刑を以って、禁止、廃止した事実があるのです。

 

私達は、神が創世記からマラキまでは破棄されたと

教えられていますが、人間の歴史の中で、人間が神の言葉を

生きる事を、禁止し、それを信じる、教える人達は、

死刑にまでなった、この暗黒時代。

それが、本当の事実であるのです。

永遠不変の神の言葉と言う神の御口から、宣言された事実に

照らし合わせると、なるほど、この様な人間の勝手な創作の

おかげで、神の言葉の真実が、くらまされて行った、

覆い隠されて行った事が明らかに理解出来て来るのです。

 

紀元321年、ローマ皇帝コンスタンチヌスは、

”栄光ある輝かしい太陽の日”を礼拝日と変更したのです。

こうして、異邦人イエシュア信者達は、聖書に書かれた

”在りてあるお方”週の第七日を、週の第一日目に変更する

事に迎合し、レビ記23章にある、神デザイン、

主催の記念日を一切排除、祝う事を禁じ、ユダヤ人信者達と

増々溝と亀裂と、分裂を深めて行ったのです。

 

そして、紀元325年、ニカイア会議でも、神の聖なる日

”シャバット”週の第七日目を、決議で、週の第一日目と

する事に決定したのです。

 

ここで、理解しないとならないのは、私達が疑いなく

信じている、2000年以降、イエシュアが昇天したため、

シャバットの曜日が、週の第一日目に変更されたとする、

歴史上一番誤解された只の都市伝説を

神の言葉の真実とは異なると言う事を、

まず認める、理解しないとならない事です。

人間が勝手に決めただけの事なのです。神の言葉の事実が、

人間の票数や支持数で、会議で勝手に決められた。

そう言う事なのです。

 

でも事実は、このシャバットの曜日変更の件に関しては、

この会議以降ずっと議論され続けられていたのです。

神の言葉に手を加えて変更する事に、抵抗感じる、

決して、人間がその様な事をやってはならない事だと

聖書に書いてある、分かるから、その様な冒涜に対して

罪悪感を感じる教父達も存在していたからです。

しかし、一夜にして、ローマ西洋宗教は、ローマ皇帝に

より、絶対的権威の座に座る事になってしまったのです。

進化論が只の仮説とダーウインが最後に告白、宣言しても、

それが、事実であると世界に浸透してしまった様に。

 

そして、ユダヤ人信者達に対して、報復、迫害の路線を

歩むのです。

異邦人教父達の唱える、反ユダヤ主義を推進して行って

しまうのです。

 

この時を境に、神の言葉の排除と共に、ユダヤ人、トラーに

対する暴言、攻撃、悪意は拍車をかけて増殖し、ローマ帝国

内では、ユダヤ人に対しての悪意をまき散らす行為を、

行なって行ってしまうことになるのです。

 

続く